大会屈指のシーソーゲーム。極上な日本とセネガルの好試合
開始直後こそやや押され気味の日本だったが、先制されてからも白熱した試合に目まぐるしい試合展開、川島の信じられない凡ミス、両ゴール前の攻防と攻守の質。極端なチーム同士の良質な対戦、クレイジーで無秩序的な3ポイント同士の対戦は大会屈指の好ゲームだった。長谷部の戦術的な判断、乾のテクニカル、三大会連続ゴールの本田の勝負強さ、柴崎岳のゲームコントロールとディフェンス力。先制されながらも2度追いついた日本は見たことがない。セネガルの前線に自由はほぼなく、昌子、吉田のCBコンビが安定。大迫は前線でボールをキープし、クリバリを上回っていたし、終始、日本はセネガルの自由にはさせなかった。シーソーゲームこれぞ極上なスペクタクルな一戦だ。西野監督の采配にも賛辞を贈りたい。世界のにわかファンには(観戦を軽視したであろう試合)この試合を軽視した世界のサッカーファンは最もスペクタクルな試合を見逃した。