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カテゴリ:短歌 故郷を詠む
絶品の ヒラタケ汁に
故郷の 秋の野山を 思い浮かべて ![]() ★ 先日、義兄が、山里に住む友人にもらったヒラタケを分けてくれました。傘が10センチ以上に大きく開いたヒラタケ。昔、叔父が栽培していたヒラタケを思い出して、思わず「おおっ」と声を上げました。 ★ 叔父の家の庭。その日陰に、裏山に生えていた榎の巨木を切り倒したときに、1メートルは優に超える根元部分を切り離したものを置いて、それにヒラタケを植え付けていました。 ★ 毎年、秋になると次から次へとヒラタケが育ち、大きいものは傘が20㎝ほどの大きさになるくらいまでほおっておくと、焼いてよし、煮物に使ってよし、とりわけ、すまし汁にしてよしの、最高の味を出します。 ★ そのヒラタケを叔父の家からもらって帰り、母が大好きなすまし汁にしてくれたものです。いつまでたっても忘れることのない、故郷の味、母親の味です。そんな傘の開いたヒラタケは、もう、見かけることができなくなりました。 ★ そんなヒラタケを目にして、思わず声を上げた次第です。味も、昔の叔父のヒラタケの味に劣らず、最高でした。
Last updated
2020.10.30 07:01:53
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