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テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:洋画(わ行)
原題: MY SISTER'S KEEPER 監督・脚本 : ニック・カサヴェテス 出演 : キャメロン・ディアス 、 アビゲイル・ブレスリン 、 アレック・ボールドウィン 、 ジェイソン・パトリック 、 ソフィア・ヴァジリーヴァ 、 ジョーン・キューザック 試写会場 : 中野サンプラザ 公式サイトはこちら。 <Story> 11歳の少女アナ(アビゲイル・ブレスリン)は、白血病の姉に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によってこの世に生まれた。 母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じ、アナはこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきた。 そんなある日、「もうケイトのために手術を受けるのは嫌。私の体は、自分で守りたい」と、アナは突然、両親を相手に訴訟を起こす。 しかし、その決断にはある隠された理由があった…。 [ 2009年10月9日公開 ] 私の中のあなた - goo 映画 <感想> あちこちで大きめの試写会が行われており、かなり前評判を耳にする機会も多い作品。 試写会前の情報シャットアウトするのは大変でした。。。 もともと病気ものは苦手なんですが、キャメロン・ディアスのママ役というのもとっても気になるんですよねー。 一体どんなもんかと、その興味で鑑賞。 およそのあらすじは予告ですとかサイトにも出ています。 これを見る限りでは、いかにもアメリカだなあという印象。 だって11歳の子が、自分の実の親を訴えるんですから。 訴訟社会ならではです。 そもそも、ドナーを生み出すために子どもを作るという発想からして違う。 そして、生まれて間もなくから、身体の提供できる部分は提供させられてしまっていて、かつ腎臓移植を要請されているという、日本では考えられない話です。 そのあたりの感覚的な相違点を踏まえた上で、この映画は鑑賞した方がよいかもしれません。 日本で病気ものの映画となると、ひたすらがんばって生きましたという、お決まりのお涙頂戴になるのですが、本作のタッチはあくまでもライトです。 最も、敢えてそうしているかもしれませんが、根底には困っている人に周りが手を差し伸べるという構造がちゃんとしているんでしょうね。 この発想は、『JUNO ジュノ』 にも通じるものがあります。 アメリカでは当たり前のことなんですけど、これが日本ではそこがつながっていなくて、困ったことは家庭内だけで解決しなさいという目線です。 この映画では、1つの困難を周りでも支える姿勢がしっかりしていたのが印象に残る。 病気の子を抱えているのは負担が大きいのはわかるのだけど、あまりその大変さを表に出さない雰囲気で話は進む。 もっともここは映画だからなのかなあ。。。?? 予想では、キャメロン母とアビゲイル娘ちゃんがバチバチ、火花散らして争う。。。 みたいな感じかと思っていましたが、 物語が意外な方向に進んでいく。 そして、このお話の中心は、アビゲイルちゃんというよりも、白血病のお姉ちゃん・ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)だったような気がするんですよね。
同じ病気だったテイラー(トーマス・デッカー)と知り合って、惹かれ合って。 彼と出会ってからのケイトは輝いていました。 そしてそんなケイトを優しく見守る家族もよかった。 今ある限りの時間を精一杯自分らしく過ごすこと。 そのためには協力をを惜しまない姿勢はとても前向きだと思います。 テイラーとのことも、自分らしく生きていくためには絶対に必要な時間だったし、そう思ったら、彼が言った、 「癌になったから、きみに出会えた」 という言葉さえも、愛しく感じられるのだろう。 キャメロン・ディアスは初の母親役ということで、どんな感じかなと思いましたが、かなりいつものキャメロンに近かった(笑 ラブコメとかで見せる、元気一杯、やる気いっぱいの彼女に近い。 弁護士であり母親でありというアグレッシブな設定、かつ初めての母親役なので、やっぱりどうしても従来の彼女のイメージで見がちな部分は否定できないですね。 なおかつ、ケイトのためにアナを納得させようというエゴに近いものが前面に出てましたので、普通の母親とは大きく違う設定もあり、およそ母親というイメージには遠いかも。 母と子の、1対1のスキンシップの部分や、子どものことが好きという場面などが、もう少しあるとよかったかなあ・・・? とも思いました。 アナに対して、あんまり愛情がないのかな? とも思えるくらい、スキンシップは少なかったです。 この映画のマイナスポイントになってしまってたかも。 ビーチの場面。 この映画では一番好きなのですが、台詞がなくて音楽だけで情景を説明しています。 この曲がまた、この場面にぴったりな歌詞だったように記憶してます(字幕がここはなかったんで、詳しくは思いだせないんですが) ここは家族が本当に自由に思い思いに過ごしている場面。 パパ役のジェイソン・パトリックの想いもよくわかるし、それに(しぶしぶですが)ついてくるキャメロン、そして家族たちが無邪気になっていて素敵だった。 ケイトが家族を思いやっているというのがこの映画のポイントになってきます。 この想いがこの映画を支えているんですね。 でも、こんなに家族に優しくできるものなのかと思うと、常日頃からもっと優しくしてあげないといけないかなーなどと、我が身を振りかえってみたりしました。 アビゲイルちゃんもすごくしっかりとして来て、頭の回転が早いんだなと思える場面もたくさんありました。 自分を冷静に見つめて、家族のためにどうしたらいいか、小さいながらも懸命に考えている。そんな微妙な立場をうまく演じていたと思います。
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CMでバンバン予告してる映画ですよね。
わたしも病気者苦手なんですよね。 動物モノと・・・ 11歳の子供が自分の親を訴えるなんて ほんまアメリカって感じやね。 ★4つですか・・・ DVD化されたら絶対見てみよっと。 最近DVDハズレばっかなんよね。 なんかスカッとするのないかな。 (2009.10.04 23:23:39)
おこんば~ん
私も病気・動物ものは本当はダメなんですが、これはそれっぽくはなかったよ。 割と意外な方向に話は進んで行くし、後味いいよ。 おすすめDVD、あとで書きに行くよーん。 (2009.10.04 23:36:58)
子供が親を訴えるってホントいかにもですよねぇ。良くも悪くも個人の権利が確立してるっていうか。実はこのアナを見てて、ちょっとイラッとしちゃいまして。小生意気な子供を見るとどうも苦手なんですよ。もっとも、それは上辺しか観て無かったってことが後で解る訳なんですが。
この作品は皆さん色んな想いを抱きながら観ると思うのですけど、私はお父さんのジェイソン・パトリックに感情移入しちゃいました。ダンスパーティーに行くために目一杯オシャレしたケイトを見るお父さんの目が、優しさと哀しさが混ざったような感じで胸が熱くなっちゃって…。母の想いとは別に娘に対する父親の想いって独特のものがあるでしょうしね。 ニューヨークプレミアの様子をケーブルで見たのですが、子供たちはみんなそれこそパーティードレス着てるんですけど、まだ服に着られてるようでちょっとおかしかったです。(笑) (2009.10.04 23:51:56)
どうもです^^
JUNOと同じく、日本ではないとあらかじめ頭に入れてから観賞する映画ですね。 だから、子どもも自己の権利をハッキリと主張するわけですし。 アナが、私の身体だから、という姿は、しっかりしてるなあと感じました。 親の要望であっても、誰かを助けるためであっても、自分から進んで身体を切り刻むのがいい訳はないから。 最後まで観るといろいろわかっては来るけどね。 ジェイソン・パトリック、よかったですね。 すごくニュートラルなパパという感じでした。 ありのままを受け入れるパパ、そしてちょっと先走りしちゃってたママというところでしょうか。 (2009.10.05 00:05:04)
これは観たい作品です。
原作は前に読みましたよ・・・・。 原作とラストが違うようですが、病気になってしまったのは不幸かもしれないですけど最愛の人とめぐり合えたのは最高にハッピーですよね。 少し前に亡くなった「アシュリー」も同じ事を言っていましたね。 ただ一つ残念なのが弁護士役の(名前が思い出せない)かなりお太りになってしまったことです。 (2009.10.05 18:25:52)
こんばんは~♪
私も試写会で鑑賞しました。 予告しか観てないので、前知識もあまりなく、何故親を訴えたのかを気にしながら観ました。 キャメロン演じた母親は、母親というより姉妹のようでしたね。 ケイトを助けたい一身で、アナに強いる腎臓移植。 同じ娘なのに、、、 病気の家族を助けるのは当たり前なのかもしれませんが、何か納得できないものがありました。 ビーチの場面、良かったですね。 家族の絆が深まったシーンでしたね。 (2009.10.05 22:57:11)
私も観ながら「JUNO」を思い出しました。
良い意味でドライな仕上がりで、ウエットすぎないところが良かったなと。 日本の難病モノって、いかにもお涙頂戴って感じになっちゃうから。 キャメロンは病気の子供を持つ母親にリサーチしたっていう割には いつものキャメロンでしたねf^^; (2009.10.05 23:35:20)
この監督の以前の映画が好きだったので、この映画を絶対に観たいと思っていたのだけど、上映された映画館も少なく、期間も短く、話題にも成らなくて、観逃してしまったー!
批評家達の評判も良くなくて・・・配役に、特にキャメロンが適していないとか、なぜ、母親がドーナーの方にいやに厳しいのかとか・・・・ ストーリーを知った時、ハズもビックリしていた・・・ドーナーの子供が親を訴訟するなんて、訴訟が多いアメリカでも聞いたことがないって言って。 それもあってか、いくらキャメロンやアビゲイルが出ていても興味を持つ人が少なかったみたい。 私は、ビデオで観たいなぁと思っている。 (2009.10.06 01:15:41)
こんばんは~
>原作は前に読みましたよ・・・・。 >病気になってしまったのは不幸かもしれないですけど最愛の人とめぐり合えたのは最高にハッピーですよね。 >少し前に亡くなった「アシュリー」も同じ事を言っていましたね。 とにかくケイトちゃんの健気な姿が印象的。 愛する人と想いが通じるのは素敵でした。 弁護士役は、アレック・ボールドウィンかな? (2009.10.08 00:49:18)
こんばんは~
たぶんそこがこの映画のマイナスポイントなんでしょうね。 同じ子どもでありながら、区別しているようにも取れます。 ただそのマイナスポイントを大きく上回ったのがケイトちゃんでした。 ビーチの場面も素敵ですよね。 (2009.10.08 00:52:12)
こんばんは~
どうもやっぱり、アメリカ的感覚の特徴あるものは、馴染みが薄いせいか、こちらのなかにすんなりと入ってくるのに時間かかりますね。 キャメロンもいつもの感じが抜けてなかったなあ・・・。 (2009.10.08 00:55:16)
こんばんは~
>上映された映画館も少なく、期間も短く、話題にも成らなくて >批評家達の評判も良くなくて・・・配役に、特にキャメロンが適していないとか、なぜ、母親がドーナーの方にいやに厳しいのかとか・・・・ はぁ。。。 そちらではそんな感じだったんですか! 日本人ってこういう感じのが好きだし、主演も人気があるキャメロンなので、結構話題になっているようですよ。 >ドーナーの子供が親を訴訟するなんて、訴訟が多いアメリカでも聞いたことがない やっぱりそうですかー。 アメリカならこれはありかなとも思ったんだけどね。 >それもあってか、いくらキャメロンやアビゲイルが出ていても興味を持つ人が少なかったみたい。 ----- なるほど。 キャストには釣られないんですね。 そこはやっぱり日米の違いですね。 (2009.10.08 00:58:45)
こんにちは~~。
温かい愛に溢れた映画でした。 訴訟社会アメリカ~のお話かと思ったら、違ってましたね。 一人一人そんなにしっかり背景を描いているわけじゃないのに、みんなの心情が凄く伝わってきました。弟とかも・・・ もっともっと入り込みたかったです。 あの騒音がなかったら・・と悔やまれてなりません。 (2009.10.11 10:16:58)
こんにちは~
>温かい愛に溢れた映画でした。 >訴訟社会アメリカ~のお話かと思ったら、違ってましたね。 意外な方向に行きましたね! その持って行き方もアメリカっぽくて、なるほどと感じました。 >一人一人そんなにしっかり背景を描いているわけじゃないのに、みんなの心情が凄く伝わってきました。弟とかも・・・ そこがいいところでしたね! >もっともっと入り込みたかったです。 >あの騒音がなかったら・・と悔やまれてなりません。 ----- 鑑賞環境は結構大きいですからね。。。 もう1度リベンジというのはいかがですか?? (2009.10.11 10:36:10)
病気であることを受け入れる覚悟、死を受け入れる覚悟。
簡単なようで本当に難しいもの。 それをこの家族5人それぞれの想いを丁寧に描いていたことに凄く好感が持てましたよ。 (2009.10.11 17:15:40)
こんばんは~
>死を受け入れる覚悟。 それを家族のためにしてしまったケイトちゃんは切なかったですね。 >それをこの家族5人それぞれの想いを丁寧に描いていたことに凄く好感が持てましたよ。 ----- そうですね。 もしもうちに同じような立場の子がいたら、まともに見れなかったかも知れないくらい、描写は細かかったです。 (2009.10.11 20:44:44) |