コンビニがフランチャイズ展開してから、
もう40年ほど経つのですから、早いものです。
コンビニが始まったのは、セブンイレブンの
1974年(昭和49年)5月15日 -
東京都江東区に第1号店「豊洲店」です。
その後、現在に至るまで大小様々なコンビニが、
まるでたけのこが育つように増えました。
そして便利にはなりましたが、
昨今頻発しているいろんな問題を目にします。
強盗やクレーマーをはじめ、
従業員による非常識な行動をSNS等を使って
拡散する事件など・・・
私がコンビニを始めたのが約20年前。
その頃は、今ほどの店舗数はなかったので、
経営していくのはそれほど難しくはなかった。
その後、コンビニチェーンの出店が加速して、
5年後にはもう周り中に競合店がひしめきあう
という状態でした。
お酒やたばこといった専売品については、
距離規制などもありましたが、規制自由化という
社会的な流れは、止まりませんでした。
言わば、既得権益的なメリットは無くなり、
誰でも何処でも、いつでも参入できる時代を
迎えたといってもいいでしょう。
コンビニファランチャイズチェーンに加盟すると、
一般小売店と明らかに違うメリットはあります。
いくつか挙げてみますが、
・商品を仕入れる場合の仕入れ先や納入価格の
交渉をしなくていい。
・営業をする上での、接客、販売、労務管理など、
ほとんどがマニュアル通りやれば可能。
・一番面倒な経理についてもほぼ本部が管理。
ざっくりと言えばこのようなメリット?があるので、
全く畑違いのサラリーマンなどが、定年退職後などに
始める場合が多いようです。
つまり、商売のド素人でもとりあえずオープンして、
コンビニとしての営業活動はできるわけです。
だから、今もなお
「コンビニオーナーになりませんか?」
というキャッチフレーズの広告を目にして、
参入する方がいるのでしょう。
さて、反面デメリットもあります。
・契約時に契約年数があるので簡単に辞めれない。
・店舗内外装や販売する商品、価格など全ては、
自分の好きなようにはできない。
・競合店がオープンしても、個人的な販促活動など、
抜本的な対策は実行しにくい。(殆どできない)
ざっくりとこんな感じですが、
一言で言うならば、自分の店舗であっても、
実は自由にならないことが多いので、
自分の店舗という感じがしないということ。
フランチャイズ契約を結んだわけですから、
当然と言えば当然なんですね。
そういうことも全てわかっていて、
「フランチャイズ契約」
をしているはずです。
調子よく利益が上がり続けている時は、
フランチャイズのデメリットやリスクについて、
なかなか考えないものです。
思うような利益が上がらなくなった時に、
初めて
「このままではヤバイ!」
と思うのですが、借入資金の残額や、
フランチャイズ契約の縛りが足を引っ張って
なかなか思い切った決断ができなくなります。
フランチャイズに加盟することで起きる
メリットとデメリットをよく吟味した上で、
契約することが必要です。
コンビニに限らず、フランチャイズ契約をして、
フランチャイジーになる予定の方(オーナー)は、
契約前に、もう一度メリットやデメリットと
リスクを考えてみていただきたいと思います。
ありがとうございました。
コンビニ開業物語:管理人
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