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コンビニ開業してから閉店するまでの物語～現在

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いよいよオープニング当日です！

オープニング当日ついに念願のオープニング当日を迎えました。なんだかとっても長かったなぁと思いました。お金のこと、スタッフのこと、そして研修でのことなどいろんなことがありました。というとまるでもう終わったかのような気持ちですが、でも、これからが本当の始まりです。オープンの２日前から、ご近所へチラシをもってご挨拶にいきました。スタッフ４～５人で手分けして、回りました。だいたいのみなさんは好意的で、近くにコンビニができることを喜んでおられるようでした。私の店舗は、ベッドタウン的な立地でした。市の中心部から５～６ｋｍでしょうか。ちょうど新しいマンションなどが建設される時期で、地域の人口も増えているようでした。店舗は生活道路に面して、駐車場は８台程度しかありませんでした。でも１０年前としては、一般的な駐車スペースの店舗でした。さて、チラシ配りやご近所への挨拶も終わり、いよいよオープンが近づいてきました。店前にはお祝いの花が一面に飾られて、いかにもオープンという感じです。朝７：００のオープン予定だったと覚えています。でももう６：３０過ぎには、ご近所のお年寄りなどが店内に入って品定めなのか物色をしているようでした。ちらほらと、お客様もお見えのようで、オープニングセレモニーが始まりました。テープカットと本部のお偉いさんの祝辞をいただきついにオープンです。その後私が挨拶したような気がするのですが、何をしゃべったのかは、まったく覚えてません。だいぶ緊張してたんでしょうね。オープン直後からどどーっとお客様が来店されるのかと思ってましたが、チラホラと言った感じでした。スーパーマーケットやデパートのオープンとは違うなぁーとちょっと気落ちしたのを思い出しました。とりあえずオープンはしたものの、スタッフは付け焼刃の素人軍団です。初日から思いもよらぬ問題発生がまっていようとは、この時点ではまだわかりませんでした。

2008年01月29日

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ついにオープン前日！

※いよいよオープン！研修から戻ると、もう店舗のオープンまでは2週間もありません。特別にするようなことは無いのですが、いろんな申請業務やら（保健所・タバコ・酒・など）賃貸契約の締結やらその他こまごました用事がありました。でも、今から思えばこのオープンするまでのひとときが、唯一心置きなく休める日々となるなどとは、この時にはわからなかったのです。毎日普通に起きて、普通に寝る。たったこれだけのことがとても幸せなことだということが、後でわかるのです。さて、オープンまで約１週間に迫ったある日のこと。またまた問題発生！！！チェーン本部の開発担当者より連絡があり、オープンが遅れそうだとの事。理由を聞いてみると、店舗の建設の遅れが原因らしい。なんだか、張り詰めていたものが、ふっ…ととぎれたような、空かされたような感じで、ちょっとモチベーションが下がりました。とはいうものの、不可抗力の事故のようなものなので、前向きに捉えて、オープンまでの自由な時間が増えたと思うようにしました。さて、オープンまでというのは、色んな準備が必要です。店舗に関するハード面（建設・内外装・各種設備）については、本部や業者さんにまかせるとして、ソフト面（スタッフの面接・採用・教育）は、おまかせと言うわけにはいきません。特に、スタッフ採用については、１店のコンビニエンスストアが店舗を運営していくにあたり、いちばん大事な要です。面接をした経験はありましたが、今回は自分自身の店舗ということで、真剣さが違いました。やっぱり一緒に仕事をしていくことを考えると、条件面だけではなく、気持ちよく、楽しく仕事ができそうか？という人柄にも重点を置きました。２４時間営業ですから、全時間帯のスタッフが必要です。まして、スタッフとなってくださる方も、勤務回数、勤務時間、勤務曜日などが千差万別です。たった１店舗のコンビニですが、延べ人数で１０～１５名が必要とのことでした。募集の広告は、求人誌等で掲載していましたが、新しくオープンする店舗というのは、既に営業している店舗の求人募集よりも、段違いに応募される方の人数が多いとの事でした。私が応募する立場なら、やっぱり新しい店舗というほうが、色んな意味で魅力があると思いました。先輩もいない状態ですから、入った瞬間にもう自分が一番古い先輩となるわけです。そういうわけで、求人募集に対しては２０人前後の応募者があり、オープンの約１週間ほど前に面接となりました。面接当日。朝から面接が始まりました。本部から面接要員と面接マニュアルなどが来て、まあ言ってみれば、あたりさわりのない、ありきたりの面接が始まりました。私は店舗のオーナーということで紹介されたぐらいで、特に面接時には質問らしい質問もしませんでした。面接内容は、本部要員がやってくれましたので、傍らで、様子をみている感じでした。ただし、見ているとはいっても先ほどもいったように自分の店舗スタッフになるわけですから、真剣に観察をしていました。入室時の挨拶から始まって、第一印象の顔の表情と目線、面接態度、言葉使い、質問に対する答え方などを注視したいました。いろんな企業での面接もだいたい似たようなものかもしれませんが、やっぱり第一印象というのは、大切だと思いました。最終的な、採用の可否は私に委ねられました。本部要員等の意見も参考にしながら、約１２～１３名程度の採用予定者を決めました。実際にその後いっしょに仕事をしてみて、思ったのですが、第一印象の時に感じた印象は、やっぱりそのまま仕事の上でも変わりませんでした。今も時々面接をする機会がありますが、第一印象(電話時の第一印象も含む）は、間違い無くその人を表しますね。そう言う意味では、私の店舗の最初の採用については、ある程度成功したと言えるかもしれません。採用が決まったスタッフは、すべて未経験者でした。私としては、始めから自分の店舗のカラーとでもいいますか、キャラクターというか、そういうものを創り他店との差別化をしたいと思っていました。そう言う意味でも、経験者をあまり採りたくなかったのです。ところが、私の方針は方針として、現実を直視すれば、まったくの素人さんばかりです。さっそく店舗でのオープンの為の研修が始まりました。とはいってもオープンの２～３日前の数時間程度です。それぞれのスタッフは、勤務時間が違うのと、現在主婦の方や、学生、フリーター、本業のある方などさまざまです。研修をするといってもそう言うわけで、一同いっしょにというわけにもいかずまばらに、少人数ずつで行いました。多い人で５～６時間、少ない人で２～３時間程度の研修となり、とりあえず挨拶とレジ打ちができる程度となりました。私としては、とても不安で、本当にこれでオープンできるのだろうか？と思ったものです。そんななか、ついに翌日オープンとなりました。（どうなることやら…）

2008年01月24日

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実地店舗研修終えて・・・

さて今度は実地研修となるわけですが、その前に、ブログタイトルを“　コンビニ経営の裏話（秘話？）”から“　コンビニ開業物語　”に変更させていただきました。変更の特別な理由はないのですが、私がコンビニを開業する前から・・・開業中・・・現在に至るいろんなエピソードやお話をしたいと思うと、ひとつの物語になると思いまして、変更させていただきました。あしからず・・・ご報告までということで、本題に入ります。さて２週間程度の缶詰研修が終わり、いよいよ実店舗での研修となりました。机上の研修最終日には、テストがありました。そのテストの点数と実店舗での点数で８０点くらいだったか？その点数が取れなければオープンのOKが出ないとのこと。私とすれば、契約をして、借入もして返済開始日まで決定しているので、遅れるわけにはいきません。机上の研修最終テストも真剣モードでした。今から思えば半分脅しのようなものだったと思います。東京で研修した仲間たちは、総勢３０～４０名でしたでしょうか？はっきりは覚えてませんがそのくらいです。で、店舗へ実地研修というわけで、数人ずついろんな店舗へ別れて行くんです。研修生を受け入れる店舗を決めてあるらしく、毎回その店舗で行われるようでした。私達夫婦が行ったのは、神奈川県のとある中学校のちかくのベッドタウンにある店舗でした。店舗では清掃から始まり、接客（レジ）、発注、清算、などを順番に覚えていきました。店舗内のオペレーションは、すべてマニュアルにそって覚えるので、アルバイトさんに教えるようなことから教えられました。トイレ掃除や窓拭き、床磨きなどありとあらゆる清掃を体験しました。自分の家や会社の清掃もあまりしたことがなかったので、清掃自体がとても新鮮で、汗をかきながら知らず知らずのうちに、真剣になっていました。ただ、ひとつ心配はありました。おなかの大きい妻は、機敏には動けませんし、重いものもNGです。まして、毎日仕事中におなかを蹴るらしく（おなかにいる子がですよ・・・）私としては気が気ではありません。清掃にしろレジへ走るにしろ、妻だけはゆっくりとさせてもらったものです。ところで、その店舗で私達夫婦と一緒に研修となったのは、ある県からきた３人組でした。彼ら（男２名、女１名）は、ある会社の社員で、会社としてもう数店の経営をしていて、そこのスタッフだということでした。私達夫婦と違って、実際に店舗の経験がある３人だったので、とても助かりました。最初の数日は、店舗にも教育係の本部社員がべったりとついて、それこそ手取り足取り教えてもらいました。でも慣れてくると、教育する（トレーナーと呼んでいたように思いますが・・・）トレーナーが、前に話した経験者（現役）3人組に私達夫婦のことをある程度まかせていました。私達夫婦とは10歳くらい年齢差があったと思います。でも、とてもしっかりしていて人間味のある優しい若者たちでした。店舗での研修の終盤には、みんなで打ち上げではないですが、お酒を飲みにも行きました。彼らは東京近郊からで、この研修の目的は彼らの社内における昇進のためみたいでした。店長となるのか、マネージャー的仕事につくのか、そのための研修参加なので、あまり緊張感もなく、そのおかげで私達もあまり緊張感がなく？（笑）と言うか不必要に変な緊張もせず、自然体に近いあたちで過ごすことができました。そうこうしているうちに、店舗での研修最終日となりました。研修としては大きく分けると、レジ・接客清掃全般発注（減った商品の注文）業務清算（1日の売上を確定させる）業務というような業務です。それで最終的には、また店舗での研修に対して机上のテストがありました。それと実地なので、レジ操作と清算をするのにつかうストア用のコンピューターを使っての操作の実地テストがありました。最終的には、やはり未経験の妻だけが再試験となり、一人だけ居残りで再研修というかわいそうな状況となりました。それでもなんとか全員が研修の終了証をいただいて、帰路についたわけです。約1ヶ月弱の研修が終わり、一路子供のいる我が家へ早く帰りたいと思う私達でした。

2008年01月19日

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研修初日を終えて

研修初日を終えて１７時頃でしょうか？研修が終わって帰路（といっても帰りは近くのビジネスホテルですが・・）につきます。実は、１７時に帰路につくというのは、今までほとんどなく、新鮮でした。研修なので仕事を終えたとは言いがたい状況とはいえ、なんだかとてもわくわくしてました。まして東京の普段とは違う場所での開放感も重なり、まるでリゾート地にでも来たように、妻とはしゃいでいました。当時結婚して１０年目くらいでしょうか？３年おきくらいに子供ができて、嬉しい反面、夫婦２人の時間というのはほとんどなかったように思います。結婚当初から親と同居していたこともあり、妻は特に２人の時間を喜んでいたと思います。そういう私も、実家に残してきた子供には悪いと思いつつも、おなかの大きい妻と楽しいデートをさせてもらいました。人は、日常とかけ離れたリゾートなどへいくと、とても大胆で開放的になりますよね？私達夫婦にしてみれば、モロ、リゾートだったんです。毎晩、食事は外食で、今日は居酒屋、翌日は中華などと研修後の毎晩はまるで遊びにきている旅行者のごとく身重の妻とともにある意味新婚当初のような日々を満喫させていただきました。のこしてきた我が子よ・・・ごめんな・・・・でもそう言う日々があったりすることで、退屈な？研修も楽しいものとなりました。妻と出会った時に語った夢や目標のような怖いもの知らずの時期に戻ったような、そんな錯覚めいた話に花がさいたのも、そんな状況のせいかもしれませんね？研修自体の話がありませんねぇ・・・（すいません）私としては特に記憶に残るものがあまりありません。しいて言えば、この研修は、まったくのど素人の人を、コンビニのオーナーというか店舗の運営（店員といってもいいと思います。）をあるていどできるようにする、という目的を第１とした研修なので、経験者やすこしかじった方からみればどうってことのないものだったと言えます。そう言う意味では、高齢（５０歳以上）の方は大変そうに見えました。レジなどの機器の操作方法などの時間もだいぶあったのですが、和気あいあいと楽しい時間だったという思いでしか記憶にありません。室内での机上の研修としては、初日のみ緊張感がありましたが、あとの数日は本当に楽しいもので、毎日出勤？（９：００頃～１７：００頃だったと思います。）が楽しみでした。前半の机上缶詰？研修報告でした。

2008年01月13日

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研修会場にて

さて、いざ研修会場に着いてみると思ったよりも年配の方が多いのに驚きました。当時３０代の私は、親に近いような年齢の方がいることに正直信じられませんでした。まあ、みんな初対面で、いろんな地域から来ているので、だいたいはいっしょに来た仲間や知り合いで固まって話をしているようでした。同じチェーンの仲間になるとはいううものの、初日の朝は、ここに居る人たちのなかでは、ナンバーワンで研修を終えてやるぞ！とまるでサラリーマン時代に味わったような、そんな気持ちになったものです。そうこうしているうちに、研修開始となりました。研修内容は、半分は机上の研修とでもいいますか、基本的な部分が中心のものでした。残り半分は、実際の店舗へ入っての研修とのことでした。初日からは、室内での缶詰研修が始まりました。コンビニの研修ですから、レジや商品もあって、実店舗さながらの状況をつくってありました。ある程度の基礎的な講習から始まりましたが、緊張のせいもあり眠くなることもなく真剣に聞き入っていました。サラリーマン時代にも、いろんな研修を受けましたが、違いは自分自身の気持ちでした。“　この研修後には、もうだれも助けてくれない　”といえば大げさかもしれませんが、自分が一国一城の主として自分自身が切り開いていく。すべてが、人事ではなく、自分にかえってくることなんだ！そう思うと、眠いという次元の受講姿勢はありえませんでした。話は変わりますが、実は私はとても引っ込み思案な性格で、学生時代は手を上げて発表や質問をするというタイプではありませんでした。ところが、この研修においては、これでもか！というくらいに質問攻めをしました。講師のスタッフがいやがるくらい（顔にそう書いてありました。笑・・）今から思うと、“　今聞かなかったら後悔しても後戻りして聞けない！　”そんな意識だったように思います。本当に真剣味が違っていたのは事実です。でもそんなかっこいいことをいってますが、昼食後は普通に眠かったです。（苦笑・・・）情けないですが、昼が近づくと、コンビニの研修なので、どんな昼食なんだろう？と次元の低いことを考え、まあ、コンビニ弁当程度（失礼な表現ですよね？）だろうな？と想像していました。でも実際にでてきたのは、割と、ちゃんとした（またまたとても失礼な表現ですが・・・）幕の内風の（１０００円程度と思われます。）お弁当でした。今から思えば、そんな時こそ実際の店舗で販売しているお弁当をたべてみたかったと思います。とりとめのない話ばかりで申し訳ありません。そんな状況で研修初日を終えたわが夫婦でした。

2008年01月12日

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大事なことが抜けていた・・・

ところで、ブログの経験は前にも言ったように初めてですが、いろんな方のブログを参考に少しレイアウトやカラーをいじってみました。やってみるとなかなか楽しいものですね。でもこれだけいじるのに恥ずかしいですが、だいぶかかりました（笑・・・）さて、コンビニ経営に向けて資金の借入のほうは、なんとかめどがついたのですが、今度は実際に店舗を運営する人間がいません。というより、チェーン本部からは、専従者といわれる俗にいうオーナーは、夫婦や家族を求められます。私はというと、妻はいるものの臨月でもう生まれてもおかしくない状態で、戦力としては難しい状況でした。まして店舗のオープン前の約１ヶ月近くは、オープンにむけての缶詰の研修もありとても困りました。チェーン本部からは、どうしても専従者として２名が研修を終了しないとオープンはできないと詰め寄られます。簡単に１ヶ月近くもいっしょに研修を受けてくれる人がいるはずもなく、しかたなく身重の妻をつれて研修にいくこととなりました。資金の手当てばかりに気をとられて、大事なことが抜けていたために、妻に申し訳なく思ったものです。研修については、全国いろんな場所で行われていましたが、私達は東京での研修となりました。当時おなかの子と小学校低学年と幼稚園の男の子２人がいましたので、１ヶ月近くも離れるというのは、親にとっても子にとっても初めての経験です。私は長男で、親と同居しておりましたので、子供たちはじいちゃんとばあちゃんに預けて旅立ちました。出発の日はさすがに後ろ髪をひかれる思いというのでしょうか？私も妻もとても心配したのを思いだします。そんななか東京に着いて研修がはじまりました。私は流通業の仕事の経験から、ある程度の予備知識があったので心配はしていなかったのですが、妻はまったくの素人でした。いったいどんな研修をするんだろう？と少し緊張しながら研修会場へと向かいました。

2008年01月11日

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資金準備に悪戦苦闘

さて、借入と簡単に言いましたが、３０００万超えの借入などしたこともありません。いい歳こいて、どうやったら借入できるのかも、まったく知りませんでした。加盟するチェーン本部自体にそういうシステムがなかった（最近はあるそうですが・・・）ので、自分で用意するしかありません。とりあえず、チェーン本部の開発担当者に相談しました。すると“　国民金融公庫がいいでしょう　”　とあっさり言われたのを思い出します。それと、市が運営している　“　制度融資というのもありますよ　”と教えてくれました。本当にはずかしいのですが、家を建てたこともないので、こういうたぐいの借金というものをしたことがないのです。結局、チェーン本部に作ってもらった経営目論見書などをかかえて融資のために日参する日々が続きました。毎日のように金融機関から、“　あれを持って来い、これをもってこい、”などといろんな資料や証明書類の催促でした。まったくわからない私は、もちろん言われるままにいろんな書類などを用意しました。ただその時に思ったことがあります。なんとお金を借りる側はみじめなんだろう。そして金融機関というのは、なんと機械的な冷たいものだろうということでした。いい言い方をすれば、ビジネスとしての交渉なので、ある意味ドライで、利益を追求し返済を確実にさせるようにするのが仕事だというのはわかります。それにしても冷たいなぁ～というのが正直な気持ちです。まあ私の気持ちはこのくらいにして、結局約半月ほどかかっていろんな条件をクリアーして申請書の提出・受理までこぎつけました。あとは実効日を待つのみとなったわけです。それから約１ヶ月後くらいでしたか、めでたく？借入をすることができました。ほっと胸をなでおろしたような、安堵感もつかのまに、また次の試練がまっているのでした。

2008年01月08日

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開店前準備

家族の同意を得て、コンビニ経営スタートとなるはずですが、大きな壁が待っていました。お金（資金）です。恥ずかしい話ですが、３０代のいい歳の男が貯金というものはまったくないのです。コンビニを経営するには、どのくらいのお金が必要なのか？チェーン本部の話を聞くこととなります。よく新聞等のチラシにでている３００万円あればスタートできます。というふれこみは、目にしていたので、とりあえずそのくらいと思っていました。そこで内容を聞くと、とんでもないことに驚きました。３００万円というのはチェーンに加盟するときの加盟金といわれるもので、簡単にいえば入会金のようなものです。それだけで済むのかといえば、ノーです。店内には商品を並べなければ商売はできません。ざっと初回オープン前に必要な商品の代金が３００万～３５０万くらいでしょうか？ここまでで６００万超えの資金が必要とわかります。さあこれで終わりかというとまだありました。運転資金がいるのです。もちろんオープンしてすぐに予定以上の売上があって、初月から利益が出れば別ですが、それを期待していてもしかたがありません。私は、従業員の給与や経費や自分の生活費などをかんがえるとあと３００万程度は最低でも必要と思います。ただこの金額は３ヶ月利益が出なかったらという場合で、４ヶ月目以降利益が出るという前提の金額でした。結局トータル１０００万円程度は必要なんだと、この時にわかりました。でも、ここでまた問題発生！！！今お話した３００万円の加盟金で開業する場合でも約１０００万の資金が必要と言いましたが、このタイプだと、サラリーマン時と変わらない年収になる可能性が高いということ。コンビニの各チェーンには、多少の違いはありますが、簡単に言えば、ロイヤリティと言われる本部に支払う金額の割合％が、初期の投資金額が少いほど高いということです。たとえば、３００万円の加盟金のみで開業するとしましょう。でも、店舗の建物や内装・外装の費用は含まれていませんよね。その費用は、チェーン本部が出資していることになり、その回収を毎月のロイヤリティでしているのです。ですから、建物や内装も自分で負担すると、トータルで２５００万～３５００万のお金が必要になります。（金額に幅がありますが、内装のみ負担などの選択肢があるためです。）でも、仮に３００万円の加盟金のタイプのロイヤリティが６０％～７０％とすると、１００万円の利益が出ても自分には３０～４０万円しか入ってきません。かたや、内装・外装も負担して３０００万円を出資したとすると、ロイヤリティが３０％前後となり１００万円の利益にたいして７０万円前後が自分に入ってくることとなります。注：ロイヤリティについてはチェーン各社にバラツキがあったり算定方法が違いますので、上記は　　あくまでも一般的な例としてください。ものすごく違うというのがわかるでしょ。あと、選ぶのは、加盟する本人それぞれの資金額やいろんな要因があると思います。私はどうしたとおもいます？貯金ゼロ、一家７人と２匹をかかえる私が下した決断！！！！！私は、いろんなことを考えて初期投資金額の一番多いタイプを選んで、資金は借入という決断をしたのでした。

2008年01月08日

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１０年前の決断

今日は２回目の日記です。私が約１０年前にコンビニの経営をはじめたときは、３０代でした。サラリーマンを辞めて、自分で経営をしたいと思ったのは、理由がありました。当時の会社では、不満があったわけではありません。むしろ順調な状態で、会社自体も伸びていました。なぜ辞めるんだ！考え直せ！上司や同僚などから、しつこく止められました。会社は流通関係の会社でした。私は、営業職として仕事をしていました。仕事自体にもやりがいがあり、自分でいうのもなんですが、成績も良くポストも同期の中ではいいほうでした。でも何かが違う。何かが足りない。そんな気持ちが、いつしか膨らんでいくのを日々感じていました。そんなある日、ある結論に達しました。会社は、会社の看板があるから自分は守られているし、営業も看板でできる。じゃあ、私という人間力とでもいいますか、自分だけではどんなことができるんだろう。自分の力で、人、物、金を動かしてみたい。その気持ちがどんどん大きくなって、辞表をだしました。当時は、子供も２人いて、３人目が妻のおなかにいるという大変な時期でした。でも妻に相談すると、思いがけない返事が返ってきました。“　あなたのしたいようにしてください。私は信じてついていきます。”というような感じだったと思います。今から思うと、よくそんなことを言えたなぁ～と妻を尊敬します。父母もしぶしぶですが、一応了解してくれました。家族の承諾があってはじめて、新しい門出となったわけです。

2008年01月07日

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ブログデビューしました。

はじめまして。本日生まれてはじめて、ブログに書き込みます。とても緊張してます。自己紹介からさせていただきます。かおすといいます。地方に住んでいる４０代の男性です。妻と子供３人、父母、犬、猫の７人と２匹で暮らしてます。プロフにもありますが、約１０年前に脱サラをして、コンビニエンスストアを経営しています。今回、ブログデビューしようと思ったのは、私と同じように経営している方や、スタッフの方、または、今からコンビニをしようと思っているかたや、迷っている方、困っている方などいろんな方に何か力になれないだろうか？と思ったからです。力になるというととてもおこがましいのですが、私自身１０年やってきたいろんな情報や、裏話なんかを発信してみようと思っています。今日はとりあえずデビューということで、自己紹介のみさせていただきます。ありがとうございました。

2008年01月06日

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