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テーマ:映画館で観た映画(8348)
カテゴリ:洋画(ら行)
原題: LUISA 監督 : ゴンサロ・カルサーダ 脚本 : ロシオ・アスアガ 出演 : レオノール・マンソ 、 ジャン・ピエール・レゲラス 、 マルセロ・セレ 鑑賞劇場 : ユーロスペース 公式サイトはこちら。 <Story> ブエノスアイレスのアパートで、猫のティノと暮らす60歳のルイーサ(レオノール・マンソ)。 毎日決まった時間に出勤し、人付き合いを拒む単調な生活を何十年も続けている。 そんな彼女だが、ティノが死んだ日、勤続30年の職場を突然解雇されたばかりか、お手伝いの副業も失う。 規則正しい生活から、ティノの埋葬費用を捻出するのもままならない生活へ。 困ったルイーサは、初めて乗った地下鉄で、お金を稼ぐヒントを得る。 そこで彼女がとった行動とは…。 ルイーサ - goo 映画 <感想> ユーロスペースに『ヘヴンズ ストーリー』を観に行きたいなあ・・・と思っていたら これも公開になっていたのを思い出し、時間が空いてたのでそれなら 同じ日に観る? って感じで鑑賞(笑) TIFFに気を取られると一般公開映画まで手が回りません f^^; 何となーく全体的に暗いんだよねえ・・・ と思う。 どこの映画かと思ったら アルゼンチンなんですね。 ラテン映画らしからぬ感じ? とも思ったんですが、 地下鉄での物売りの光景なんかはやっぱり「らしさ」が出ていました。 あんなにいっぱい物売りがいるんですね。 勝手にカード渡されても。 というか、買いませんよね普通。 ルイーサの夫と娘はどうして死んでしまったのか。 正直(寝落ちしてしまったのもあったんだけど)、ちゃんと説明されてなかったのでしょうか。 イメージ画像だけは何度も出てきましたが。 交通事故? かどうかちゃんとわかる方いらしたら教えてください^^ その死が彼女にいつまでもダメージを与えていたのでしょうか。 今までのきちんきちんとした、一歩もズレがない状態から、 いきなり何にも頼れない生活になってしまったら・・・。 (実際、これからこういう老人が日本でも増えそうにも思えて、他人事と言っては いられないようにも感じますが) ルイーサが直面する死活問題のなかで彼女が取った選択肢。 それはくたくましく、ユーモラスなものでした。 ティノの死に際しても彼女は驚くべき対処方法を取り・・・。 なるようになる。 お堅くみえるルイーサでも、そんなラテン気質があるようです。 オラシオもまたこれがいい人だし、ホセもユニークだし。 これもまた1つのおとぎ話のようにも思いますが、自分だけの規則を外してみた時に、 それまで自分を縛っていた過去からも解き放たれるのかもしれません。 ラストシーンのルイーサの言葉からは、もう自分は自分でちゃんとやって行ける、という、 決意のようなものを感じました。 今日の評価 : ★★★ 3/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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いやー、ルイーサの行動が観てて愉快でねぇ。食べたら口元を必ず拭くとか、髪の毛をペタって押さえるとか、雨の日には靴と頭にビニールかぶったり。大真面目にそうしてるから余計に楽しくて。(笑)
ルイーサと一緒に物乞いした片足のない役のあの男性は、これが遺作なんだそうですね。 (2010.10.26 22:56:53)
こんばんは~
これ、思ったよりも普通でした。 何ででしょうね? 笑 雰囲気的に暗かったのもあるかなーと。 あの物乞いの男性、そうなんですね。 素敵な役柄でした。 (2010.11.05 03:17:42)
一般公開で手一杯どころか時間が足りずTIFFは全くスルーです。(笑)というのは冗談で、TIFF行こうと思ったら1800円なんだもの…。これで一般公開とあわせたらお金がとても持ちませぬ。(苦笑)
さて、この作品。あっぱりラテン系。根底にあるポジティブさって相変わらずな気がします。何気にあの足の無いおじさま、この作品が遺作なんだそうで…。 ルイーサのいちいちキッチリしたところが妙に気に入ってます。(笑) (2010.11.07 00:11:06)
こんにちは~
おっとー! 私がTIFFのチケット、全部1800円で買うと思います!? ネットで1800円のチケをプレかけると2600円くらいになるんじゃないかな? そんなこと致しませんわよ・・・ ちゃんと裏技がありまーす。 ただし体力は必要だけど。 TB2個あったから1個消したよ。 (2010.11.07 11:49:19) |