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rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2009.07.29
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観劇の楽しみの1つには、かなり前からチケットを取って、

ワクワクしながら待つことも入るんじゃないかなと思っています。

そのくらい前から楽しみにしていた舞台、観に行ってきました。




公式サイトはないようですのでこちらを。





BLACKBIRD 1
BLACKBIRD 1 posted by (C)rose_chocolat





会場は、世田谷パブリックシアター。

場所は知っているのですが鑑賞は初めてです。

ビルの中という制約もあってか、縦に大きくしているような劇場で、

内部は黒と茶色でまとめたシックな印象。

客入りは9割くらいでした。





お芝居は、15年前の少女誘拐未遂事件を下敷きにしたもの。

2007年ローレンス・オリビエ賞最優秀作品賞を受賞した、デビッド・ハロワー作品を、

日本で栗山民也さんが演出したものです。

訳はシェイクスピア翻訳で有名な、小田島雄志さん。




BLACKBIRD 2
BLACKBIRD 2 posted by (C)rose_chocolat





舞台は約2時間、内野さんと伊藤さんの2人だけのお芝居です。

たっぷりなダイアローグですので、注意して聞いていないとあらすじがわからなくなっちゃいます。

2時間休憩なしでたった2人で演じるって、相当な気力体力演技力が必要とされるんだろうな・・・ と感じますね。

そんなに近い席ではなかったんだけど、汗びっしょりになっているのがわかる。

自分はほぼ内野さんがお目当てなのですが(笑)、彼の円熟さで伊藤さんを引っ張って行ったというところでしょうか。

内野さんは、過去に起こした過失を振り払いたくてもなかなか脱却できない中年男性を、

伊藤さんも、風見鶏のように心境が変わる女性、ウーナを熱演していました。

この伊藤さんの衣装がすごかった。




・ひざ上20センチの、黒のマイクロミニスカ
・その上に濃いオレンジの、短い丈のブラウス
・マイクロミニスカかと思いきや、ブラウスのボタンを取ると、それがキャミソールになっている




・・・・ ちょっと想像すると凄いかも。w

この衣装で、アクションのような演技をされてました。

ウーナの、ずっとトラウマを抱えて生きてきた、幼くも不安な心。

時にそれがエキセントリックな行動に表れてくる、という役です。





明確な答えと言うものはこの演出にはなく、そういう意味で、小説的な手法だなと思いました。

観た人それぞれが考えるラスト。

ちょっと突き放されたように感じるかもしれません。

自分を長い間呪縛してきたものからの解放は、その傷が深ければ深いほど本当に難しく、

単に傷を負わせたものに求めても、必ずしも元通りになるとは限らない。

自分だけが背負ったと思った重荷を、実は相手も形を変えて背負ったことは見えなくて、

自分だけの重荷だとして相手を恨むことしかしていなかったり。

些細なことかもしれないけど、伝えることでその重荷が軽くなるのなら、そうすればいい。

何か日常でもこういうことはありそう、と感じた次第です。

自分だけが。。。 と思いながら暮らしていると、

相手が傷を負っていることすら思い及ばないものなのか? と、考えてしまいますね。

悪いのは相手の方が比率が高いんだけど、自分だけが全面的に被害者だと思いこんでしまう。

そういう状況で相手の傷まで見えるほど、普通は心は広くないから。

そのあたりの心理描写を、舞台で一瞬のセリフで表現するのはなかなか難しいのですが、

お2人ともこの役を、きっと熱心に研究されたんだろうという足あとは随所に感じられました。





私、この日は実はあまり体調が良くなかったらしく、

終盤にきてちょっと具合悪くなってしまいました。

我慢したんですがもう無理! と判断して、中座。

ロビーで少し休んで、エンディングで入れていただきました。

途中で退席すると、再度は入りづらいですね f^^;

すいませんすいませんと何回も言うと悪いので、端で空いている席をお願いして、

ラストまで座らせていただきました。

よかった~。

一番肝心なところ観れたので。







   













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Last updated  2009.08.01 18:22:01
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