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カテゴリ:洋画(か行)
原題: TAKEN 監督 : ピエール・モレル 製作・脚本 : リュック・ベッソン 出演 : リーアム・ニーソン 、 ファムケ・ヤンセン 、 マギー・グレイス 、 リーランド・オーサー 、 ホリー・ヴァランス 公式サイトはこちら。 <Story> 17歳になったばかりのキム(マギー・グレイス)が、友だちと初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。 まさに誘拐される瞬間にキムと携帯電話で話していた父親のブライアン(リーアム・ニーソン)は、自らの手で犯人たちを地獄の果てまで追い詰め、娘を奪還しようと決意し、単身パリに乗り込む。 誘拐犯はアルバニア系の人身売買組織だと判明。 政府の秘密工作員として活動してきた経験を生かし、単独で捜査を開始する。 96時間 - goo 映画 <感想> この日の2本目。 マイル貯めるんで続けて観ちゃいました。 ここんとこ(→ というか慢性的に)いろいろ立て込んでるんで、なかなかミニシアター系にも行けないのですが、シネコン系も観たい映画が溜まっちゃってます。 まだ『20世紀少年最終章』も行けてないんだよ。 試写は行ったんですが、ともだちがわかんない状態。 ま、そんなに毎日映画ばかり観てらんないし。。。 書くネタも溜まっちゃってますんで休日に一気書きです。 この映画も、友人たちより「推薦メール」など頂戴しておりまして。 絶賛の嵐でしたので、まずは押さえておかないといけませんね。 リーアム・ニーソンってもしかしたら初鑑賞かもしれません。 私の好きな「枯れたおやじ系」。。。 ww でも今時のアメリカの中年男性はいろいろ訳アリなんだなあと、この序章を見ただけでもよくわかる。 それにしても、キムたちは無防備過ぎ。 元奥も元旦那を粗末にし過ぎって感じしますが。。 あんなに簡単に知らない男にくっついていくのは危ないはずなんだけど分かってない。
「アルバニア系の人身売買組織」という設定なんですが、これの核心に非常によく似たシーンが 『題名のない子守唄』 に出てきます。 これも確か東欧系の話でした。 あとは 『イースタン・プロミス』 でも人身売買を扱っていますし、 『ロルナの祈り』 でも、アルバニアからベルギーにやってくる女性の話でした。 あんまり色眼鏡で見たくはないのですが、実例があるからこその映画化。 旧くは東ローマ帝国の流れを汲む国家も、国際情勢に翻弄されて、ここ20年余りは欧州一の最貧国になってしまっている。 金を求めるところには悪の巣窟もあり、といったところか。 閑話休題。 需要があるから供給も必要になる。 セーヌ河の客船の男たちなどは、同じ人間として虫酸が走るし、また何も知らずに、こうしている間にも騙されている女性たちがいることを思うと本当に胸が痛い。 こうなると警察の癒着というのも妙にリアリティたっぷりに思えてくる。 何が何でも、娘を救いたいという想い。 でも自分のキャリアがあってこその行動だったと思う。 普通の男だったらここまではできやしない。 1つの行動に、二重三重に伏線を張ってある所なんかは見ていて痛快そのもの。 特にフランスの警視? ああいうのはかなりいじめてほしいですよね(笑 とにかく見事な技を繰り出してくれてたし、あり得ないと思うんですがどうにかなるんじゃないかと思わせるスピード感とか期待感も素敵です。 思春期の娘はうちにはいないけど、もしいたなら、日頃からおやじをもっと大事にしなさい! と言ってると思います。 ここまでしてくれるのは、親だけです。
今日の評価 : ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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