ボサノバの大御所といえば、アントニオ・カルロス・ジョビン。
小学生の時にこの人の音楽に触れ、子供心に衝撃が。(またか?笑)
陽気だがけだるくて、遊び疲れた少年はボサノバに癒されたものです。
ジョビンオーケストラの音使いでもっとも気持ち良いいのが、2拍4拍のアクセントであるリムショット。要するにスネアドラムの鉄製のふちをスティックで叩くやつ。その音には微妙にリバーブがかかっていて、全体のバランスが保たれる。
音楽性も優れていてメロディアス。さらにダギジンの好きな転調も駆使されていて聴いていると至福のひとときが。転調使いの名人といえば、古いところでドビュッシー。他にはこのジョビン、バート・バカラック、デビッド・フォスターというところか・・・
このアルバムに収められている「
WAVE」は名曲中の名曲。
ジョビンのコンサートを観に行ったことがあります。娘さんがバックコーラスをやっていました。感激しました。会場は札幌市民会館、観客が少なかったのが残念でしたが。(拍手が目立つ、笑)
既に他界しているジョビンの後釜は誰なのでしょうか?