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カテゴリ:コンビニエンスストア
私がコンビニを始めたのは、前にも言いましたが、約10年前。
当時30代の私には、オープンしてすぐ生まれた子人も含めて 3人の子がいました。 上から9歳、6歳、0歳です。 当時は頭の中は、コンビニ経営のことでいっぱいで、子供達の ことは、正直あまり見ていなかったように思います。 コンビニ経営を始める方に、50~60代の子供が既に成人し ているような方が多いのもわかるような気がします。 経営がある程度軌道にのるまでは、なかなかスタッフにまかせ きれないのが現実です。 特に金銭管理もからむので、ある程度信頼のおける片腕的存在 が必要です。 そういうスタッフをどれだけの期間で、何人育てる事ができる のかというところで、経営者としての休日なり、いろんなこと を考える時間を作れるかどうかが決まります。 これはコンビニ経営だけの話ではなく、すべての経営者に言える ことだとは思います。 ただ、コンビニというのは24時間営業という側面があるので、 身も心もどっぷりと休日という感覚は、少なかったように思い ます。 睡眠中に電話が掛かる事もありましたし、食事中、入浴中など あらゆる時間帯に連絡が入りました。 でも、今考えると、そういう状況に対応するスタッフを育てて いなかったからだと言えます。 いつ連絡が入って出勤しなければならない状況になるかを、正直 ビクビクしながら過ごしていたように思います。 ですから、家族といても心は半分上の空で、ゆったりと子供と 遊んだり、話したりしていなかったように思います。 そういう意味では、家族にとっては、いい父親で、いい夫では なかったでしょう。 現在40代の私は、まだコンビニを経営していますが、もう一度 30代に戻ることができたらコンビニ経営をするか?と聞かれたら “ ぜったいにしない ”と断言できます。 こういってしまうと、今からコンビニ経営を考えている方に申し訳 ないのですが、本心です。 理由は、30代というところです。 家族や子供と接することのできる大事な時間を、取り戻すことはでき ません。 でも、子供たちが成人し、夫婦だけでやっていくとか、余生の趣味の 一部くらいのスタンスであればはいいのかもしれません。 こんなことを言うと、いまから始めようとしている方の気をそぐかも しれませんが、要は片手間にできることではありませんし、そんなに 楽ではないですよ・・・と言いたいのです。 それなりの覚悟が必要です。 もちろんコンビニに限らず起業(事業)を始めようとする時は、それなり の覚悟は必要です。 コンビニは、フランチャイズチェーンという形態をとっていることが多く 加盟する方は、割と安易に加盟されているように思います。 加盟前の説明などは、将来性や利益のシュミレーションを本部から、説明 されると思います。 でも実際に経営するのは、本部ではなく、ある種のれんわけされたといえる 加盟店オーナーなのです。 そのあたりの認識の違いが、昨今のチェーン本部とのいろんな訴訟問題に なっている原因だと考えます。 なんだか、家族の話からそれて行きましたが、私が言いたいのは、コンビニ 経営は、様々な軋轢やデメリットやリスクが隠れているということなんです。 家族との時間を大切にすることを第一とするならば、コンビニの経営は、やめた ほうがいいでしょう。 ただし、企業として経営する場合をのぞいては・……です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月30日 22時31分39秒
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