コンビニの年末年始に思うこと
ファミマ、過労死訴訟で和解 店員遺族側に4300万円 という記事を今朝見ました。コレ、とても可哀想な出来事で、悲しいことなんですが、従業員だから損害賠償ということで支払われる事例。でも、コンビニオーナーは、残業もクソもありませんので、何時間働こうと何の保証もありません。自分で生命保険に入って、自分が死んだときに家族を守るくらいしかできないわけです。年末年始は特にアルバイト、パートさんが、休みを取りたいというのが普通なので、この時期はオーナーフル稼働という場合も多いはず。コンビニをやっていた十数年は、紅白歌合戦なんて見たことないです。当時を思いだすと一番かわいそうなのが、小さい子供と過ごす時間が取れなかったということでしょうか。お正月というのは、子供にとっても特別なもので、お年玉をもらって初詣に行き、家族水入らずで過ごすのが定番です。そういうあたりまえの生活ができなくなるということが、最初は苦痛なんですが、コンビニを続けていくうちに、当たり前になってしまうという恐ろしい感覚麻痺になっていきました。コンビニを始める前に、聞いていたのは、「お金が儲かっても使う時間がない」とか「家族の時間がとれなくなる」「昼夜逆転の生活になる」等々いろいろでした。正直、そこそこ儲かっているときは、従業員で店舗をまわしていけるので、ある程度人間らしい生活ができました。ところが、競合店ひしめく状態になると、人件費削減のためオーナーが毎日十何時間店舗に張り付くようになります。こうなると、もう家族との時間どころではなく、泥のように働く日々が続きます。過労死してもおかしくない状態が、本当に訪れるわけです。なので、ニュースでファミマ従業員の過労死による「過労死訴訟で和解」という記事は、他人事ではないと感じます。命を失ってまでする仕事ではないです。経営不振で青色吐息のオーナーさん、コンビニなんて早くやめたほうがいいですよ。その労力を、他につぎ込んだほうが、よっぽど人間らしい生活ができます。コンビニやってて、やめた私が言うのだから、ホント間違いないです。今日は大晦日です。無理をしないで、頑張ってください。よいお年を~ありがとうございました。 ツイッターやってます。 よかったらフォローお願いします ↓m(_ _)m⇒http://twitter.com/tgaia173/ 記事が参考になったよ!とか面白かったよ! と思われましたらブログランキングをクリック していただけるとうれしいです。 宜しくお願いいたします。小売・飲食業 ブログランキングへにほんブログ村