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2011/05/03(火)23:28

日本では生食(なましょく)用牛肉は流通していない! フーズ・フォーラス社「認識なかった」~焼肉店2児死亡食中毒

ニュース(118)

 食中毒が起きた焼き肉チェーンを運営する「フーズ・フォーラス」(本社・金沢市)の石野浩平マネジャーは1日、朝日新聞などの取材に「生で食べられないものだという認識はまったくなかった」と話した。  北陸3県と神奈川県で「焼肉酒家えびす」を20店舗展開する同社は、29日以降、全店で営業を見合わせている。  石野マネジャーによると、ユッケに使っていた肉は東京都板橋区内の食肉卸売業者から仕入れた。500~600グラムが真空パック詰めされ、従業員が当日の販売見込み数を小分けにして冷蔵。販売しなかった分は翌日まで客に提供していたという。この肉は卸売業者側から「ユッケ用にいかが、との商品提案があった」といい、出荷用に加工するまでにアルコール消毒を2度行っていると説明されて「安心だと考えていた」と話した。  これに対し、富山県などによると、食肉卸業者は都の調査に対し、「生食用として出したものではない」と答えているという。 【asahi.com 2011/5/1】 焼肉酒屋えびすを経営するフォーラス側は、はっきり嘘をついている。 なぜなら、 日本では「生食用」の牛肉は1グラムも流通していないからだ。 これは一般国民は知らないかもしれないが、焼肉店を含む食肉業界では常識だ。 (過去には生食用牛肉を出していた食肉市場もあったが、どうしても処理工程で細菌汚染が防げず、何年も前に止めている) 牛の腸や口内には普通に病原性大腸菌がいるのだ。 解体の過程でどうしても、それらが筋肉に付着してしまう。 これをゼロにするのは不可能に近い。 さらに、肉類のような有機物の上で、細菌を完全に殺す殺菌・消毒法も確立されていない。 アルコール消毒など、気休めでしかない。 こんなのは、食肉関係者なら常識として知っていることだ。 では、なぜ焼肉店では堂々とユッケやレバ刺しがメニューに並んでいるのだろう? これには、国民の無知と、焼肉店の後ろめたい事情がある。 ユッケやレバ刺しは人気メニューだ。 それを客の健康を考えてユッケを出さなければ、客は他の焼肉店に流れてしまう。 だから、焼肉店は危ないと知りつつ、ユッケやレバ刺しを出している。 では、なぜ厚労省や保健所は「生食用牛肉など流通していない」とはっきりアナウンスしないのか? 国民がその事実を知れば、ユッケやレバ刺しを注文する人もいなくなるだろうに。 一つは、食肉の流通を完全には把握していないからというのがあるだろう。 つまり「もしかしたら、把握していないだけで、きちんとした生食用牛肉があるかもしれない」というわけだ。 ならば、この痛ましい事件をきっかけに、全国の保健所に一斉調査をさせ「現在、日本には生食用牛肉は流通していない」ことを再確認し、「すべての牛肉は生食すれば食中毒のリスクがある」ことを国民に周知するのが、国民の健康を守る厚労省の役目だ。 細川律夫厚生相は直ちに行動すべきだ。 厚労省が動かないもう一つの理由として、食肉業界の圧力が考えられる。 食肉業界は在日韓国人とエセ同和の利権の巣窟だ。 役人を「営業妨害だ」「店を潰す気なら復讐する」と脅すのは当然だろう。 それでも役所が注意すると 「自主規制で安全と確認している」 とか 「殺菌したから安全だ。安全な肉を売るなというのは営業妨害」 とか 「生食用レバーとは書いていない。"生レバー"と書いているだけだ」 などと詭弁をふるうという。 焼肉酒家えびすを経営するフーズ・フォーラスがどのような成り立ちの会社かは知らない。 だが、ユッケの肉が生食用でないことも、病原性大腸菌のリスクも知っていながら提供したのは間違いない。 現実的には、検察は業務上過失致死を求めるだろう。 しかし、フーズ・フォーラスは「感染して死んでも構わない。それより金儲けだ」との未必の故意に近い意図をもっていたわけだから、殺人罪の立証を検討するぐらいの厳しさをもって本事件に臨んでほしい。 2011年5月2日追記 やはり、フォーラス社長・勘坂康弘容疑者は「生食用」牛肉なぞ流通していないことを知っていた。 つまり食中毒のリスクを知りながら、危険な加熱用肉を客に提供していたことを認めた。 唖然とするのは、それを正当化するために「法律が禁止していないから悪い」と居直ったことだ。 「牛肉については…、国内と屠場からの生食用としての実績は有りません」 「それを踏まえ、法律で生食用というか、その~、普通の精肉をユッケで出してるのを全て禁止して、禁止すればいい! 禁止するべきだと思います。禁止して頂きたいと思います! 要は生食用以外は出しちゃいけないという風にしてしまえば・・・明らかに違法ですし、それは即逮捕というか・・・」 あわててパニックに陥っているのだろう。 あくまで、自己を正当化したいのだと思うが、こういう時にその人の本性が顕れる。 要するに 「加熱用を生食に出すのはいけないと知っていたけど、はっきり禁止されていないから出した。一番悪いのは禁止していない法律!」 と言いたいようだ。 絶望的に支離滅裂なので突っ込んでおくと「普通の精肉(加熱用)をユッケで出してるの」は現行法でも違法であり明確に禁止されている。 加熱用牛肉を生食させることは「汚染(の疑いがある)食品」の販売にあたり、食品衛生法第6条第3項にきっちり「してはならない」と明記されている。 〔食品衛生法〕 第6条  次に掲げる食品又は添加物は、これを販売(中略)してはならない。 3  病原微生物により汚染され、又はその疑いがあり、人の健康を損なうおそれがあるもの。 ちなみに、焼肉(加熱用肉)を提供することは、熱殺菌する前提の肉を提供することなので、同法違反にはあたらない。 あくまで加熱用肉を「生で食べてください」と提供することが違法だ。 これも、焼肉店ならば、保健所の許可を貰う前に必ず講習会で習うことなので、知らなかったはずはない。 要するにフーズ・フォーラス社長・勘坂康弘容疑者らは、人命を軽視して儲けに走ったのだ。 焼肉は加熱殺菌するという意味においては、子供も老人も安心して楽しめる最も安全な食品だ。 しかし、生肉の状態では"毒"といっていい。 そんな生肉を、毒を「どうぞ生で食べてください」と客に出していたフーズ・フォーラス社長・勘坂康弘容疑者は『 すべてのお客様に 「 愛 」 を、店舗スタッフへ 「 感動 」 を、「 愛と感動 」 のレストランチェーン 』などと語っていた。 「私自身肉が大好きでしたし、リーズナブルに提供できれば絶対いけると思いました。焼肉は単価が高い店が多く、牛角などが出始めたとはいえまだ後発でもいけるだろうと考え、焼肉業態にしようと決めました」 倫理観を欠く人間・勘坂康弘容疑者のこの決意から、尊い命が奪われ、食肉業界の真面目な方々が不当な被害を受ける未来が決まった。 愛とか感動とかを語りながら毒を盛る。 このような人間を商売人とはいわない。 詐欺師とか殺人者というべきだろう。

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