をする予定の人と話す機会があった。
最初は別の用件で会ったのだが、ふとしたことから落語の話になって、
落語→女郎ばなし→吉原→売春 となってきて、
(得意分野なので(笑)、)まぁいろいろと語ったんですよ。
ブルジョアが出てきてから性の抑圧が始まったとか、職業蔑視は嫌いだとか、人間だからこそ楽しめる遊びだとか、必要悪だとか、需要と供給があるとか、、、偉そうに。
そのうちちょっと合間が入って、落語の面白さと町人文化についてまた話をしてたんだが、話を終える最後の頃に彼女がぼそっとひとこと、
「今月18日に子宮の手術をするんですよ。」
・・・一体今までの話はなんだったんだ、よりによってこの人になんてことを話してたんだ。と思った。
すかさず持ち前の柔軟性(笑)を生かして、平謝り。
もう涙目で。(いやむしろ、目からあふれてたかも。)
決定的な現実の前には、すべての理論が無意味に思えた。
生理痛による貧血がひどく、仕事が全然できないとのこと。日常の雑用くらいはできるんだけど、食べていかなきゃならないから、手術を決断したとのこと。
2,3年苦しんでたらしい。
彼女は笑って許してくれたけど、利口になるより優しくなるって大切だわな。ほんと。
なんにせよ、経済的な柱の大切さを知りました。
あとは、吉原=売春(風俗)みたいに話が展開しちゃったけど、江戸時代ではむしろキャバクラ(お水)のニュアンスだったとおもうんだよね、調べてないけど。
そして、ごく自然に振舞ってると自然と軽率になってしまう自分に苦笑だ。もういまさらどうしようもないが。
手術の成功を祈ります