マネーマスターズ列伝 ジョン・トレイン/著 坐古義之/訳 臼杵元春/訳 日本経済新聞社 2001年11月
▼6) 一点集中突破 (Philip Fisher)
■顧客は一握りで保有銘柄数もごくわずか、おまけに売買回転率がきわめて低いときては事務などさほど必要ないのは当然。
■とにかく無駄な出費が嫌い。2,30年前に買ったコートをずっと着ているし、車もラジオなどの付属品が一切ついてない年代物のオールズモビルを運転していた。新車を買う必要性を全く感じていなかった。
■紹介などを通じて情報源と接触するまでの準備が大変手間のかかる仕事。
■会社経営で、今何が本当に問題になっているかを隠し立てなくバランスの取れた形で提示している営業報告書には滅多にお目にかかれない。たいていが楽観的な文章の羅列に終始している。
(補足)
・投資を検討しようと思う会社は、一流の経営陣と高度な技術水準の両方を兼ね備えていることが条件
・広告や宣伝で揺れ動く消費者大衆の嗜好を頼りに成り立っている会社には投資しない
・大きく儲ける秘訣とは、並はずれて優秀な企業を選んで株を買い、その企業が成長し内容が充実していく間は何年間でもずっと持ち続けること
・企業の実体価値が増加すれば、株価もそれに応じて上がっていくのは間違いない。だから実態価値の成長に目を凝らすことが大切なのだ。
・株式の買い付けさえ正しくできれば投資の仕事はほぼ終わったものと考えてよい。売却のタイミングはまず考える必要は無い。保有し続けるのが最良の策である。
・例外
・事前に行った企業価値が誤りだったと後でわかったとき
・企業が事前の評価に値しなくなったとき
・単に株価がかなり上がったというだけの理由で持ち株を全部手放してしまうほど愚かなことは無い
・競争に勝てる会社の株を持っている者こそ慎重な投資家の名に値する
・業界で聞ける評判のご利益は大変なものだ。たいていの人は、特に名前が出ないとわかれば、自分の専門の領域については喜んで喋ってくれるし、競争相手についてでも平気で話すものだ。同業の五社を訪問して、競合四社の強みと弱みを聞けば、五社の姿は驚くほど正確に分かってくる。
・いろいろな企業の噂話を簡単に、しかもたっぷり聞ける場所としてビジネスショーがある。あらゆる関連企業が一同に会していて、誰もが進んで話してくれ、しかもそれぞれ違った意見をいってくれるのだから、情報を集める者にとっては何とも魅力あふれる場所だ。
・魅力ある企業の特徴
・既存製品及び新製品がもたらす企業の成長性
・高水準かつ上昇基調の売上高利益率と資本利益率
・効果的な研究開発
・強力な販売組織
・業界のリーダーであり規模の利益を享受できること
・独特な製品やサービスがあると言う意味での効果的な「フランチャイズ」
・望ましい経営者の資質
・堅実な会計手法をとっているという意味での清廉さ
・株主など社外の者からの接触を積極的に受け入れる姿勢
・長期的視点に立ち、株主勘定を希薄化させずに業績を向上させる姿勢
・企業環境の変化に対する即応力
・行き届いた財務管理
・必要に応じて各部門を結集してプロジェクトを遂行する能力
・各事業に必要な特殊技術
・経営者育成プログラムを含む優れた人事管理
・売上に対する利幅があまりにも大きいと貪欲な競争企業が甘い蜜をめがけて殺到する。だから利幅は他社よりほんの少しだけ高目に保ち、後は売り上げの量で勝負するのが最も健全な経営。
・いつ起きるかを予想することは、何が起きるかを予想することより何倍も難しい
・企業分析を正しく行うための三つのステップ
1)公開資料を読む
2)業界から追加情報を入手する
3)会社訪問
・買いのタイミング
・大型新工場の立ち上がり期で、収益が圧迫され一般投資家に嫌気されている時期
・狙っている企業に悪材料が出たとき
・莫大な設備投資を必要とする化学などの資本集約的産業で、比較的わずかな追加投資で生産性を格段に引き上げる新製法が開発されたとき
・戦争で株価が下がったら敢然と買い向かえ
・株を買うのは、政府が戦費を賄うために借金をし、その結果貨幣価値が下がるためだ
・相場のトレンドが上昇から下降の転ずるのは万人が楽観に酔っている好況時であり、下降に転じた相場が底を打つのは万人が絶望に打ち沈んでいる不況の最中である
・例外なく、高率配当銘柄グループは低率配当銘柄グループよりも悪い株価パフォーマンスを示している
マネーマスターズ列伝は、途中で放り投げた。
・あんまりこればっかりに、時間をかけてられない。そろそろboringな本業(化学実験)のまとめをやっていかなきゃならん。
・また暇になったら残りを読もう。
今日図書館に返却。ただし、マットセト君の本が入荷していて受け取ることになってしまった。また時間がつぶれそうだ。
調布で友に会う。 (4/25)
・東方見聞録。周りのスモーカーからのタバコの煙がすごかった。間違いなく寿命が縮む。
・保険業とサービス業の中間みたいな事業を2つ兼業で、2人で出資して営んでいる。有限会社。他事務員、アルバイト数人。
・赤字で一杯一杯。祝儀代わりに顧客になる。
・はじめに机・椅子等事務用品の調達、借りた部屋のペンキ塗り、床板の取替えなど行う。200万くらいの出費。事務用机・椅子は高いが、モティベーションを保つためにちゃんとしたものを入手。
・複式簿記。PCソフトは使わない。ソフトが10万位するので。簡易簿記だとごまかしがきかないらしい。
・・・総じて大変そうな生活を送っているみたいだった。ホントにご苦労様です。
ヤフー・アバターのアイテムストック数がいつの間にか大幅増加していた。300個くらい。 (4/30)
早速新着アイテムを物色。。。ただしキャラは女性にセットしている。これが女の視点でものを選べて、服飾用語も勉強できて、お洒落できるので中々たのしい。
・・・いわゆるネカマってやつですな。 中高生の頃は文化祭などで、ギャグでよく女装してたけど。 今はどこから見ても男なので難しい。
スフィンクスとかザンギリ頭とか周りでのmyヘアーへの意見が鬱陶しくなってきた。 (5/1)
証券投資で「自己責任」慣れしちまって、なるべくは人に任せずに自分でやる癖がつき、散髪も自分でやってたのだがね。
周りが怖がるようになっちゃうのは良くないのか? 面倒だが仕方なし。
新宿で友に会う。 (5/1)
・またしても東方見聞録。ここは単価が高い。普通にここで飲んで食ってる人たちの経済感覚が信じられない。(アッパークラスならいざ知らず。) 割切って日頃摂れない栄養源補給として食いまくる。
・不動産屋。完成在庫の下請け、転売。1,2年でIPOするとか。ストックオプションもらえるかもしれない。
・休みなし。会って飲んでいる間も顧客・同僚との電話連絡をはさむ。
・2006年に供給過多ライン越える?
・1ヶ月に一戸/人のペースで売りさばく。マンションデベロッパー(土地買って作って、販売)とは違う。
・税理士はプラマイゼロまで帳簿利益持ってってくれる?じゃないと存在する意味ない?
・金利1%ローンがある。35年ローン。
・タワー型マンションは絶対在庫残ってるはず。
・電話営業・家宅訪問;アットランダムに片っ端からかけまくり、訪問しまくる。外回り続きで学生時より、5kg痩せた。
・怒鳴られたり、殴られたりは、しょっちゅう。
・仕事がうまくいかなくて、泣き出すこともあった。
・「佐○急便」従業員というだけで、信用が落ちる。借金抱えてるとみなされる。
・電話代2,3万。自費。
こっちも忙しそうだが、楽しくやっているみたいだった。ホントにご苦労様です。