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2010/11/13(土)10:47

『パートナーズ』 (2010) / 日本

邦画(は行・ま行)(62)

監督 : 下村優 出演 : 浅利陽介 、 大塚ちひろ 、 村田雄浩 、 川上麻衣子 、 近藤里沙 、 根岸季衣 、 熊谷真実 、 夏八木勲 鑑賞劇場 : ヒューマントラストシネマ有楽町 公式サイトはこちら。 <Story> 19歳の剛(浅利陽介)は知人の死をきっかけに、盲導犬訓練士学校に入学し、准訓練士となる。 初めて担当する盲導犬はラブラドール・レトリバーのチエ。 パピーウォーカーの長谷川家での生活を終え、訓練センターに戻って来たのだった。 しかし、チエは長谷川家の長女で10歳の美羽(近藤里沙)のことが忘れられない。 美羽に相談に行くと、「それは、私がチエを好きなったから」。 その言葉で、剛は、犬に愛情を感じていない自分に気がつくのだった。 パートナーズ - goo 映画 <感想> 関係者の方から劇場鑑賞券をいただいたので、観てきました。 自分ではたぶん選ばない作品なので、ちょうどいい機会でした。 (どちらかというと、動物ものの映画は苦手なので。。。) わんこものの映画ですと、『クイール』『きな子』は鑑賞しています。 『クイール』が、盲導犬の一生をざっとなぞったのに対して、 本作は盲導犬が誕生して活躍するまでの過程と、その周辺に関わる出来事を中心に 描いています。 簡単に言うと、 ・誕生 → パピーウォーカー宅へ。 ・パピーウォーカー宅を出る → 盲導犬訓練センターへ。 ・目の不自由な方(盲導犬ユーザー)とマッチングした場合、盲導犬として活躍する。 ・10歳(人間で言うと60歳くらい)くらいになると引退して余生を送る。 のが盲導犬の生涯です。 上のあらすじの中には出てないですが、もう1人、真琴(大塚ちひろ)がこの話に深く関わっています。 これ、文科省推薦の映画なのですよね・・・。 なので当然として観ていて安心できる結末になっています。 そして剛と美羽とちひろが別立てでストーリーが出てきても、結びついてしまうかなというのがわかってしまいます。 それは経緯から言って仕方ないと言えばそうなのですが。 で、おおよそ展開などがわかってしまう。 真琴自体がもともととてもスレた感じなんですね。 盲導犬ユーザーになってからも、自分とチエの安全よりも体裁を優先してしまったことが悲劇につながる・・・というのも、何となく共感ができにくいポイントでした。 彼女と熊谷さんはとてもよく似ていたので、母と娘役に持ってきたのはいいと思います。 川上麻衣子さんもなつかしい~。 美羽役の近藤里沙ちゃんはとても上手だったと思いますね。 あと夏八木勲さんの、ベテランの引き締めもよかったです。 主役の浅利くんは、劇団東俳生え抜きキャリアの持ち主で、 実直な剛役を丁寧に演じていました。 この映画に出てくるエピソード自体は、実際にあったことを映画のヒントに持っていているんだろうなという感じがします。 根岸季衣さんの吐露する本音とか、 パピーウォーカーの気持ち、処分される犬たちの話など。 ダンカンが出る場面のことなども、実際にありそうな話ですね。 哀しいですが。 ただ、そのあたりが少々盛りだくさん過ぎた感じがありました。 大切なことなのですが、登場人物が多い分、話を絞り込んだ方が、シンプルでよかったようにも感じます。 ********************************** 今日の評価 : ★★☆ 2.5/5点   

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