最近始めた『覚えといたろ』シリーズ。
少年少女が発した印象深い言葉を後々の思い出の為に残しておこうという表向きと、手っ取り早いネタ元としての裏の魂胆を一気に満たす、私にとって一石二鳥の企画なのです。
そういうことで奥さんに何か使えそうな一言ってある?って訊いてみたところ、彼女がこれしかないと教えてくれたのが今日のタイトル。
He dumped me!
ある日、奥さんが何気で『ボーイフレンドのサクソン君、最近どう?』と我が家の女の子(6歳)に質問したところ、彼女がそう即答してくれたそうです。
訳しますと...彼、私を捨てたのよ!
真顔でそんな事を言う女の子に、目が点になった奥さん。
『ド、ド、どういうこと???』と噛んだかは定かではありませんが、兎に角彼女に言葉の真意を問うたそうです。
っで、どういうことかと言うと...
Pre-school(幼稚園 年少)の頃、一番仲の良かった男友達のサクソン君。
女の子はそんな彼の事を自分のボーイフレンドだと自慢しておりました。
Kindy(幼稚園 年長)では別のクラスでしたが、Year1(小学校1年)に上がった今年、再び同じクラスになって喜んでおりました。
だが、どうもクラスに馴染めなかったサクソン君、一ヶ月後には別のクラスに移っちゃったそうな。
クラスが違うとそのまま疎遠になってしますのはこの年頃ではよくある話。
しかし『疎遠=捨てた』と言われたんじゃあまりにサクソン君が可愛そうと思っていたら、女の子曰く彼は向こうで新しい彼女を見つけたそうな。
オイ、オイ!サクソン君やってくれるね~...と妙に関心しながらも奥さんの頭には次なる疑問が...『Dump:捨てる』なんて表現、彼女は何処で仕入れたんだ?
訊いてみると、やっぱり友達の影響。
お姉ちゃんがいる子などはどうしてもそこから色々な情報が流れてきて耳年増状態。
そんなおませな子達がご丁寧に今の彼女の状況を一番上手く表現する言葉を授けてくれるのだそうです。
彼女の発言の意味がわかったところで
男の子なんて世の中には沢山いるんだから、
これからいろんな子とお友達になったらいいじゃない...
なんて前向き志向でその場を取り繕った奥さん。
女の子が年頃になれば男の子と付き合う、別れるなんて話は当然出てくると思っていたが、不意を突かれた今回の女の子との会話。
心の準備は前倒しでやっておかなきゃいけないような気がしている今日この頃。
今回はノー天気に笑っていた私。しかし、いつか笑えぬ日が来るのは確実...
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