2170908 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Nice One!!

Nice One!!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Archives

2024.04
2024.03
2024.02

Comments

びー。@ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2010.06.23
XML
カテゴリ:洋画(や行)

原題: SIN NOMBRE/WITHOUT NAME

監督 : キャリー・ジョージ・フクナガ

出演 : パウリーナ・ガイタン 、 エドガー・フロレス 、 クリスティアン・フェレール 、 テノック・ウエルタ・メヒア 、 ディアナ・ガルシア

鑑賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ


公式サイトはこちら。



<Story>


ホンジュラスで暮らす少女サイラ(パウリーナ・ガイタン)のもとに、アメリカで暮らしていた父が戻ってきた。
強制送還された父は家族と暮らすため、サイラを連れて再びアメリカを目指す。

一方、メキシコ南部の町で、青年カスペル(エドガー・フローレス)はギャング団の一員として未来の見えない生活を送っていた。
彼の希望は恋人のマルタ(ディアナ・ガルシア)だったが、その幸せの日も終わりを告げる。

強盗目的でサイラたちが乗る貨物列車の屋根に乗り込んだカスペルだが、事態は意外な展開を見せる。

闇の列車、光の旅 - goo 映画
闇の列車、光の旅 - goo 映画




<感想>

制作総指揮に、ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナがいるってことで、
こりゃ観るっきゃないでしょー的な1本じゃないですか~。


ストーリーはとにかく、ホンジュラスだとかメキシコの現実としか言いようがない場面ばかり。
生活に行き詰ってアメリカへと活路を見出そうとする人々。
「ここには何もない」と。
そして、何もない社会の裏側に暗躍するギャングたちは、そのなかでのし上がろうとしている。


ここに描かれているのは、徹底的にメキシコの現実かなあって思ってしまう。
どこにも逃げられない人間たちの必死な叫び。 それは普通の人たちもギャングも変わりはない。
ただ生きていくことだけに必死で。 目の前のものにすがろうとする。
それでも運命の女神はそれぞれに異なる結末を用意していく。
そうとも知らずに、自分の思うところに向かって突き進んでいく彼らの姿だけがそこにある。


サイラだって本当はわかっている訳です。 カスペルは危険だと。
「悪魔の手」だと。
でも逆らえない本能があった。 
天使に見えて悪魔だったってこともあるだろうし、また逆に悪魔と共にいたからと言って、必ずしも地獄に堕ちるとは限らない。
素直な心にしたがって、命を落とすものだっているのがこの世の現実なのかもしれない。
映画は、そんな運命の分かれ道を容赦なく描いています。
全体に流れる淡々とした乾いたトーンが、より一層残酷さを強めていく。
ラストシーンの表情が秀逸。 まさに人間の正直な心を映している。




**********************************



今日の評価 : ★★★★ 4/5点



 









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2011.02.09 02:09:29
コメント(10) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


こんばんは^^   KLY さん
そうだったよね。
ホント冷徹なまでの現実を見せ付けられた感じでした。
しかも彼ら2人は何も特別な存在じゃなくて、極普通に
いる人々なんですよね。
ガエルたちの映画って、頑なに自分たちの故郷に拘った
ところが好きです。 (2010.06.26 02:21:15)

KLYさん   rose_chocolat さん
こんにちは~

これが現実なんでしょうね。
飾らない現実を見せようと取り組んでいるガエルくんたちの姿勢は好きです。
(2010.06.26 17:22:55)

南米の現実・・   Cartouche さん
遅くなってすみません。7月30日から文化村で作品展があるので制作中でして・・
これ私は火曜の初回で見ました。
南米の厳しい状況、そこで暮らす人たちの力強さと
諦めのようなものを感じました。
TBさせてくださいね。 (2010.06.28 21:53:43)

Cartoucheさん   rose_chocolat さん
こんにちは~

個展! いいですね。行ってみたいわ~。

これが真実の姿だということを訴えたかったんでしょうね。
彼らは本当に力強いです。
(2010.06.30 17:05:03)

列車の屋根の上   雄 days of さん
rose chocolatさんおっしゃる「淡々とした乾いたトーン」がすばらしかったですね。ガエルたちが演じたり、つくる映画は、それぞれテイストは違いますが、いいものばかりで、この数年、メキシコ映画を見る機会がぐっと増えました。

この映画も、走る列車の屋根の上という舞台設定が見事だと思いました。 (2010.07.07 14:42:27)

雄 days ofさん    rose_chocolat さん
こんばんは~

設定が「列車の上」ということで、常に定着できず、転々とさまよう彼らの苦悩や現実も見えてくるし、
そこから生まれる力強さもわかるような気がするんです。
(2010.07.09 02:40:21)

運命。   BC。 さん
rose_chocolatさん、こんばんは。

こういう重い題材の作品でも子供や若者達が主人公の物語ならば
一息つけるようなユーモアのある場面を少しは取り入れたりするものだけど、
この作品は演出で緩和する事は一切なく、
現状から辿ってしまう運命を容赦なく描いていましたね。 (2010.08.17 00:04:59)

BC。さん    rose_chocolat さん
こんにちは~

本当に、一切容赦しないという感じです。
でもそれが現実なんでしょうね。
生きるための術を必死に探して行く人たち、そして理不尽なことにも立ち向かう姿はたくましかったです。
(2010.08.17 10:00:03)

占いは当たった・・   latifa さん
roseさん、こんにちは!
>制作総指揮に、ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナがいるってことで、こりゃ観るっきゃないでしょー的な1本じゃないですか~。
 うふふ。私もそれでこの映画をチェックしてました(^^ゞ
恥ずかしながら、ホンジュラスって良く知らなくて、メキシコとアメリカとホンジュラスの位置関係など、この映画のお陰で頭に入りました。

(2011.02.07 13:10:32)

latifaさん   rose_chocolat さん
こんばんは~

ホンジュラス、なかなか機会がないと触れない国なので、私も調べました。

この映画が現実と言うのも辛いと思います。
しかしそれしか現実がなければ、やっぱり私だったら考えてしまうでしょう。
(2011.02.10 03:44:05)


© Rakuten Group, Inc.