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カテゴリ:心
自分ひとりで出来ることなど
なにもない 無人島に 一人で漂着したらどうだろう 人間らしい生活など 何もできない 電気もガスもない 火も起こせない 家だってないし 食料を作り出すことも不可能だろう 100円ショップで売っているような 何ということはない ありふれた商品ですら 自分の力だけでは 作り出すことは不可能だ 機械に原材料 製造方法 それに先立つ科学的発見の数々 人類の叡智の上に 現在の我々の「当たり前」の生活が成り立っている 一人だけで出来ることなど 何もないのだ 仕事だってチームでこなす 小説家の大先生であっても 一人で書籍は作れない 書籍を出版するまでには どれだけの人々の協力を仰ぐだろう 編集者に印刷業者、製本に 輸送、倉庫に販売店 そして読んでくれる読者 そもそも記入するための文具やパソコン 印刷のための用紙とその原材料である樹木 インクは石油製品だろうか 掘り出す人とタンカー それを建造する造船所 とにかく 一人でなせることなど 何一つないのだ だから 我々は謙虚になれる そして 多くの人々の支えの上に 今 我々が立っているから だから 我々は感謝することができるのだ もちろん 支えがあるから それに 乗っかればいいのだ ということではない 今度は 他の多くの人のために 自分が 支えることを考えるのだ 支えられていることに 気が付いたからこそ 今度は 自らが 支える側に回るのだ 内村鑑三先生の墓碑には こう記されているという 私は 日本のために 日本は 世界のために そして 世界は 神のために お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.09 07:20:40
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