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みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2008.11.25
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カテゴリ:洋画(あ行)

原題: EL ORFANATO/THE ORPHANAGE

監督: J・A・バヨーナ

出演: ベレン・ルエダ、フェルナンド・カヨ、ロジェール・プリンセプ、
ジェラルディン・チャップリン、マベル・リベラ


試写会場 : 一ツ橋ホール
(2008年12月20日公開)


公式サイトはこちら。




<Story>


海辺にある孤児院で、仲の良い友達と幸せな子供時代を過ごしたラウラ。
あれから30年、ラウラは夫の医師・カルロスと7歳の息子・シモンと共に、
長い間閉鎖されていた懐かしい孤児院を、障害を持つ子供たちのための施設として再建したいという夢のために、買い取り移り住んでいた。

シモンは、その神秘的な館の中で創造力を膨らませ、独自の空想の世界を楽しんでいた。
だが、施設の開園を間近に控えたある日、入園希望者を集めたパーティの間に、シモンが忽然と姿を消してしまう…。
シモンを探すうちに、ラウラはこの館に潜む目に見えない何かを感じ始める――。

(cinemacafe.netより)




<感想>

試写状を譲っていただくことができ、行って来ました。
これはギレルモ・デル・トロ監督プロデュースということで、
『パンズ・ラビリンス』は未見な私としては、テイストがわからなかったらどうしよう・・・ とちょっと心配でしたが、そんなこともなく、映画に引き込まれていきました。




もう設定からして怖そうです。
孤児院、古びた洋館ですもん。
フィルムの感じも、いかにもこれから何か起こりそうだよ。。。 という雰囲気です。




永遠のこどもたち





子どもの持つ無邪気さ、残酷さ、したたかさは、子ども特有の純粋さと掛け合わせれば、
大人では想像もつかないような行動になってしまうことが間々ある。
それが、この物語の遠い発端なのであるのだけれど。

「見えないものが見える」という感覚は、それ自体があまりにも現実離れしているため、
大人であれば笑い飛ばしたり、ごまかしてすり替えててしまいがちだが、
その奥に、スピリチュアルな世界を汲み取ることができるのも、
子どもならではの「研ぎ澄まされた勘」なのだろうか。

「霊」というものを考える時、
それは、「念」そのものだといつも思う。
この世に生きているものの念、そして死者の念。
念じて、それが叶えばいいのだけれど、
叶わなかった願いは、その念自体が乗り移ってしまうような「超常現象」のようなもの、
言葉では説明できないようなものも、
この世の中にはあると、私は個人的には思っている。




それにしても。
こと、子どものこととなると、母親というものは変貌するのだなということを、
この映画でまざまざと見せつけられてしまう。
実際に私自身、母親であるのだけれど、
果たして、子どものためにどこまで自分を投げ出せるかと問われると、
正直、答えに窮してしまう。
でも、実際に子どもが困っていたら、絶対に見捨てないで助けてやろうという気持ちはもちろんある。
その場合も、どこまで助けてやればいいのか考える。
手を出し過ぎてもいけないし、肝心な時に肝心なことがフォローできてなければ意味がない。

ラウラにはラウラの事情があって、シモンをフォローできなかった。
でもそのできなかったフォローこそが、シモンが最も必要としていたものだとするならば。
噛み合わなかった、たった一瞬の気持ちのズレが、
その後の悲劇へと結びついて行ってしまう。

なぜこんな事態になったのか。
子どもがトラブルに巻き込まれたら、親は当然としてその時点まで遡る。
記憶をたどって、子どもが必要としているものを探しに行く旅。
それは、実際に子育てしている人ならば、自然と誰でもやっていることだろう。
だがしかし、あまりにも子どもばかりを深追いするあまりに、
"point of no return"、帰還不能な地点まで行きついてから、
初めてそれが行き過ぎだったことに気がつくのも、親のやってしまいがちなことでもある。
もしかしたら、自分がそんな自体に陥ってしまって、
親子ともども引き返せなくなっていることにすら、
子どもに夢中になっている時にはわからないものかもしれない。

私はどうなってもいい・・・。
子どもさえ助かれば。
そんな想いが、女には、動物の本能として備わっている。
「あなたは強い母親よ。シモンのためにどこまで行けるかよ」という、
女霊媒師(→ チャップリンの娘さんだそうです)の言葉。
果たしてどこまで、子どものために自分を犠牲にできるのか。
見えないものを見て、子どもたちの叫びを聞いてしまったら、
もう後には戻れなくなってしまうのだろうな。。。 と、
本能としての自分と、現実の自分との境界について、考えさせられた作品でした。






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今日の評価 : ★★★★☆



 












Last updated  2008.12.29 23:49:45
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