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テーマ:映画館で観た映画(8344)
カテゴリ:洋画(た行)
原題: EXTRAORDINARY MEASURES 監督 : トム・ヴォーン 脚本 : ロバート・ネルソン・ジェイコブス 出演 : ハリソン・フォード 、 ブレンダン・フレイザー 、 ケリー・ラッセル 、 メレディス・ドローガー 、 ディエゴ・ヴェラスケス 、 サム・M・ホール 観賞劇場 : 横浜ブルク13 公式サイトはこちら。 <Story> ジョン・クラウリー(ブレンダン・フレイザー)はオレゴン州ポートランドに暮らすエリート・ビジネスマン。 しかし、3人の子どものうち2人がポンペ病と言う難病に冒されていた。 ポンペ病患者の平均寿命は9年…。 長女のメーガンが8歳を迎えた頃、ジョンはネブラスカ大学にロバート・ストーンヒル博士(ハリソン・フォード)を訪ねた。 彼はポンペ病研究の第一人者で、治療に有効な薬の開発を研究していたのだ。 ジョンは子どもたちのために、博士と共同で製薬会社を立ち上げるのだった。 小さな命が呼ぶとき - goo 映画 <感想> 珍しく初日観賞。 来週の火曜か水曜でも全然問題なかったんですが、出かけちゃったついでに観てきました。 スクリーンはかなりの入り。 これは、いわゆる「難病もの」のカテゴリに入ってしまうのかなとも思いつつ、外国の制作なので、日本のもののようにただ単に情に流される作りにはなってはいないだろうと予測していました。 さすがにそこはアメリカならではの描き方で、 ジョンの中に、ファミリーを守りたい想いと、企業倫理との間に揺れる心を持たせています。 彼の根底にあるのは、ひたすら子どもたちへの想いであり、 それなくしては彼の行動力はあり得ない。 だから、ストーンヒル博士にも頭を下げ、作った会社も買収させてしまいます。 でも彼にとってはそれでいい、子供の命が助かるならば。 重役が彼に言う言葉っていうのも、逆の立場から考えれば至極もっともなんですよね。 FDAの規約もあり、そして企業としての公私混同も許されないとあれば、 立場としてジョンにそうするしかなかったのではないかと。 ストーンヒルの性格が。。。 という発言だって、企業を保つためには 仕方がない論理だったりします。 ストーンヒルを演じるのはハリソン・フォード。 見かけを裏切らない? 頑固科学者ぶりですが、 そんな彼も、ジョンの想いに応えるべく自分自身を変化させていっています。 それまではひたすら自分を通してきたように見える彼が変わって行き、 結果としてみんなを救うことになる訳です。 いいものを持っていても、どこかで歩み寄らないと生かすことは難しい。 今回はそれがうまく作用したようにも感じます。 全体的にポンペ病のことはさらりと描いていて、それが映画の流れを作って行きましたが、 メーガンちゃんがあれだけハッキリとしたキャラだっただけに、 彼女の心境などがもっとあるといいかなと思いました。 それでも、1つのことに立ち向かう際に味わう様々な要素を出し、結果も納得させるもので、 実話の映画化としては成功していると感じました。
今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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