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Jul 22, 2009
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Solar Eclipse

0722l.jpg

高尾山にて、偶然、日蝕に遭遇しました・・・。



今日はとても不思議な日・・・。
霧が深い山の中、何もかもがとても幻想的で、まるで幽玄の世界を漂っているようです。

0722f.jpg



0722r.jpg



0722c.jpg 0722s.jpg 

そして今日の部分日食は、私に不思議な力を与えてくれたような気がします。
本当に、ふと空を見上げた瞬間、雲の間からふとあらわれた太陽が欠けていたという、
たったそれだけのことなのですが・・・。


0722t.jpg


日食については、どうしても悪いイメージがつきまとっていました。
「大惨事の前兆」という不吉なしるしに思えてならなかったのです。
それは、今から調度10年前の1999年、トルコで皆既日食がありました。
その日、イスタンブールの職場のバルコニーにて、
だんだんと消えてゆく太陽の光を、長くなってゆくビルの影を眺めながら、
どういうわけか本能的に、かつてないほどの恐怖心を覚えたことを忘れはしません。
まるで、世界が傾いて沈んでしまうような奇妙な錯覚を受けました。
偶然にもその翌日、皆既日食ツアーに来ていたお客さんが事故に遭い、
そして1週間後にはあのマルマラ大地震が起きました。
ビルが倒壊し、何万人の人が瓦礫の下に埋もれた、あの信じられないような大惨事を目にし、
どこかで日食で感じた不吉な予感と現実との因果関係を
無理やりリンクさせ、自分を納得させようとしていたのかもしれません。

0722y.jpg


1999年の日食は、そういうわけで私にとっては大きな災害の前兆を意味するものでしたが、
あの地震が私の人生の中に大きな意味を与えたことも確かです。
あれから1年ほど生活がずいぶん忙しくなり、震災地をトンボ帰りする日々が続きました。
地震後に日本から沢山の組織、報道陣、団体がこぞって現地にやってきたから、
トルコ中の通訳が駆り出された時期だったのです。
息をつく暇もないほど大変で、何も考えることもできない状況だったけど、
おかげで色々な面白いプロジェクトにかかわり、
沢山の素晴らしい人々とお知り合いになることができたのも事実です。
数々の熱意のある人々と共に何かを取り組めたという経験は、
またとない財産になったとも言えます。



0722o.jpg  0722p.jpg


実は昨夜は、たまたま震災後のとあるプロジェクトをご一緒させていただいた方々と
再会の宴で盛り上がりましたビール


国際会議にて講演の通訳をさせていただいたことから、お知り合いになったN氏。
曾おじいさんは、あのジョン万次郎。
さすが血を引くだけあって、社会貢献への熱意と行動力は並ではありません。
あの講演最終日の夜、トルコで二度目の大地震、ボルの地震が発生しました。
私は急遽報道チームの通訳でまた現地へ向かうことになり、
最後のお別れの挨拶も電話でしかできなかったのですが、
その時、この方は決意に満ちた口調で
「○○さん、一緒にこの国のために何かやりましょう!
私はまた絶対にここに来ます!」とおっしゃったのです。
その後、まさか本当にプロジェクトを立ち上げ、
何度もトルコにいらっしゃられるとは、予想してはおりませんでしたが・・・
しかし、本当に彼はまもなく、トルコにやってきました。
沢山の後援をバックに、自分で立ち上げたプロジェクトの旗を掲げて・・!!
なんという実行力!そして、そのプロジェクトは10年たった現在も続いているのです!
来年は10周年を記念して桜の木1000本をトルコに寄贈、植林するようです。
いやはや、すごいお方です。

そして彼のおかげで知り合った、よき友達I君。
おそらく現在、トルコ語-日本語の通訳・翻訳家として彼の右に出る者はいないでしょう。
特に文学の畑では、比類ない実力と才能を兼ね備えていると思います。
今回も、自分で訳したトルコ人詩人の詩集を贈呈してくれましたが、
その文芸的和訳のセンスには、とにかく脱帽しました。
同い年なのに、私の人生の2倍以上の努力をし、2倍以上の活動を実績を残している人。
通訳翻訳業だけではなく、映画監督としてもアンダーグラウンドで活躍しているようです。

そして昔から仲良くさせていただいている小説家でライターのSさん。
知り合いになる前から、彼女の本を読んでいました。
まだまだ書き下ろしの出版は沢山の企画はとどまるところを知りません。
みんなそれぞれ益々面白いことにチャレンジし、どんどん活動の場を広げています。
人生は生きれば生きるほど面白くなるというのは、本当ですね。
こうやって昔接点のあったエネルギッシュでダイナミックな人達と再会するたびに、
心より実感します。

そんなこんなで、なぜか10年前を強く思い起こされる数日間でした・・・。

0722v.jpg


ところで私はこれから暫く日本語の講師としてОстров Кунаширに派遣されます。
滞在先の、あの悪名高きム○オハウスでは、ネット環境がないらしく、
Blog更新はおろか、メール連絡すらできませんが、
無事帰って来れたら、また秋にでも、いろいろ現地事情をご報告いたします。
というわけで・・・皆様よい夏をお過ごしください・・・りんご









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最終更新日  Jul 23, 2009 02:52:54 AM
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Re:日蝕と地震と・・Кунаширへ・・   天地人 さん
綺麗!世紀の日食、見たいと思ってわざわざ南の島まで行っても見れない人もいたのに、偶然遭遇とはどれだけ運が良い人なんでしょう。国後に行くなんてのも珍しくて、色々話を聞きたいですよ。もう出発されたかもしれませんが、お気をつけてね! (Jul 24, 2009 10:13:57 PM)


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