2170678 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Nice One!!

Nice One!!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Archives

2024.04
2024.03
2024.02

Comments

びー。@ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2010.03.10
XML
カテゴリ:洋画(は行)

原題: FROZEN RIVER

監督・脚本 : コートニー・ハント

出演 : メリッサ・レオ 、 ミスティ・アップハム 、 チャーリー・マクダーモット 、 マーク・ブーン・ジュニア 、 マイケル・オキーフ

鑑賞劇場 : シネマライズ


公式サイトはこちら。



<Story>

夫に新居購入費用を持ち逃げされた妻のレイ(メリッサ・レオ)は、支払期日までに金を工面しなければならなくなる。
ひょんなことから知り合ったモホーク族の女性ライラ(ミスティ・アッパム)から持ちかけられたのは、移民をカナダ側で車のトランクに積み、セントローレンス川を越えアメリカ側に不法入国させる闇の仕事だった。
儲けを山分けにすることを条件に手を組んだ二人は、首尾よく移民の国境越えを成功させるが…。

フローズン・リバー - goo 映画
フローズン・リバー - goo 映画




<感想>

今年のアカデミー賞オリジナル脚本賞、主演女優賞にノミネートされた本作。 何といっても公開館が少なくて、なかなか時間が合わず~。
ようやく観てきました。


物語自体はまさに現代アメリカが抱える問題を描いています。
移民の国境越えはどちらかといいますと、アメリカ=メキシコ国境の方がよく知られていると思いますが、カナダ国境にも存在したんですね。
セントローレンス川が凍てついた時期に川を渡って・・・というのも、逆にその習性を逆手に取った方法と言えるでしょう。
そしてそこで運ばれる人々にも、重たいものが背負わされている。
それを淡々と運ぶ人々にも。


ヒロインのレイが抱えている問題もまた、現代アメリカを浮き彫りにしているといった印象。 彼女たち一家が具体的に生活に困窮していく様は、観ていて痛い。
家財道具の細かなものまでもレンタルする、そしてその金額がべらぼうに高い(と感じたのは私だけなのかしら。年にあれだけ出すのなら買った方が安いようにも思いましたが)けど、家族が喜ぶためなら惜しみなく出す。
そう、この物語のポイントは、「家族が喜ぶためなら何でもする」ということなのです。
大事な家族を守るためなら何でもする。
それはレイもライラも、そして入国者たちも同じこと。
3組の家族の接点として、3人の母たちの想いが一致するシーンがあります。 何が何でも子を救う。 まさに共通の認識である「母」たる想いが彼女たちを動かしたのでしょう。


モホーク族についても今回映画で詳しく鑑賞する機会となりました。 居留地内に生きる彼らには彼らの社会があり、掟もまだ厳然と存在している。 その中で暮らすことの厳しさというのも垣間見ることができました。
ライラだってレイだって限度を知っているからこそ引き際もわかっているし、その関係から生まれるものがあるとすれば、映画が終わった後にもいいものを築いていってほしいと感じました。
テーマ的には重ためですが、深く多方面からアメリカの病巣を描いた良作でした。




********************************



今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点













お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.03.12 19:39:33
コメント(8) | コメントを書く
[洋画(は行)] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


そうですねぇ   KLY さん
家族を守るためなら何でもする、逆に言うと何でもしないと家族を守れない。例えそれが犯罪であっても。『キャピタリズム』でアメリカの貧困層だとか、サブプライムローンの被害者をみましたけど、ここの2人はそれ以上でした。アメリカの格差って私たちが考える以上に激しいんですね。
それでも犯罪はいけないのだと言うのは簡単ですけど、ちょっと私は彼女たちに掛ける言葉が見当たりませんでした。 (2010.03.12 22:53:25)

KLYさん   rose_chocolat さん
こんばんは~

善悪とか、言ってられない状況なんだろうと思いました。
それだけ日本がまだまだ豊かなんですよね。
何もしなければ生きていけない状況が目の前にあったら、本能的に生きる道を取るようにも思うんですよね。
(2010.03.13 04:22:55)

家族。   BC。 さん
rose_chocolatさん、こんばんは。
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*

家族を守る為ならどんな事でもする。
その守るべき方向がこの作品のヒロイン達はああいう仕事へと傾いてしまった・・・。
だけど、鞄の中で瀕死だった赤ちゃんが息を吹き返した事で我に返る。

私は未婚だからヒロイン達の気持ち(母性)が全て理解できたとは言いきれないけれども
 もし、私がそういう状況だったらどうするだろう?
と考えさせられた作品でした。 (2010.03.14 23:35:50)

BC。さん   rose_chocolat さん
こんにちは~

たぶんアメリカでは本気で食べられない人たちが増える一方だと思うんですよね。
日本じゃ考えられないと思います。
その状況に直面したらもう何も言えなくなると思いますよね。
自分たちを守るためなら何でもする、ってことです。
(2010.03.17 12:45:26)

rose_chocolatさん、こんにちは。   びー。 さん
これ、すごく観たい作品のひとつです。

アメリカの映画って、ド派手だったりお馬鹿だったりの作品もモチロン楽しいけれど、あの国特有の人種問題に踏み込んだ重いテーマものは、色々考えさせられて興味深いです。

そういえば一昨日たまたま観てたTVで、某近国の方が「国境越えは、島国の日本はあまりピンとこないでしょ」と言ってるのを思い出しました。 (2010.03.17 13:16:52)

びー。さん   rose_chocolat さん
こんにちは~

>これ、すごく観たい作品のひとつです。

そうですか!
ただこれ単館上映なんですよね(涙) 私もやっとのことで観に行きました。
行けるといいですね。

>アメリカの映画って、ド派手だったりお馬鹿だったりの作品もモチロン楽しいけれど、あの国特有の人種問題に踏み込んだ重いテーマものは、色々考えさせられて興味深いです。

両面を併せ持つ国家ですよね。
光がまぶしければ影もより一層暗く。
光がコメディやアメリカンドリームであるとするならば、影の部分は戦争だったり人種差別、社会問題。
自分にとっては、一概に「好き」とは言えない国です。

>そういえば一昨日たまたま観てたTVで、某近国の方が「国境越えは、島国の日本はあまりピンとこないでしょ」と言ってるのを思い出しました。
-----
ボーダーがある国ならではの問題、ですね。
日本の場合は領海とか領空侵犯が多いと思いますが、実感湧かないのも無理はないです。
その付近にお住まいの方はたぶん危機意識は十分お持ちだと思いますが、普段そういう状況に接していないと、なかなか実情を感じることは難しいですよね。
(2010.03.17 13:51:10)

いつもTB&返し、お世話になっています   かわべ さん
そうなんですよね
極限環境の中手を染めた犯罪行為ですが
その中で必死に母として生きる姿を描いていて
犯罪行為に手を染めてもレイに共感してしまいました。
それが母の強さであり、また完璧な母親ではないところも等身大でよかったです。

メリークリスマスです^^

メリークリスマスです。 (2010.12.24 21:16:50)

かわべさん   rose_chocolat さん
こんにちは~
コメント遅くなってごめんなさい!

>極限環境の中手を染めた犯罪行為ですが
>その中で必死に母として生きる姿を描いていて

そうしないと生きていけない現実があったってことですよね。

>それが母の強さであり、また完璧な母親ではないところも等身大

そうそう。 理想ばかり求められても
現実は母親だって不完全なのですからね。

>メリークリスマスです^^
-----
よいクリスマスでしたか? 
遅くなってごめんなさいね~
(2010.12.27 12:53:21)


© Rakuten Group, Inc.