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カテゴリ:独り言
皮肉なものである。
何も動かない日常も、何かに追われ続ける日常も、どこか定点に置かれる日常も、名前を呼ばれ認識する日常も、私自身が求めて棄てたものだ。 だがその見返りとして用意されたものは、失われてしまった言葉であった。 特に言いたい事もなくなった。書くこともなくなった。世の中の動向には失望させられることと関心させられることばかりだ。 何を言う。幼いころからずっと抱えていた事実なのかもしれないだろ。 おまえはずっとどこか遠くから臨んでいたんだ。 自分の枠と一体感を得るためにいろいろと諦めてきたんだろ。 何を今更。 死ぬことばかり考える。簡単だ。極限を知らないからだ。 それを和らげるためにどんどん自分を分裂させる。すると残るのは並列する自分だけだ。 いつの間にやら私は私たちになる。そして彼らは満たされた錯覚する。 病んでいるのかもしれない。 今、足元に這い上がってきたムカデを握り潰した。 ムカデと私には大きな違いはあるのだろうか。 いや、これは単なるメタファーなのか。 今、こうしている間にも同じ思考展開をしている人間が世界には最低2人いるらしい。 あるいはそうなんだろうと思う。 ・誰一人知る人もない人ごみの中をかき分けていくときほど、強く孤独を感じるときはない ゲーテ いつしか自分は溺れていて、浮び上がることへの努力も忘れてしまったようだ。 自分がこんなにも敏感だったなんて気づきもしなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.04.10 12:38:28
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