2170818 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Nice One!!

Nice One!!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Archives

2024.04
2024.03
2024.02

Comments

びー。@ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2010.11.01
XML

監督・脚本 : 日向朝子

原作 : 八木沢里志

出演 : 菊池亜希子 、 内藤剛志 、 田中麗奈 、 奥村知史 、 きたろう 、 松尾敏伸 、 吉沢悠 、 岩松了

鑑賞劇場 : シネセゾン渋谷

公式サイトはこちら。



<Story>


失恋の痛手から会社を辞め、ひたすら眠って毎日をやり過ごしていた貴子(菊池亜希子)は、神保町で古書専門の森崎書店を経営する叔父のサトル(内藤剛志)に誘われ、小さな書店の2階で暮らし始める。
ふさぎ込みがちな自分を何くれとなく気遣い励ましてくれるサトルやユニークな常連客、近所の喫茶店で働くトモコ(田中麗奈)らと触れ合ううちに、生まれて初めて貴子は本の世界に引き込まれてゆく。
そして、最低最悪の失恋に決着をつける時がやってくる。

森崎書店の日々 - goo 映画
森崎書店の日々 - goo 映画




<感想>

『ふたたび』の試写のあとに行ってしまいました。
時間遅くなったけど・・・
上映館が少ないので、観れる時に観ておかないとまた逃してしまうのです。
本が好き。 で、神保町も馴染みがあるので、これは絶対に外せません!









この映像の感じが、とても神保町っていう街に似合ってました。
落ち着いた色調で、まさに古書店街でのお話という感じがします。


そしてこれは、自分の人生に迷い込んでしまった女性が、
自分を取り戻していくお話です。
期せずして辛い扱いを受けてしまう。 しかも、自分が好きだった人に。
それは本当に耐えがたいと思うんです。
それが本を通じて、いろいろな世界と触れ合って、貴子は癒されていきます。


このように表現すると、ではまるでこの話はまるまる夢物語のようなのか? とも
思えるかもしれませんが、決してそうではなく、
むしろ貴子は現実の心の痛みと闘って行きます。
恋人が突然去って行った後の、心の、身体の空洞を埋める痛み。
そして心の傷をさらけ出して、対決しようとする痛み。
全部貴子は抱えながらも、どうしていいか分からずにいたところを、
叔父のサトルに背中を押されます。
必ずしも納得がいく結果でなくてもいい、それが前進するきっかけになるのなら。
しかし、その一歩を踏み出すことがどれほど勇気がいることなのだろうか。


自分を変えたい、今までの自分から脱却したいと思うことも
生きている上では出てくると思います。
その作業は実は困難を伴うようにも感じます。
何故なら、それまで自分が過ごしてきた「居心地のいい自分」を止めないといけないから。
いきなりできるものでもないです。
貴子は、彼女をよく知る人も、そうでない人も含めて、周りの支えがよかったのでしょうね。
これからの彼女の行く末を想わせるような、透明感のあるラストシーンも素敵でした。
菊池亜希子さんの雰囲気もぴったりです。




**********************************



今日の評価 : ★★★★☆ 4.5/5点















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.11.11 00:48:26
コメント(12) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


うーん   KLY さん
私はおじさんに背中を押されたというより、おじさんが
率先して連れて行ったと受け取ってるんですね。
貴子自らの決断というよりは。少なくともおじさんが家
の前まで一緒についていったというのが、子供の喧嘩に
親が出てきたみたいで異質に感じてしまったんです。
貴子自身が一人で訪れていたらroseさんの感じたように
受け止めていたんでしょうけど…。 (2010.11.11 23:04:11)

ステキなBirthday♪   pikurusu2225 さん
 おめでとうございます。
ステキなbirthdayをお過ごしになられたようですね!

 このお話、なんか雰囲気よさそうですねー。
日本的で、見たいかも!
でも、見られないかも、なので、本を読もうと思います(^^
(2010.11.12 00:08:09)

KLYさん   rose_chocolat さん
こんにちは~

確かに口を切ったのはおじさんかもしれないよね。
でも、ああいうことって、
本人だけの力だと言うに言えない部分ってあったと
思うんですよ。
こればかりは、被害を受けた人じゃないと分からない感覚かもしれません。

あの彼氏って非人道的というか、
恐らく貴子が1人で行ったとしたら、彼にすかされて脅されて、更なる屈辱を味わって、余計に傷を深くしたように思いました。
あの彼と結婚した女も、可愛い顔して何か嫌味な感じだったし。(個人的にああいうタイプの女は嫌いなのーww)

叔父さんがついてきてくれたからこそ、貴子は自分と向き合おうと思った訳ですよね。
ある意味、貴子は被害者ですもん。
そのくらいはいいと思うんだけどね。
(2010.11.13 09:20:35)

pikurusu2225さん    rose_chocolat さん
お祝いありがとう~
またどうぞよろしくです^^

これ、私はすごく好きな感じでした。
おすすめ!
本も雰囲気出てそうですよね。

(2010.11.13 09:22:13)

下町情緒。   BC。 さん
rose_chocolatさん、こんばんは。

下町情緒がありそうな作品ですね。
私は最近は時間なくて本はあまり読んでいないけど、元々本は好きだし、
女性監督なので観てみようかな。 (2010.11.21 23:37:59)

BC。さん    rose_chocolat さん
こんにちは~

これおすすめ。
神保町って大好きな街なんですよね。
本がお好きな方なら、雰囲気だけでも楽しめると思います。
情緒もいっぱいでした。
(2010.11.27 08:07:56)

新しい自分。   BC。 さん
rose_chocolatさん、こんばんは。

>何故なら、それまで自分が過ごしてきた「居心地のいい自分」を止めないといけないから。
いきなりできるものでもないです。

貴子は叔父さんの後押しがなければ出来なかったでしょうね。
それが良かったのかどうかは貴子本人にしかわからないけど、
以前とは違う新しい自分を見つける事が出来たような気はしますね。 (2010.12.13 00:55:24)

BC。さん   rose_chocolat さん
こんばんは~

貴子は、自分からは、言いに行くとは言いませんでしたからね。
それでも、問いただしたいと思ったのかもしれません。
苦々しい男だと思いましたけど、それでも、
貴子にとっては1歩踏み出すことになったと思いました。
(2010.12.14 21:36:13)

あの彼   ふじき78 さん
あの彼の心のなさっぷりが凄いですね。

映画内で唯一、自分の欲望の為に、他人を犠牲にする人間。おじの前で「で、今日はやってくの?」とか言い出しそう(そんな事を思いついちゃう自分自身も最低)。 (2010.12.20 00:21:49)

ふじき78さん   rose_chocolat さん
こんにちは~

あの彼は許せないですねえ。
奥さんも、冷血さでは夫と同類かも。 (そんな感じの表情じゃなかったですか??)

貴子みたいな女性っていっぱいいると思います。
そういう人たちの、心を汲み取る作品という感じがしました。
(2010.12.23 11:49:52)

こんにちは♪   mezzotint さん
TB&コメントありがとうございます!
おじさんが背中を押してくれたことは良かったですよね。
おじさん主導的に思えるけど、彼女自身誰かの支えが
欲しかったと思うし、、、。結果は辛いものではあったけど、再出発する気持ちになれたのではないでしょうか。
素敵な街ですね。いつかぜひ訪れたいものです。 (2011.01.16 10:44:35)

mezzotintさん   rose_chocolat さん
こんばんは~

ああいうことって、自分じゃとても傷つくけど、
誰かが背中を押してくれて初めてできることかもしれませんよね。
勇気必要だもん。
でも自分でケリをつけようと思ったことは、貴子にとってもよかったんじゃないかと思いました。
(2011.01.16 18:26:18)


© Rakuten Group, Inc.