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2009.01.30
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カテゴリ:洋画(ら行)

原題: REVOLUTIONARY ROAD

監督 : サム・メンデス

原作 : リチャード・イェーツ

出演 : レオナルド・ディカプリオ 、 ケイト・ウィンスレット 、 キャシー・ベイツ 、 キャスリーン・ハーン 、 マイケル・シャノン


公式サイトはこちら。




<Story>


1950年代のアメリカ、コネチカット州。
フランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)のウィーラー夫妻は、閑静な住宅街に暮らし、子供にも恵まれた理想のカップル。
しかし、甘い新婚時代の暮らしも次第に色あせていく。

演劇志向のエイプリルは地元の劇団の舞台に立つが、芝居の出来が悪く夫婦で口論に。
一方フランクは、しがないセールスマンの仕事にやるせない不満を感じていた。
そんな時エイプリルが提案する。
「みんなで、パリで暮らしましょう」と…。


レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで - goo 映画
レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで - goo 映画






<感想>

実はこの日、1本試写があったのですが、
時間が空いたのでせっかくだから・・・ と、その前にこれを鑑賞。
やっぱり待ち切れないし、お休みの予定の間に、
明日からも続々封切りだもん。
早くしないとスルーになっちゃいます。

敢えて、みなさんのレビューは読んでいません。
何となく雰囲気悪そうなご夫妻、というくらいの情報しか入れないで、行きました。
一昨年、ケイトの『リトル・チルドレン』に大変共感して、
その年のmyランキング第3位に入れてしまったくらいでして
両作品とも、夫婦の問題を扱うという点では共通しているだけに、
等身大の女性の感覚を演じさせたら、雰囲気ありすぎるくらいの彼女だけに、
果たして今回は何を見せてくれるのだろうか? と、期待半分、不安半分(!)でした。




50年前のアメリカという設定です。
まだまだ女性の社会進出が難しかった頃です。
結婚して郊外に家を買って、でも忘れられなかった夢を追いかけたくて、
エイプリルは提案する。
パリに移住しましょう! という展開になっていきますが・・・。




レボリューショナリー・ロード
(C)2008 Dreamworks LLC. All Rights Reserved.





冒頭の口論のシーンなどもそうなのですが、
この提案もまた然り、
全てはエイプリルが仕掛けているように思えます。
そしてその仕掛けが、観ている側からすると、実に甘い考えに感じられます。
非常に現実的ではないことです。
ほんのちょっと、フランクが芝居の評価を口にしただけで、
烈火の如く、その場に関係ないことまで持ち出して罵るエイプリル。
挙句の果てのパリ移住。。。
彼らはフランス語ができるのかどうか、
また本当に政府機関の秘書になれる保証があるのかなんて説明は、
一切観客にはされていない。
エイプリルは、「私が提案したことは、まるで全ての解決策なのよ!」と言わんばかり。
もしもフランクがこの話に乗らなかったら、
この映画はもっと早くに荒れ模様になっていたに違いない・・・
というくらい、お見事に意見を通すエイプリル。

彼らの結婚生活のキーワードとして考えられるのは、"immature"、
「成熟していない」ような感じなのです。
何となく「無限の可能性を感じたから」結婚して、
そして子供ができてしまって。
望んだ妊娠だということを証明するために家を買う、というのも、
ご本人たちは十分に考えたつもりでも、観ている側からすると、行き当たりばったりにしか思えない。

・・・と、かなり厳しい見方がある一方、
所詮、若さというものは、勢いや経験不足、見通しの甘さがあるから、
ある意味、行き当たりばったり的なことは致し方ないのです。
また、当時の社会情勢も考慮する必要もあります。
結婚した女性が当時できること、選択肢が、果たしていくつあったのだろうか。
あれもしたい、これもしたい、と夢を描いていても、
結局は専業主婦にならざるを得なかった、そんな彼女たちの現実が見えてきます。
私はこんなはずじゃない、こんな所にいるべきじゃない。。。
エイプリルはその想いだけが膨張していったのでしょう。

一方の、夫のフランク。
彼は彼なりに、当時の男性としては、精一杯家族を守って身体張って生きている。
何か知らないけど、妻は不満らしい。
だけど妻が一体全体、何に不満なのかがわからない。
そんな夫たちの疑問、これはそのまま、現代にもつながってはいやしないだろうか。
そしてそんな「わからない夫たち」と暮らす妻たちは、
その、「『わかっていないこと』に対しての不満」を募らせていっている
フランクとエイプリルもそうだが、わからないわからないと言っているカップルは、
まず間違いなく、必要なことを話し合ってはいない。
コミュニケーションの不足が生む悲劇。これで悩む現代人がどれほど多いことか。
そして家の中で、どうしようもない行き詰まりを感じると、
激情にかられて、普段の自分なら絶対にしない行動を重ねていくのも、
人の弱さなのだろうか。


キャシー・ベイツ演じる不動産屋ヘレンと、その夫、そして息子ジョン。
彼らの存在も、ウィーラー夫妻にとっては、
時に監視であったり、事件への引き金であったり。
心の底に、澱のようにたまっているもの、見たくないもの、
ほじくり返すと地雷なので触れないこと。
そのことに、息子のジョンは、傷口に塩を塗りたくるように突っつきまくる。
人とのコミュニケーションがうまく取れない代わりに、人の心が読めてしまうという矛盾が、
矢のように夫妻に突き刺さってくる。
そしてその息子がいることに引け目を感じつつも、
実は息子を認めない人物に対して、拒絶し、批判しているヘレンのような存在も、
専業主婦にとっては、目の上のたんこぶみたいなものではなかろうか。
主婦の愚痴やヒステリーが始まったら、まともに相手にしないで、
聞いているふりしてりゃいいや・・・ と受け流すヘレンの夫のように、
適当にやっていればどうにかなる、という処世術? だけで暮らす夫婦って、
別にいいんだけど、虚しい。



専業主婦を都合13年間続けた身としては、
「エイプリルのそういう気持ち、roseさんはわかるんじゃないんですか?」
ともしも聞かれたら、
とりあえずYesとは答えるけど、not completely ですね。
私も、その時その時、最善と思われることを精一杯してきたからわかるけど、
独身とは違って、もう自分1人ではないから、家族がいるから、
その基盤を根底からひっくり返すような行動は、できないかな。
私が一番気になったのは、エイプリルが子どもに対して、真剣に愛情を持っていたのかということです。
劇中のセリフにも出てきますが、
仕方がないから家を買いました・・・みたいな感じでは、
パリに行っても、このまま留まっても、
家族は壊れるような気がする。
子どもは何も知らないし、罪もないから、
その子たちをも巻き込んでしまうような言動には、ちょっと共感できかねる部分ありですね。
そして、フランクの存在も、条件付きの愛情、という感じでして、
エイプリルはそこまで自分が可愛かったのかな? と思ってしまいました。



この映画はとにかく、独身者には勧められない。
この後、試写会でご一緒した方がたまたま独身でしたが、
彼女に、「やめた方がいいよ・・・」と、思わず言ってしまった(笑
どんなものを見たとしても、聞いたとしても、
自分たちは自分たちの進むべき道がある、という信念を持った人なら、
観ても大丈夫かも。
ご覚悟を。





*******************************




今日の評価 : ★★★




 













Last updated  2009.01.31 00:50:53
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