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びー。@ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2008.10.01
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カテゴリ:洋画(わ行)

原題: MEIN FUHRER - DIE WIRKLICH WAHRSTE WAHRHEIT UBER ADOLF HITLER

監督・脚本 : ダニー・レヴィ

出演 : ウルリッヒ・ミューエ 、 ヘルゲ・シュナイダー 、 シルヴェスター・グロート 、 アドリアーナ・アルタラス 、 シュテファン・クルト


鑑賞劇場 : ル・シネマ


公式サイトはこちら。




<Story>



1944年12月、連合軍の進攻によりナチス・ドイツは劣勢に陥っていた。
そんな中、宣伝大臣ゲッペルス(シルヴェスター・グロート)は、新年に行われるヒトラー(ヘルゲ・シュナイダー)の演説を成功させ、国民の戦意を高揚させようと試みる。
しかしヒトラーは心身共に衰弱し、自信喪失状態。

そこでゲッペルスは、かつてヒトラーにスピーチ指導をしていたユダヤ人俳優グリュンバウム(ウルリッヒ・ミューエ)を収容所から呼び寄せる。
戸惑う彼だったが、他に道はない。
敵を教える苦悩の中、事態は意外な方向へ…。


わが教え子、ヒトラー - goo 映画
わが教え子、ヒトラー - goo 映画






<感想>

この日2本目。
昨年、自分の鑑賞映画で第1位だった『善き人のためのソナタ』に出演し、絶賛されながらも、若くして昨年逝去したウルリッヒ・ミューエ。
彼の演技が大好きなので、遺作ともなるこれは鑑賞したいと思っていました。



第2次世界大戦末期、ヒトラーに威厳を取り戻して年頭の演説を成功させるために、演説の指南をした人物が実際にいたらしい。
その設定をユダヤ人に変えたというのが本作品。


ナチスに対抗する勢力側から描かれた映画を観ることは多いのですが、こうして内部事情をさらけ出すようなものは初めてです。
戦局の悪化に伴い、独裁者だって自信喪失したりするのはごく自然なんですが、如何にしてそれを周囲に、国民に悟られないようにしていくのかは、戦意高揚のためにはどこの国だってするものでしょうね。




わが教え子、ヒトラー





勝利のためなら手段を選ばない。例えそれが、迫害しているユダヤ人の手を借りなければいけないとしても、ヒトラーが国民を高揚させられるならば。
互いの憎悪を利用させる、ゲッペルスの策略も、人間心理の痛い所を突いています。


ユダヤ人にとっては、憎しみの象徴のようなヒトラー。ですがグリュンバウムは彼に、愛への渇望を見て取ります。
「こんなに愛に飢えているのに・・・」
家族と暮らせない自分たち民族も同じく愛に飢えている。
飢えさせた張本人を救うことが、自分たち家族の愛につながる。しかし民族的には到底それは我慢できない・・・。
グリュンバウムの葛藤が始まります。



グリュンバウムは家庭人として家族を守りたかったと同時に、民族としての誇りも失いたくなかった。それがあのラストにつながっていくわけです。
彼にとっては辛い選択であっただろうし、そうしたとしても果たして家族が安泰だったかどうかはわかりませんが・・・。
両方の狭間で悩みながら、だけどヒトラーだって同じ人間だったということを彼は飲み込んで、自分1人で全てを背負って行ったのでしょう。


彼の任務が終わった後、一体彼はどうなるのかと、この映画を観ながら自分は考えていて、わかってはいるんですが無慈悲な立場を見るのはちょっと辛かったです。
コメディタッチの場面もたくさんあったんですけどね。 それは専らナチスの矛盾を突いたものとなっていました。


エンドロールで、今のいろんな年代のドイツ人達に、「ヒトラーをどう思うか」と訊ねています。
小さい子は「知らない」、年寄りは「言いたくない」「話したくない」と。
そして「グリュンバウムって知ってる?」という質問には、ほぼ100%が、「知らない」「何それ?」という反応でした。
そのくらい歴史に埋もれてしまっている事柄なのですが、こうして脚色して考えてみるとなかなか考えさせられるものがありました。


ウルリッヒ・ミューエの演技。やっぱり好きですね。
彼自身の生い立ちがもう、ある意味現代の東欧史が色濃く影響しているだけに、考え方や演技などにも自然と彼の姿勢が表れているような感じです。
もっと長生きしていただきたかった。 合掌。




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今日の評価 : ★★★☆















Last updated  2008.10.05 22:06:02
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