Nov 21, 2010

ショートトリップ@レバノン

(2)



犠牲祭の連休中にベイルート駐在中の友人を訪ねてレバノンに行って参りました。

(ベイルート上空より)
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嗚呼、レバノン・・・!!
若い頃どうしても魅かれてやまなかった国。
一時は中東のパリと呼ばれ、高い文化水準を持ち栄えた国。
その後の内戦で天国から地獄へと豹変した国。
この国を含め地中海沿岸の旧フランス植民地アラブ諸国には、
子供の頃から、まだ行ったこともないくせに、果てしない憧れを抱いていました。
地中海の気候のせいなのか、エキゾジックな文化や歴史のせいなのか分かりませんが。
そして私の地中海への旅が始まりましたが、レバノンは当時渡航することのできない
禁じられた楽園(←大げさ)だったのです。

まあ、最近やっと落ち着いてきたようで、しかも友人が駐在中ってことで、
これは長年の夢を果たすベストチャンスです!
というわけでやってきたベイルート。
まだまだ情勢は流動的ですが、今はすっかり復興の新開発一色です。
爆撃で破壊されたダウンタウンもすっかり綺麗に再建されています。

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流血の現代史が嘘のような平和で豊かな雰囲気です。
ブランドのブティックやお洒落なカフェ、スターバックスやマクドナルド、ショッピングモール。
ヨーロッパの街角と変わらない素敵な雰囲気ですが、
実を言うと、こういう綺麗でピチピチした平均的都市部の街並みは
深みや味わいが感じられなくて私的にはアウトですね。
これじゃ、パリでもロンドンでも同じで面白味がありません。

代わりに弾丸の痕跡の残る建物やオスマン影響下の古い地中海風建築物に深く魅了されました。

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何かに強く関心を惹かれる時、そこにはいつも何の理由もありません。
私にはファッショナブルや大都会やリゾート地はひどく退屈に感じられます。
なにか深いソウルを感じられる場所、それは複雑な文化と歴史のある場所なんです。
地中海のメランコリックな太陽と海、ちょっとした危険な香り、繁栄と退廃の歴史、文化のモザイク・・
そういう意味でイスタンブール、エルサレムそしてここベイルートが
今までにピンときた自分的なストライクゾーンですね。


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小さな国でありながら、レバノン国内にはローマ時代の遺跡も散在しております。

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 バールベックの遺跡はマッシブで圧巻!!

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これほどの規模で保存状態の良い遺跡もあまりないのではないでしょうか?

地中海沿岸はリゾートが続きます。
Jounishという沿岸のリゾート地。カジノもあってモナコみたいです。
海の青が綺麗だ・・・。
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レバノン音楽も昔からレベルが高いし
料理は他の中東諸国と比較しても洗練されている♪

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Yummyな料理を堪能しました。

今回の休暇で、友人から現地在住の日本人女性を紹介されたのですが、
その方は紛争の頃からずっとベイルートに在住してアラブ映画を研究されているそうです。
日本に旦那さんを置いて何年も・・・!
危険と隣り合わせで、色々不便を感じ苦労しながらも、
しかし彼女は逞しくはつらつとし、キラキラ輝いていました。
なぜ?という質問は彼女にはナンセンスなのです。
「多分、好きだからですよね」
とはにかみながら答える彼女の姿に忘れていたものを思い出した気がしました。
その土地のエネルギーに魅せられるという理屈じゃ言い表せない感覚。

トルコ語では「Yazilmis」と言いますが、
そういう星に生まれたというか、そういう運命の定めというか。
神様がいてもいなくても、恐らく人間にはある時導かれるという瞬間があると強く思うのです。
思考をフルに利用しての世間並の人生設計というものは恐らく大切でしょう。
しかし、それは人を臆病に、閉鎖的にさせます。
それで得られた地位やキャリアが本当に自分を満足させるのかも定かではありません。
そうではなくて、自分が望む方向に、導かれている方向に身を投げ出す。
なんだか、今になって、それを、その直感と本能を大切にすべきなんだということを、
改めて思ったのでした。
何かが怖い?いいや、全然何も怖くない。
自分の中でそういう答えが出てきて、なんだか楽しくなりました。
そんなショート・トリップ♪








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最終更新日  Nov 21, 2010 11:13:55 PM
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