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2019/03/21
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カテゴリ:ニュース
愛知の乳児虐待死の判決のニュースをいまさら知り、ショックを受けた。

「次男をベッドから抱き上げ、隣の和室へ。少し勢いをつけて畳の上に投げ落とした。泣き続ける次男を再び投げ落とすと「気持ちが少し落ち着いた」。次男は約2週間後、搬送先の病院で息を引き取った。」
(​三つ子の育児、背負い込んだ母 泣く子を投げ落とした夜​ 朝日新聞デジタル 2019/3/16)

「"少し"勢いをつけて」「泣き続ける次男を再び」
この箇所を読んだとき、血の気がさーっと引いたのが分かった。

朝日新聞の記者が、記事の方向性のために、文章に手心を加えたのは明らかだ。
投げ"落とした"のではなく、床にたたきつけたのだ。

ここを読んだときの感情を表現する言葉が見当たらない。
凄惨、むごいが少し近い。

しばらく呆然とし、ショックを和らげようと、他人の感想を探した。
ツイッターでは性別は分からないが育児の専門家以外は、多くが女性からの意見のように思えた。
  • この判決をくだした裁判官は子育てしたことあんのか。
  • 旦那も実刑判決必要だとおもいます。
  • せめて執行猶予つかないのかな、、
  • 同じ母親として心底胸が痛い
  • 育児による心身疲弊という理由があっても執行猶予すらつけて貰えないのか…このお母さんは…。
  • お母さんの気持ちがわかる。胸が痛い。
  • これお母さんが服役すんの?なぜ??旦那じゃなく?なぜ???
  • こんなの納得がいきかねる
  • ほんと孤独で辛かったと思う
  • 真の悪は旦那と旦那親と周りの見て見ぬふりした人間だわ

追い詰められたお母さん…。悲しいです。#三つ子



そこでは、多くの人が口々に育児を抱えていた母親への同情と、裁判所と父親への批判を繰り広げていた。

そして、多くの人は、母親に心底同情し、育児支援を訴えていた。

それを見て、なんとも言いようの無い、不条理な、腹立たしい気持ちになった。


なぜ、乳児ではなく、母親なのだ?

そう思った。


このもの言えぬ乳児の、こんなにも不条理な結末に同情する人が、少ない。

頼んだわけでもなく勝手に産み落とされ
ミルクがうまく飲めず苦しみ
何かを訴えようと泣いていたら
自分を愛し守ってくれるはずの母親に
床にたたきつけられ
激痛に泣けば
また叩きつけられ
殺された。

その乳児の痛みに、絶望に、不遇に同情する声が、少ない。

そうだ。育児支援は必要だ。
だが、それは親のために必要なのではなく、子供のために必要なものだ。

どうして、こんなに多くの人が、母親の処遇に涙して、乳児のために涙しないのだろう。
自分に近い者に同情し、自分から遠い者のことを忘れ、自分から遠い者を批判する。
どうして、こんなに身勝手なのだろう。

ツイート炎上の参加者は全体の0.5%だという。
この事件に発言しているのは、ごく一部の人に違いないと思いたい。
発言しなかったほとんどの人は、殺した母親のためにではなく、殺された乳児のために涙したと思いたい。


「どうにも、世論というものは、このあたりが限界なのかもしれない」

という暗たんたる気持ちに支配されつつ

私は、せめて私だけは、もう泣くことができない乳児のためだけに悔し泣く。






最終更新日  2019/03/21 07:08:31 AM
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