カテゴリ:バレエ(海外バレエ団)
【ボリショイ・バレエ 2017日本公演】
白鳥の湖 <全2幕4場> 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 台本:ユーリー・グリゴローヴィチ (ウラジーミル・ベーギチェフとワシーリー・ゲーリツェルの原台本に基づく) 振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、アレクサンドル・ゴールスキー、 ユーリー・グリゴローヴィチ 制作:ユーリー・グリゴローヴィチ 美術:シモン・ヴィルサラーゼ 音楽監督:パーヴェル・ソローキン 照明デザイン:ミハイル・ソコロフ 舞踊監督:マハール・ワジーエフ 指揮:パーヴェル・ソローキン 管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団 東京文化会館大ホール 開演19:00 <出演> オデット/オディール:スヴェトラーナ・ザハーロワ ジークフリート王子:デニス・ロヂキン 悪魔ロットバルト:ミハイル・クリュチコフ 王妃(王子の母):ヴェラ・ボリセンコワ 王子の家庭教師:アレクセイ・ロパレーヴィチ 道化:アレクサンドル・スモリャニノフ 王子の友人たち:アナスタシア・デニソワ アナ・トゥラザシヴィリ 儀典長:アレクサンドル・ファジェーチェフ 花嫁候補たち ハンガリー:ネッリ・コバヒーゼ ロシア:ヴィクトリア・ヤクシェワ スペイン:エルヴィナ・イブライモワ ナポリ:クセーニア・ジガンシナ ポーランド:ヤニーナ・パリエンコ 3羽の白鳥:オルガ・マルチェンコワ/マルファ・フョードロワ/アリョーナ・コワリョーワ 4羽の白鳥:ダリーヤ・ロフツォーワ/オルガ・カリーニナ マルガリータ・シュライネル/ダリーヤ・ボチコーワ ワルツ:エルヴィナ・イブライモワ/ネッリ・コバヒーゼ ヴィクトリア・ヤクシェワ/クセーニア・ジガンシナ ウラディスラフ・コズロフ/ドミトリー・エフレーモフ イワン・アレクセーエフ/ダヴィッド・モッタ・ソアレス ★ジャパンアーツ公式 ボリショイ・バレエ「白鳥の湖」 http://www.japanarts.co.jp/bolshoi_b2017/swan.html 待ってました〜〜ザハロワ様の白鳥。 久しぶりというのもありますが、全編通して「今私が演じられる最高のオデット、オディールをお見せしましょう」という気迫を感じさせる、これが引退公演でもおかしくないような渾身の演技だと思いました。どこまでも柔軟性に長けた身体ながら、若い頃のように勢いに任せた感じは一切なくコンロトールされ、隙がない。まさに動く造形美。 ロヂキン@王子とのシンパシーは、想像してた通りあまり感じなかったです。ただ、このグリゴローヴィチ版のオデットとオディールは、悪魔ロットバルトの魔力により惑い、そして映し出される王子の内面の象徴(そうですよね?)だと仮定すれば腑に落ちます。たった一度の裏切りから絶望へなだれ込む演出は、いかにもロットバルトの手の上で転がされている感じでいいですね。ラストは虚しさだけですけど……「僕ちゃんがバカでした」と今気づいても遅いんだよー ボリショイの満足ポイントは、やはり「踊り」が充実していることですね。花嫁候補たちもポワントだし、他版に比べてロットバルトが踊りまくるので見応えがあります。 今年は初来日から60周年を記念する公演。これまでの軌跡がパネル展示されていました。 70年代後半から80年代は(私が10代後半〜20代)、ボリショイのプリンシパル・ダンサーは憧れでしたね。少女の頃に憧れた バレリーナ そのものって感じで。ナデジダ・パブロワの「くっ」としなる脚が好きでした。ダンサーのどこに一番注目しますか?と聞かれから即答で「脚!」ですよ。脚のラインと甲。それは現在も変わりません。次に柔軟性、テクニック、プロポーション……かな。そのMy基準でいくと、No.1はやはりザハロワ様です。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.06.19 18:37:20
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