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テーマ:DVD映画鑑賞(13595)
カテゴリ:洋画(さ行)
原題: ELSKER DIG FOR EVIGT/OPEN HEARTS 監督: スザンネ・ビア 出演: ソニア・リクター 、マッツ・ミケルセン 、ニコライ・リー・コース 、パプリカ・ステーン 、スティーネ・ビェルレガード <Story> 23歳の女性コックであるセシリ(ソニア・リクター)は、大学で地理を専攻しているヨアヒム(ニコライ・リー・カース)と、結婚を間近に控えていた。 しかしヨアヒムは、交通事故で全身不随になってしまう。 彼を轢いたのは、マリー(パプリカ・スティーン)の運転する車。 助手席の娘スティーネ(スティーネ・ビェルレガード)と口論していて、前方をよく見ていなかったのだ。 絶望したヨアヒムは、セシリに冷たく対応する。 それに疲れたセシリは、加害者マリーの夫であるヨアヒムの入院する病院の医師ニルス(マッツ・ミケルセン)に慰めを求め、二人の間柄は、いつしか本気の恋へと変わっていく。 しあわせな孤独 - goo 映画 <感想> これ公開当時、観に行こうかどうしようか迷ったのです。 ル・シネマに別の映画に行った時にもう1つのスクリーンでかかってたりして。 今思うと、監督がスザンネ・ビア、そしてマッツ・ミケルセンが出てて、 観ておけばよかったなあとも思いましたが。。。 こうしてDVDでも会えますもんね。 しあわせだったはずなのに、それが一瞬にして壊れてしまう。 ヨアヒムが心を閉ざし、自分のしあわせがなくなり、どうしていいかわからないセシリは、誰かに支えてもらいたかった。 そしてそこにいたのがニルスだった。 でもニルスがセシリを本当に満たしてくれる訳じゃない。 ではセシリはどうすればいいのか。 彼女を愛してくれたヨアヒムが変わってしまうと、 彼女の行き場もなくなってしまうんですね。 相手が変わってしまった、それなのに自分は変わらない愛を注ぎたい。 それは無理なことなのだろうか。 愛の形も変わらざるを得ないんだろうか。 そしてニルスにしても、自分が人の人生を変えてしまったという負い目もあるから、 無下に断れない。 そして次第に自分自身が変わっていってしまう。 この矛盾からどうやって抜けだすのか。 それまでの自分が執着していたことを断ち切る、 ということなのかな? 断ち切ってみて初めて、人は前に進めるのかもしれません。 それまで自分を捉えていた考えから解放されることが、救われていくことなのかも しれませんね。 マッツは今年公開の映画とはかなり風貌が違う感じです。 やっぱり若いですよね。 最初わからなかった。 人が人であるために必要な「愛」、それが根底から崩れた時に どうやって立ち直っていくのか。 同じような経験をした人なら、なおさら深く共感できるでしょう。 *********************************** 今日の評価 : ★★★★ 4/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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