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みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) 遅くなりましたが,明けましておめでとう…
Mar 3, 2010
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カテゴリ:洋画(あ行)

原題: NORDWAND

監督・脚本 : フィリップ・シュテルツェル

出演 : ベンノ・フュルマン 、 フロリアン・ルーカス 、 ヨハンナ・ヴォカレク 、 ウルリッヒ・トゥクール 、 ジーモン・シュヴァルツ 、 ゲオルク・フリードリヒ

試写会場 : よみうりホール


映画『アイガー北壁』公式HPはこちら。


映画『アイガー北壁』公式ツイッターはこちら。



<Story>

ベルリン・オリンピック開幕直前の1936年・夏。
ナチス政府は国家の優位性を世界に誇示するため、アルプスの名峰アイガー北壁のドイツ人初登頂を強く望み、成功者にはオリンピック金メダルの授与を約束していた。

山岳猟兵のトニー(ベンノ・フュルマン)とアンディ(フロリアン・ルーカス)は、難攻不落の山を次々と踏破し、優秀な登山家として知られ始めていた。
2人は世間の盛り上がりに戸惑いながらも、“殺人の壁”と恐れられていたアイガー北壁への挑戦を決意する。
麓には、初登頂を目指す各国からの登山家や、世紀の瞬間を見届けようという報道関係者や見物客が集まってきていた。
その中にはトニーのかつての恋人で、新聞記者をしているルイーゼ(ヨハンナ・ヴォカレク)の姿もあった。

天候を待つこと数日。
ある晩、トニーとアンディは北壁への登攀(とうはん)を開始する。
彼らのすぐ後をオーストリア隊が追い、4人は快調に高度を上げていくが、メンバーの負傷や急な悪天候に見舞われ、彼らは想像を絶する状況へと追い込まれていく…。

[ 2010年3月20日公開 ]

アイガー北壁 - goo 映画
アイガー北壁 - goo 映画





<感想>

mont-bell×テレビ朝日の共同主催の試写会に行ってきました。
開場がいつもより早い17時30分。普通の勤め人には厳しい時間である。
葉書には何も書いていませんが、何かあるのか・・? と思っていたら、案の定映画の前にトークショーがありました。
司会はテレビ朝日の久保田直子アナ。 そしてゲストはmont-bell創業者にして会長の辰野勇氏。
トークを抜粋しますと、

「ほとんどCGはない。 今までの山岳映画には、作りものっぽい部分が多分にありましたが、
今回の北壁の部分は、本当にそこに北壁があるかのような、まるで自分が登っているかのような臨場感があります」

ということ。 この手の作品においてそれは非常に重要なことでしたので、大いに期待する。



舞台は1936年、ベルリン五輪開幕直前の夏。
この五輪に対しては様々なエピソードがありますが、そういったことに関して派生する話ですとか、政治的なあれこれに関しては本作はあまり触れず、本筋の登頂に関することを進めていきます。ここはシンプルに収まっていてよかった。 あまりにも手を広げすぎると何がメインかわからなくなりますので。
フィルムの色の全体的な褪せ加減も、当時の雰囲気を出しています。

そして物語は進みます。
どうして彼らが登頂を決意したのかということですが、ここがこの映画の中では非常に動機づけが薄かったように感じました。 政治的な締め付けはなく、ただ登頂した者に対して金メダルを与えるということだけで挑戦していく者たちという位置づけだけに、その動機があまり前面に出ていなかったのはどうかな? と思いました。 最初トニーは反対気味だっただけに余計そう思えちゃったかな。


映画には日付が出ており、夏の出来事(7月)なのだけど、とてもそうとは思えないくらいの過酷な山の天候を目の当たりにしてしまう。 これではまるで冬山登山のようなものである。
とは言っても山の天候なので予測はつかない。 そして今は地球温暖化が進んでいるけど、当時はまだまだそうでもなかったと思うので、人間に牙を剥いた山の厳しさを観客は知ることになる。


自然を相手にするということはこれほど意のままにならないものであるのか、ということを見せつけられる。
そしてライバル隊の存在。
登山には入念な準備があり、計画があり、想定があったとしても、それを上回る想定外があるとすれば、それはまさしく彼らの存在だったのだろう。
同じ登山家であるならば、妥協をするべきではなかったし、毅然とするべきだった。 しかし人としての情も持ち合わせている以上、そこまで冷酷にもなりきれないのだろう。 ましてやそれがもたらす結末までは予測できるはずもなく。


この話を展開させるポイントとなるのはルイーゼの存在だと思うんですが、彼ら、特にトニーの頭の中にはルイーゼのことがあり、また彼女も仕事を超えて彼らを見守っていってしまう。
壮絶な登山中の彼らと、地上の彼女という対比は映画にメリハリをつける役割をしている。
当時の特殊な政治事情の中で新聞記者たちが感じていた制約とともに、現代にも通じる報道人と1人の人間との間で感じる矛盾・・・すなわちスクープ記事を書くことへの熱望と良心の痛みと・・・に揺れる人間の心を描いているのも、物語を進めていく要素となっていた。
報道よりも人道を取るというのは、もしかしたら現代ではマスコミ人失格要因となるのかもしれないだけに、これは今の報道過熱気味のマスコミに対してのささやかなアンチテーゼとも言えるのかもしれない。


映画としては、一体どこまでが本当のロケなのか? と思わせるくらいの迫力のシーンが展開されていく。
CGはそんなにないのだろうか。 トークショーでも強調されていましたが臨場感はあります。
映画鑑賞中には、その迫力とあらすじに圧倒されてしまうが、観終わってよくよく考えると、それはそうじゃないのでは? と感じる部分も少なからずあったように思う。
最後などは本当にあのシチュエーションで終了したのだろうか。 たしかにドラマチックだけど、この部分は多分に脚色なんだろうなとも感じてしまう。 
「人を本気で愛したことが、生きること」という言葉の重さも十分伝わったけど、そこに全てを収束させてしまったのは少し惜しい気もする。
いずれにしても史実でもあるので、映画を堪能したければ、鑑賞前にアイガー北壁登頂に関することは検索しない方がよいでしょう。 山が好きな人にも満足してもらえる要素はあると思います。 お勧めです。




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今日の評価 : ★★★★ 4/5点



 












Last updated  Mar 10, 2010 09:33:43 PM
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