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みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) 遅くなりましたが,明けましておめでとう…
Apr 26, 2010
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監督 : 成島出

原作 : 大鐘稔彦

出演 : 堤真一 、 夏川結衣 、 吉沢悠 、 中越典子 、 矢島健一 、 成宮寛貴 、 平田満 、 松重豊 、 余貴美子 、 生瀬勝久 、 柄本明

試写会場 : よみうりホール

公式サイトはこちら。


<Story>


1989年。
地方都市にある市民病院に外科医・当麻鉄彦(堤真一)が赴任してくる。
そこは大学病院に依存しなければ運営することが出来ない、悪しき体制が蔓延した病院だった。
そのような中でも、当麻は己の信念を曲げることなく次々と困難なオペを成功させていく。

そんな最中、市長(柄本明)が病に倒れる。
救う手立ては肝臓移植しかなく、それは法律的にタブーとされている手段であった。
“なぜ、目の前の患者を助けるのに、最善の手段が講じられないのか?”
当麻は静かに決意をする……。

[ 2010年6月5日公開 ]

孤高のメス - goo 映画
孤高のメス - goo 映画




<感想>

完成披露試写会に行って来ました。
登壇者は堤真一さん、夏川結衣さん、吉沢悠さん、中越典子さん、平田満さん、成島出監督、 原作者の大鐘稔彦さん、イメージソング制作の馬場俊英さん。
入場者全員にプレスシートが配布されました。



DSC03867
DSC03867 posted by (C)rose_chocolat




こんなに登壇者が多い試写会は初めてかもしれないですね。2~3人というのがほとんどですから。

それぞれ皆様一言ずつお話下さっていましたが、総じて目立ったのは「チームワーク」という言葉。
「医者、特に手術となると執刀医だけではなく補助の医師、麻酔医、看護師などとも連携をうまく取らないと成功しない。 それは役者にも似ている」と、堤さんが仰せでした。
映画もたくさんの人が関わり、チームを組んで撮影して作るというところが医師と似ていると。 確かにそうですね。
原作者の大鐘さんは、6巻にわたる原作を映画化するのは無理なんじゃないかと初めは難色を示されていましたが、完成した作品を見て「厳密には原作と同じではないけれど、別の角度から楽しめて、涙を流しました」とのこと。 原作と映画は別ということを、あらかじめこうしてきちんと観客に示してくださると、こちらも理解しやすい。
「人は一人では生きてはいけないんです」と中越さんもお話し下さいました。 ふむふむ、そうなんですね。 紅白の目玉入れなど、お約束っぽいのも出てきまして、和気あいあいのうちに舞台挨拶は終了。 ということで鑑賞に。



ここに描かれている本音、とりわけ大学病院からの派遣医や事務局の要望なども現実としてはありそう。
派遣元の大学病院のメンツが最優先で患者は二の次。 技術もないのに執刀して失敗してもごまかす。 もともと病院は医療ミスしても、裁判で証拠になるのを恐れて滅多に謝ることはないですから、この下りはすごく現実的で結構イライラさせられる。 
「今日も意味のない手術だった」などと書かれた日記は、医療関係者の本音なんでしょうね。
そこに現れた当麻。 患者をないがしろにした慣習とか、いい加減さに敢然と立ち向かう。 腐敗しきった医局にうんざりしていた同僚たちも彼を支持して・・・ ということなんですが、割とこのパターンは今までの医療系のお話にはあるような。 


ではそこを補っていくのは何かというと、当麻と、彼をを取り巻く人たちの心情だったりする。 
当麻本人はひたすら仕事を全うすることだけを考える男。 実直そうに見えるが実は先を考えていて、それが手術室の音楽にも表れている。 彼にとって医療とはひたすら「待つ」こと。 丁寧に着実に段取りを踏んで、技術を出して、機を待って、待って、仕上げていくこと。
そこまで丁寧に見て腕も信頼されるのであれば、彼にお願いしたくなる患者さんも現れる。 それは文字通り当麻に「命を預ける」ことの他にならない。
そんな彼の支持者が増えていく。 とりわけ看護師の浪子が彼に寄せる想いは、同じ命に立ち向かう職業を持つ者としての尊敬の気持ちと、当麻を1人の男性として意識する気持ちがない交ぜになっている。
彼に認めてもらいたいから、そして初めて真剣に仕事に取り組むことを教えてくれたから頑張りたい。 当麻の存在はしっかりとモチベーションを引き上げちゃってます。 
でもこういう間柄ってすごく緊張感があるし、お互いに向上して行けるからいいと思うんです。 これがやたら恋愛モードに行っちゃうとグダグダするんですが、そうなる前のぴしっとしている男女間っていうのもたまには観てみたい。 そういう空気を感じます。


順天堂大学医学部が医療監修に当たったということで、手術シーンのいたるところに細かい配慮が行き届いている。 これは非常に重要なことで、いくらストーリーを追いかけても肝心の医療シーンが丁寧でないと、医療系映画やドラマは見所が半減していってしまう。 
その点本作は、メインの手術医だけではなくその周辺まできっちりと手を抜くことなく描いている。 例えば臓器の処理をチームでする所などもさりげなく背景に入れているあたり、仕事に対して真剣にやって行きたいという個々の意思を反映させており、好感が持てる。
そして、その医療シーンの細かさが映画全体に緊張をもたらしていて、いい流れを作っている。 たとえ結紮1つまで手を抜かずに丁寧に撮影して仕上げている。 
臓器も、ちょっと苦手という人はいるかもしれないけど、ちょっと勇気を出して見てみてほしい。 健康な臓器と、病魔に侵されてしまった臓器の確固たる違い(摘出した臓器がすごくリアルに「病気らしく」作られていたのには驚きます。こういうのを見ると健康であることはありがたく感じる)、そして今まで別のものだったドナーの臓器がレシピエントにつながっていく瞬間の感動。 真剣に1つの命に取り組むことの清々しさがそこにはある。


この映画のイメージソング「待ち合わせ」を作った、馬場俊英さんが、、
「どんな状況に置かれても信念や心というものはつながる。 とりわけ病院という場所は様々な想いが交差する場所であり、時には悲しい訣れも存在する。 そこを乗り越えて、人は人を感じることができる。 そんな想いを曲にしました」
と話されてました。 
まさにこの映画の言わんとしていることで、例え孤高と言われたとしても、その信念が正しいものであるならば場所や時間を超えて受け継がれていくものなのだろう。 今回の登壇者が口を揃えて「チームワークの映画」と評した本作。 その真剣な、丁寧な仕事ぶりは一見に値する。




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今日の評価 : ★★★★ 4/5点



   












Last updated  Apr 28, 2010 10:08:52 PM
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