2017/05/15(月)16:22
《短歌日記》 たはむれに母を背負ひて/そのあまり軽きに泣きて/三歩歩まず 《啄木》 ☆ 「母の日」と啄木。
贈るべき母も世を去り
母の日も
有りて詮無き言の葉の日よ
★ 昨日は「母の日」。実母も義母もすでに世を去り、私たち夫婦にはプレゼントでもして感謝を伝える意味での「母の日」「父の日」は、もはや有って無きが如しです。
★ しかし、子どもたちにとっては、そうではないようで、妻のところに、アメリカで暮らす長男の嫁からプレゼントが届きました。妻もうれしそうでした。「気を使わなくていいのに」と口では言いつつもーー。
★ 私はといえば、昨日、図書館に行き、「啄木のうた」というB5判程度のかわいらしい本があり、借りて帰りました。その中には母を詠んだものがいくつか入っていました。啄木にとって母はやはりありがたく大切な人だったようです。 そして、私にとってもーーー。
薬のむことを忘れて、
ひさしぶりに
母に叱られしをうれしと思へる
もうお前の心底をよく見届けたと、
夢には母来て
泣いてゆきしかな
たはむれに母を背負ひて
そのあまり軽きに泣きて
三歩歩まず
今日の岡山は、晴れ時々曇りで、最高気温は26度の予想です。
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ー戦争法の発動を許さず、共謀罪法案は廃案にー
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