2011/03/31(木)09:06
大人びた日本人
光一:でね。
影夫:うん。
光一:西部邁の番組で、黒鉄ヒロシが言ってたんだがね。
影夫:ほう。
光一:日本人は、「死」に対してダンスを踊ったような、大人びた民族だったんだって。
影夫:死とダンスを踊る?
光一:俺流に解釈すれば、「わび、さび」とかね。
影夫:うん。
光一:はかなく散りゆく桜に心を動かしたりね。
影夫:「枯れる、散る、死ぬ」とか、日本人って、そういうのに心を動かされるよな。
光一:黒鉄氏が言うには、その死とダンスを踊ったような大人びた日本人が、「生の物語で、みんなカッポレ踊りながら行っちゃがために、今日(原発事故)をむかえて急にあわててるって状況」なんだそうだ。
影夫:「死に対してダンスを踊った」日本人と、「生の物語でカッポレ踊った」日本人か。
光一:侍だって、切腹覚悟で生きてたわけだろ。
影夫:今は「安心安全」で、ケガでもしようものなら大騒ぎだもんな。
光一:俺は、昔の大人びた日本人の方が好きだな。