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テーマ:映画館で観た映画(8343)
カテゴリ:洋画(あ行)
原題: LAST CHANCE HARVEY 監督 : ジョエル・ホプキンス 出演 : ダスティン・ホフマン 、 エマ・トンプソン 、 アイリーン・アトキンス 、 キャシー・ベイカー 、 リアン・バラバン 、 ジェームズ・ブローリン 、 リチャード・シフ 、 ブロナー・ギャラガー 観賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ 公式サイトはこちら。 <Story> NY在住のCM作曲家ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)は、一人娘スーザンの結婚式に出席するためロンドンへ向かう。 離婚以来久々に家族が揃うのを期待していたが、花嫁の父の役割はすでに元妻(キャシー・ベイカー)の再婚相手(ジェームズ・ブローリン)に委ねられていた。 追い討ちをかけるようにNYの上司(リチャード・シフ)からはクビを宣告する電話が。 所在なく落ち込むハーヴェイは、空港のバーで白ワイン片手にひっそりと読書をするケイト(エマ・トンプソン)と知りあう。 孤独を抱えた2人はいつしか会話を弾ませるのだった。 新しい人生のはじめかた - goo 映画 <感想> 予告で、悲しそうにしている主役2人の表情がものすごく気になって、観賞したいと思った作品です。 シャンテでの単館上映とあって混み合っていました。 ダスティン・ホフマンは久しぶりなんですけど、ずいぶん歳を取ったんだなあと思ってしまいました。 でもそれもそのはず、72歳なんですね。 エマ・トンプソンがちょうど50歳。 映画よりはちょっと年上同士のお話です。 この2人を結び付けているのは、 「疎外感」なんだなあ・・・ と思った。 何となく、みんなの流れに乗っていけない、ついていけない。 みんなが行こうとしている、いわゆる「普通の幸せ」は、自分にはないとお互いそう思っている。 真面目にひたむきに人生を送ってきたはずなのに、 今、自分が手にしているものは、どれだけ価値があるものなんだろうか。 気がつくと取り残されているのは自分だけ。 必要な人、愛する人には受け入れられず、自分ばかりが損をしている。 生きている以上、時折どうしようもなく襲ってくる想いと闘いながら毎日を送っている。 そして年月の経過とともに、いつしか闘うことに疲れてしまい、 あきらめて生きる方が楽・・・ という流れに自分を持っていってしまっている2人。 でも、人生には遅すぎたり、勝手にやめてしまったりする必要は ないのかもしれません。 常に自分の気持さえ柔らかくなっていれば、今までの思い込みなど、関係ない。 相手と同じ目線になれさえすれば。 年齢を重ねた2人の、抑え気味の演技が素敵な1本でした。
今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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