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rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2010.11.01
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監督 : 塩屋俊

出演 : 鈴木亮平 、 MINJI 、 財津一郎 、 青柳翔 、 藤村俊二 、 犬塚弘 、 佐川満男 、 渡辺貞夫 、 古手川祐子 、 陣内孝則

試写会場 : 九段会館

公式サイトはこちら。


<Story>


神戸。
50年前ジャズバンドに青春を賭けていた男たちは、今やそれぞれの人生の最終コーナーを曲がろうとしていた。

78歳になった貴島健三郎(財津一郎)は、かつてのバンド仲間を探すために、思うように動かなくなった手に杖を握らせ立ち上がった。
彼の願いは、何も言えないまま姿を消したあの日の許しを請うこと。
そして、あの日果たすはずだった、憧れのジャズクラブ “ソネ” でのセッションを実現させることだった。
それは、彼にとってやり残した人生を取り戻す最後の旅でもあった…。

ふたたび swing me again - goo 映画
ふたたび swing me again - goo 映画





<感想>

TIFFの特別招待作品ですが一般公開まで待とう・・・と思ってたら、
試写を譲っていただきました。 ありがとうございます。


原作は、フリーの助監督でもある矢城潤一(やぎ・じゅんいち)氏の小説。
第5回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞しています。









この主役の鈴木亮平くんが、めちゃくちゃよさそうな人っぽくて、気になった作品です。
で、その通り。
調べてみたら、外語大卒業、英検1級(!)持ってるんだって。 すんごいです。 ハンパない経歴の持ち主ー。 おまけにモデルだとか。
『シュアリー・サムデイ』にも出てたんですね。 観ておけばよかった。 何気に他にもいっぱい出ているようですけど、私は今回が初鑑賞。
予告でも流れていますが、ジャズの話と、ハンセン病の話を両輪で進んていきます。


日本のハンセン病問題について(wiki)



病気がテーマですと、そちらがメインになってしまう映画が多く、これも
そうだったらどうしようかなと思ったんですが、
要所要所で引き締める役割にしていました。 これはいい入れ方だと思います。
長い間、病気への偏見で御苦労されてきた人たちの想いをそっと折り込んでいます。
ある日突然、今までいなかったはずの人が血縁として目の前に現れたら・・・
そんな戸惑いも、私たちにとっては考えさせられるポイントでしょう。


健三郎自身は、例えば、自分の病気がいろいろなことを阻害する要因となったとしても、
「もう、ええ。」と、
さらりと受け流して生きていっています。
それが長年彼が苦労の末に身につけてきた処世術でもあるのでしょう。
うまくいかない。 ですが立ち向かってもどうなるものでもない。
偏見が容易に取り除かれる訳でもない。
であれば、その結果を受け入れて、前に進む。
そんな身の処し方です。
観ている方としては哀しくなってしまいますが、それしか生きる術がなかったのかもしれません。


子や孫の世代は、彼のそんな想いを知ってか知らずか、
健三郎を思いやる気持ちは十分にあれども、
自分たちにも偏見の波が来てしまうと、考えが変わったりする。
それも全て健三郎はお見通しです。
全部わかっていて、それでも絶対に彼らを責めたり、卑屈になったりしない。
何故なら彼にはジャズがあったからです。
ジャズが彼の生きる支えであり、夢だったから。
その夢に向かって彼は進み、それを周囲も支えます。


現実問題としての不況、ハンセン病を取り巻く諸問題、
それらを効果的に取り込んでいました。
そして孫の鈴木くんが、自然でいいんだなー。
「いい子になってます」じゃなく、逆にスレてもいなくて、
自然に祖父を気遣っているのがよかった。
しょーがない・・・ と言いながらも、祖父を心配しているし、できるだけのことは
してあげたいと思ってる。
財津一郎さんも、金八先生の時のイメージが強いんだけど、
お齢を召されてもいい役者さんだなあと改めて思います。


健三郎の過去の話も、ほんわかしてくる感じで私は好きですね。
メンバーもいいじゃないですか・・・。
おひょいさんも、何だか彼らしい役で、観ててホッとするのよ。
あとは渡辺貞夫さんの演奏が聴けるところもお得感ありますね。
「さりげなく、人を支える」って、こういうことなのかと、じわーっと来る映画でした。
こういう映画は時々観た方がいいですよね。 心があったかくなってきます。




*********************************



今日の評価 : ★★★★ 4/5点




 

  













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Last updated  2010.11.10 18:26:59
コメント(12) | コメントを書く


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Re:『ふたたび swing me again』 (2010) / 日本(11/01)   マダム・ゴージャス さん
鈴木亮平クン、何気にファンです。生田とうまクンの夜中のドラマで悪役をやってました。こういう背の高い青年は、ええわあ。
映画もよさそうですね。
見るチャンスがあるかなあ。 (2010.11.10 23:01:03)

そういえば   KLY さん
金八先生だったんだよなぁ。何だか感慨深いですわ。
あの生き方は辛いよね。そうするしか生きられなかった
が故に染み付いてしまった処世術だから。
カラオケのシーン観てると、あの程度の偏見なんか今更
どうと言うことはないって位になれっこになってしまって
いる切なさが哀しかったです。
凄くいい作品だと思うんだけど、唯一、藤村さんもうちっ
と本気っぽく吹いてーと。(笑) (2010.11.10 23:17:39)

Re:『ふたたび swing me again』 (2010) / 日本(11/01)   ヘボやん さん
ばんわ~

早速観られたんですね。
これ気になる作品。
ハンセン病のことも題材にしてる映画なんだ。
夕べBSでみた「パピヨン」にもハンセン病に対する
誤った知識を是正するシーンがあったな。

観に行けたら観に行ってみます。 (2010.11.10 23:32:44)

マダム・ゴージャスさん    rose_chocolat さん
こんにちは~

>鈴木亮平クン、何気にファンです

さすがー。 お目が高い。
私は今回が初めてでした。
いい俳優さんですよね。
(2010.11.13 09:00:27)

KLYさん    rose_chocolat さん
こんにちは~

へー、KLYさん財津さんの金八先生シリーズ
知ってたんだ・・ 
あれでものすごく印象残ったもんね。
歳月が流れたなあと思いますよ。。。

カラオケのシーン程度なんて全然序の口で、
ハンセン病の方たちには凄絶な歴史があった訳ですよね。
それを一切、子孫にはこぼさない健三郎の姿は、潔くもあるのですが、どこか悲しげでした。
(2010.11.13 09:07:33)

ヘボさん   rose_chocolat さん
こんにちは~

ぜひ観て~。
なかなかいい作品だと思いますよ。
(2010.11.13 09:08:27)

こんばんは♪   SOAR さん
そうなんですよ、病気に関する部分の入れ方がしつこくないんですよね。メインはあくまでじいちゃんと孫の旅であり、そしてじいちゃんと仲間たちの再会です。でもハンセン病について言うべきことはしっかり言ってるって感じでけっして雑には扱ってない。

重いテーマを扱いながら、実に清々しい後味の作品でした。ほんと心があったかくなるよね~。 (2010.11.15 23:34:44)

SOARさん   rose_chocolat さん
こんにちは~

そうそう。
病気とストーリーとのバランスがすごく取れてて、観た後に重くならないのがよかったですね。
必要なことはちゃんと入っているし。
邦画では久々いい作品でした。
(2010.11.17 11:13:46)

貯金通帳   ふじき78 さん
貯金通帳、ぱっと目に入った額が1億円(見間違えてなければ)。
ふるさと創生と同じ額か。やはり、あのバラマキよりもっとやるべき事があったんだよなあ。 (2010.11.18 00:32:23)

ふじき78さん    rose_chocolat さん
こんにちは~

よく見えましたね!
1千万のような気もしましたが。。。

でもいろんな思いがあるお金だと思います。
額だけを見て軽く論じてはいけませんね。
(2010.11.18 10:58:41)

こちらへも、いつもコメありがとう!   パピのママ さん
この作品は、実はジャズに惹かれて鑑賞したんですよ。
でも、ハンセン病という主人公の病気が内容の軸だったのですね。
病気に対して昔は世間の風も酷かった。
健三郎役の財津一郎さん、久しぶりに観ましたがトランペット奏者で、「ソネ」で皆と演奏するところなんて、中々良かったですよね。
孫役の鈴木亮平君もよかったと思います。
映画の中でのジャズの演奏もしんみりとして、特に渡辺貞夫さんの生のサックス演奏が聴けて最高でした。
今年も本当にお世話になりました。
来年も宜しくお願いいたしますね。 (2010.12.30 17:00:33)

パピのママさん   rose_chocolat さん
こんにちは~

>この作品は、実はジャズに惹かれて鑑賞したんですよ。
>でも、ハンセン病という主人公の病気が内容の軸だったのですね。

両方の要素をうまく取り合わせて、素敵な映画になっていましたね。

>健三郎役の財津一郎さん、久しぶりに観ましたがトランペット奏者で、「ソネ」で皆と演奏するところなんて、中々良かったですよね。

そうですね。 新旧の世代の邂逅って感じで。
健三郎の想いも淡々と現していました。

>孫役の鈴木亮平君もよかった

ですねー! 彼のスタンスがぴったりでした。

>特に渡辺貞夫さんの生のサックス演奏が聴けて最高

これも、お得感いっぱいでしたね。

>今年も本当にお世話になりました。
>来年も宜しくお願いいたしますね。
-----
こちらこそいつもありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
(2010.12.31 11:45:41)


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