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Feb 5, 2013
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久しぶりのブログ。
帰国してから1年が経つのが信じられない。
この一年一体何をしたかというと、実に何もしていない。
私は濁流の中に投げ込まれた小石で、
たまたま、通りすがりの船の船底の板の隙間に引っかかって止まり、
どこに向かっているのか定かではないまま身を任せているような、
そんなふぬけた、手ごたえのない、とらえどころのない一年だった。
流れの速い川はひっきりなしに私を挑発しながら、
あっという間にするりと横を遮ってどんどん下流へと流れてゆく・・。

帰国してまもなく、仕事の関係で新しい土地に引越しをし、今、そこに住んでいる。
森に囲まれた、自然環境に恵まれた土地だ。
私はしばし、全てを忘れ、自然を楽しむことに没頭した。
夏はとれたての新鮮な野菜が手に入り、
いつでも道端で小さな野花を摘んで部屋に飾ることができ、嬉しかった。
暑い日は森の中で寝転びながら、本を読んで涼んだ。
森の中は初めて聞くような、懐かしいような色々な音がし、
色々な生物が生きづいているのに驚かされた。
冬はマイナス二桁の世界。しかし樹氷が煌めく大地は幻想のようで、目を奪われた。
早朝、クロスカントリースキーをはいて森の中を冒険した。
心が落ち着かない時は、集中してピアノが弾ける練習室に閉じこもった。
高名な腕の良い鍼灸師さんがいて、時間がある時、教授してもらえることになり、
ちょっとした希望が見えてきた。
週末には、できるだけ足を延ばして、山や湖に遊びに行った。
友達も良く訪ねてきた。私もたまには、友達を訪ね関東や関西に出かけた。
そうやって、この一年、私は、失われた何かを取り戻すように、
ひたすら、貪欲に、日本の四季を満喫することにのみ集中した。

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春はしっとり靖国神社の夜桜能を観賞・・・


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花より団子・・・お花見弁当のレベルの高さにもびっくり・・☆


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地味だけれど清楚できりりと美しい蝦夷桜・・

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初夏・・昔良く行った湖畔のロッジ。変わらずに私を癒してくれる風景・・


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夏の鎌倉・逗子。セミの声、じわっと肌ににじむ湿度・・年少時代の思い出


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美しい和歌山城の日本庭園・・・みんみん蝉がつくつくぼうしに変わる頃
 

2012japan12.jpg
高い空・・澄みきった空気・・なにもない原っぱ・・地平線

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秋は地元の湖でカヤックをしたり、温泉に行ったり。


2012japan8.jpg
ゆっくりと秋が幕を閉じ・・

2012japan2.jpg
一面雪色に染まる・・・

日本の自然は美しく、高級な日本酒をちびりちびり飲んでいるかのように、
じわじわと五臓六腑に沁み渡った。
今でも、私はすべての瞬間を、その彩りや香りを、肌に触れた空気の粒子を、
鳥や虫の声を、静けさや安らぎを、五感の全てで覚えている。
これほどまで自然に夢中になれたのは久しぶりだった。
そしてそれ以外のことは、たいがいどうでもよくなった。
だいたいが、日本という社会が、すべて忘れてしまいたいほど、
どうしようもない時代に突入していることは明らかだった。
そしてそれは流れだと言うことも知っていた。
主流に身を任せてしまう怠惰な私達。流れをせき止めることもできない。
どこかで助けを求める声が聞こえていながら、
そこにピンポイントで辿り着けないようなもどかしさ。
問題の本質に、手の行きとどかないことに対する苛立ち。
そんな自分が情けなく、安泰すらも自らの手で壊したくなる衝動に駆られる。
ロラン・バルト的表現を使いて言えば
「大蛇の舌の上で安住しながらも、その大蛇を撃ち殺そうとする」ものかもしれない。

自然は、そんな失望すら忘れさせてくれるレメディ。
ただし、忘れてはいけない。諦めてもいけない。
私の物事の焦点や関心は、もはや自分自身ではなく社会に向けられている。
穏やかな気持ちになりながらも、
私の心の中はいつになく研ぎ澄まされて覚醒されている。







最終更新日  Feb 6, 2013 08:25:15 AM
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