∞ My Life As A Nomad ∞
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くあどろ
通訳などしながら鍼灸師を目指す日々でございます・・・・
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このところ、週末は早起きして村落へと出かけてゆくのです アゼルバイジャンは面白い国ですよ。 なにしろ北海道くらいの面積の国土ですから、 ちょっと無理すれば、たいていのところには、コンパクトな週末旅行ができちゃいます。 その国土のほとんどが不毛なステップ地帯・・・。 様々な少数民族、IDP(国内避難民)、チェチェン難民・・ たった900万人の人口の中にも色々な背景を持つ人達が分散し、 したたかに逞しく、それぞれの生活を営んでいます。 この美しい緑の大地は、バクーより北西に2時間半ほど車を走らせたところ。 イスマイルル地区周辺の高原地帯です↓ この自然風土の美しさ・・まるで北海道です!!故郷に戻ったような安らぎを感じます 今は菜の花が一面に咲いていますが、あと1,2週間もするとチューリップで真っ赤になるそうです。
もちろん風光明媚で美しい自然に溢れているのは国土の一部で・・ アゼルバイジャン中央部というのは、 これまた使えない土壌の大平原がただただ広がっているだけです。 先々週の日曜日は日本から友達が来ていたので、 一緒に中央アゼルバイジャンの不毛ステップの問題探求の冒険に出ました。 ↑一見美しく見えますが、土が水を吸わないため水害が多いのです。 また、夏にはマラリアなども発生すると言います。 旧ソ連の時代は、コルホーズシステムが機能しており、 灌漑用水路もそれなりに整備されていたので農業が発展していました。 しかし、ソ連崩壊後は農業システムも崩壊し、土地はそのまま見捨てられ、 荒野と化してしまい、塩分濃度の高い土壌は、農業にも不向きなままです。 こうなったら、あえて塩生植物を栽培し、バイオマスにでもすればいいと思うんですが・・ が、そんなこと資源・エネルギー貧乏な私達日本人だからこそ考え付くというもので、 石油豊富なアゼルバイジャン人が正気で取り上げるわけがありません。 もったいないねえ・・・ 不毛ステップのいたるところに、羊、馬、牛が群れをなしています。 不毛地帯の人々においては、放牧畜産が主な収入源です。 田舎にてアゼル・カウボーイ発見↓ なんだかのんびりしていていいですねえ・・ アゼルバイジャンは21世紀になって急速に経済成長を遂げている国です。 そのため、大富豪が生まれる一方で、まだまだ地方や過疎地には 社会制度の整備が追いついていないのも現状です。 こうしてウィークエンドトリップに出ることで、 各地の色々な社会問題を垣間見る機会を得ます。 しかし、現実に深く考えさせられる一方で、 私は大きなエネルギーを享受することができるのです。 やはり、どんな環境であっても、大地に逞しく生きる人々に魅せられます。 バクーで富の中に生活しながらも、 不幸せそうな人々に接する時に感じる空虚な寂しさよりも、 私はどちらかというと、こちらのほうが合っているのかもしれません。 さあ、次回は、田舎の人々の生活をご紹介しましょう。。 Chao♪
さようならアゼルバイジャン! Feb 16, 2012
シーットな話はシーットなオチで・・・@… Nov 13, 2011 コメント(2)
スカンジナビア人とアゼルバイジャン Nov 3, 2011
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