380円超小型スターラー手のひらサイズのスターラーを作りました。回転速度は約70RPM。1秒で1回転ちょっとです。 目的は様々な滴定生徒実験のためのスターラーです。 せっかく作るのだから、滴定の邪魔にならない小さくて薄いものを目指しました。 内部のほとんどは単3乾電池とスイッチです。モーターは遊星ギア付きの超小型でトルクは十分にあります。 速度調節もなく、回転速度もやや遅いのですが、手軽に利用できます。 最大100mLのビーカーが乗ります。もちろん滴定用のコニカルビーカーにちょうどよく作ってあります。 通常の電灯線を使うスターラーは大きくてコードが邪魔です。教室でも演示が手軽にできます。 スイッチ、ギア付きモーターはAmazonで購入しました。 以下、材料と値段です。 ①ケース;DAISO(100均)で4個108円、1つ27円 ②ギア付きモーター:Amazonで5個1180円、一つ236円 ③スイッチ;Amazonで10個145円、1つ14.5円 ④ネオジム磁石:DAISOで8個108円、2つ27円 ⑤単3乾電池:2つで70円 ⑥その他;アクリル板、アルミ片、コード、瞬間接着材など手持ちのもの 以上で、1台の材料費は計374.5円でした。 作り方を紹介します。素材から1時間で作ることができます。 ①アクリル板を曲げます。サイズは写真の通りですが、購入したタッパーのサイズに合わせるようにしてください。特に、高さは完成したときにタッパーの蓋が回転する磁石をこすらないように加減してください。 ②曲げた中心にドリルで穴あけし、リーマーでその穴を広げます。大きさは遊星ギア付きミニモーターがぴったりはまるように。モーターを取り付け、裏から少しの瞬間接着剤を流して止めます。 注)たくさん接着剤を流すと回転軸までくっついて回らなくなります。 ③タッパー本体にスイッチをつけます。このスイッチの穴は17.4mmX11.7mmの長方形で、熱したカッターナイフの刃先を当てて切り取ります。このスイッチは横に爪がついており、はめるとパチンと固定されます。 ④②で作った枠に単3電池を2つ両面テープで取り付けます。 ⑤モーター・スイッチ・電池(直列)を半田付けします。ここで、ちゃんと回るかテスト。 ⑥25mmX10mmアルミ板の中心に穴を開け両端にネオジム磁石をつけます。NとS曲が上面になるように接着してください。中心はモータの回転軸にギアがついていますのではめて、ホットメルトでつけます。 調整して、アクリル板に回転するアルミ板が擦らないようにしてください。 ⑦蓋をつけた時、蓋と磁石が擦れ合わないように、細く切ったアクリル板(高さ4mm)をベースのアクリル版に接着し、蓋をして出来上がりです。 |