元彼サクソン君絡みの女の子のおませ記録をもう一つ。
それは彼等がちっちゃな恋のメロディの主役を演じている頃の話です。
少年少女の学校への送り迎えは奥さんの仕事。
学校のシステムとして朝は9時の始業のベルが鳴るまで校内には入れても教室には入れません。
登校してきた生徒達は教室の外にカバンを置いて時間が来るまで遊びながら待っております。
その日も奥さんはいつもの様に女の子と手を繋いで校庭へ。
早速彼女達の姿を見つけたお友達が走り寄って来て奥さんに朝のご挨拶。
そんな見慣れた風景ですがその日はちょっと違った事が。
近くでサクソン坊やが友達数人と遊んでいました。
彼のグループの一人が女の子の存在に気付いて大声で叫びます。
Hey, Saxon! Here is your girl!
ヘイ、サクソン! お前の女の子がいるぞ~!
注:
実際には『女の子』の部分に彼女の名前が入るのですが
プライバシーの問題で音声を変えております。
そのアッケラカンとした言動に微笑ましさを感じた奥さん。
女の子はどんな反応を見せているのだろうと思い、『そうなの?』と言いながら彼女の顔を覗き込むと...
もちろん、違うわ~
私はママとパパの女の子よ~
なんて高尚な事を言う女の子。
しかし言葉とは裏腹に彼女の顔は『愛する人に思われて私は何て幸せな女なの』的微笑みで満たされていたそうです。
な~んかやばくないか~い、と思った奥さん。
考えすぎとは思いつつ、ちょっと彼女のマインド・コントロールを試みる。
い~い、女の子ちゃん。
サクソンは他にも沢山いるお友達の中で
一番仲の良いボーイフレンド。
でも、別に特別って訳じゃなくて他の子達と同じだよね。
サクソンと遊ぶように、他の子とも沢山遊びなさい。
要はサクソンを特別視するんじゃないよ、他の子と変わんないんだよって意識を刷り込む作戦。
しかし、成果があったのかどうか?
彼女は『何言ってのママ?』的顔で母親を見ていたそうな。
始業のベルと共に生徒達はそれぞれ所定の場所に集合。
綺麗に並ん列が担任の先生の先導で教室へと向かうのを見送りながら奥さんはこう思ったそうな。
Year1(小1)の女の子に今すぐどうのこうのという事はないだろう。
しかしお年頃になったら何が起こるかわからない。
相撲の世界に「三年先の稽古」という言葉があるそうだ。
今の頑張りは三年先に成功するためという意味らしい。
今から少しづつ教育してお年頃になった時に手遅れにならないように準備しなきゃ。
奥さんの壮大な計画はここから始まった...
(最後の部分一部脚色あり)
その後の二人の仲は昨日の日記の通りです...
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