2010/07/09(金)05:44
『さんかく』 (2010) / 日本
監督・脚本・照明 : 吉田恵輔
出演 : 高岡蒼甫 、 小野恵令奈 、 田畑智子 、 矢沢心 、 大島優子 、 太賀
鑑賞劇場 : ヒューマントラストシネマ渋谷
公式サイトはこちら。
<Story>
自意識過剰のダメ男、百瀬(高岡蒼甫)は恋人、佳代(田畑智子)と同棲中。
百瀬が大好きな佳代は、百瀬中心の生活を送っていたが、空回り。
二人の生活はすっかり倦怠期になっていた。
そんな時、夏休みを利用して、佳代の中学生の妹、桃(小野恵令奈)が泊まりで遊びに来る。
下着姿で部屋をうろついたり、15歳とは思えない早熟な桃の行動に、
佳代がいることも忘れ、百瀬は恋心を抱くように…。
さんかく - goo 映画
<感想>
結構評判がいいようなので行って来ました。
AKB48ってホントに興味ないんですが(ごめん)、このメンバーが出ているということで・・・。 小野恵令奈ちゃんは主役はわかるんですが、大島優子さんはどこに? 調べてみると1分くらいしか出てなかったらしいです。 わかんない~。
あとは田畑智子さんも割と好きなので楽しみでした。
ヒューマントラストシネマ渋谷って、場所柄若者が多くて、
出演者に若い人が多いと観客層も若くなる。 で、必ずウルサいんだよ。
『ハルフウェイ』の時なんてひどかったな。
この日も女子高生が本編中にゲタゲタ笑っててうるさかった。
なのでここで観る時は必ず前方の席を取ります。 人がいないから(笑)
ここに出てくる3人は、全員、自分が被害者と主張しながらも、
全員が後ろめたいことがある。
だから、まともに顔を合わせると、言いたいことはたくさんあるはずなのに、
何も言わない。 というか、言えない。
被害届を出しながらも、自分は同じことを他人にしている人
これまた被害に遭っていると言いながらも、その原因を意図的に作ったのは自分であることを忘れている人
自分だけが辛いと言いながらも、相手を全く見ない人
結構、ここに出てくる3人はデフォルメされた形ではあるけれども、
似たようなことの縮小形は案外、観客にも覚えがあるんではない? と、
じんわりと突きつけてくるようなお話である。
そして、3人とも、被害に遭っている人物と、加害している人物に対して見せる顔が、
全く違う。 これも面白い。
その、ぐうの音も出ない部分をうまく最後に持ってきている。
あの場面は、だから、無言が正解なのだ。
というか、何も言えなさそう。 実際にあんなことあったら。
配役も、その微妙な具合をうまく出せていてよかった。
小野恵令奈ちゃんって普段からあんな声なんですかね?
鼻声?
それだけ気になりましたが。。。
田畑さん相変わらずうまいですね。 二面性やらせたらホント好きです。 この女優さん。
高岡くんも、イキがってる割にダメな男っぷりは、傍から見てて笑えました。
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今日の評価 : ★★★★ 4/5点