今日はWishbone Ashの『Live Dates』。
さほど目立ったバンドではないけど、アナログ盤からCDを入手する程いいライブだ。
札幌のアマチュアバンド達にも根強い人気がある。昨年の日経おとなのバンド大賞の最優秀賞を獲った『ビブゼル』もレパートリーに選ぶほどだ。
Wishbone Ashはツイン・リードギターがバンドの特長であるが、アメリカのThe Allman Brothers Bandに強い影響を受けているのは言うまでもない。しかし、Allmanほどのブルース色は出ていない。むしろマイナーコードを上手に使った日本人好みの「泣かせ」曲が多い。
今でも活躍しているこのバンド。フライングVのギタリスト、アンディ・パウエルおじさん一人残って頑張っている。他のメンバーはみんな若い。『
Warrior』『
Blowin' Free』に'73年の映像ありました。
アルバムのセットリストの中で、印象的なのは『Throw Down The Sword』。イントロのツインギターの部分でアンディか、テッド・ターナーどちらか判らないけど、思いっきり音をはずすシーンがある。ライブ盤はこうしたアクシデントがあるから楽しいよね。間違った部分は何十年たっても思い出すもの。この前紹介したDeep Purpleのライブ盤にもあったし、アマチュアを聴いていて間違ったところをコピーしてくれると、逆に嬉しい。
このライブ聴いていて、ベースのマーチン・ターナーの乗りが凄くいい。音もゴンゴン鳴らしてくる。ゴンゴンという表現しかないだろうな。歌もかっこいいし、かなりのイケメンだった。後半の『Lady Whiskey』、マーチンの歌が好きだなあ。
今でも密かな人気のこのバンド、ぜひ聴いてみてね。