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エピメテウス夢譚

2004 (30)

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12月3日(金)


<タイトル> 『らくだの涙』2003年/ドイツ/91分
        http://www.klockworx.com/rakuda/
<監  督>  ビャンバスレン・ダバー、ルイジ・ファロルニ
<場  所>  シネリーブル神戸
<ひとこと>  砂漠にらくだの影が美しい


自分で産んだ子どもを育てようとしない親らくだをなんとか育てるように様々な方法を試みるモンゴルのゲルで生活する大家族の物語。らくだがというよりも、この家族が良いです。慎まやかではあるけれど、充実した生活と、温かく強い絆で結ばれている家族。ドライで慌しく過ぎていく生活の中で、忘れかけていた大切なものを思い出させてくれる映画でした。そして、らくだって案外カワイイことに気付きました。


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12月2日(木)


<タイトル> 『ディープ・ブルー』2003年/イギリス=ドイツ/91分
        http://www.deep-blue.jp/
<監  督>  アラステア・フォザーギル、アンディ・バイヤット
<場  所>  シネピピア
<ひとこと>  海の世界も弱肉強食


『WATARIDORI』の海版かと思ったのですが。もちろん映像はキレイだし「どうやって撮ったの?」と思う映像も盛りだくさん(CGも結構あったような)。でも、作品のモチーフが違うように感じました。この作品は海の世界の食物連鎖がメイン。狩るものと狩られるものの自然の掟をダイナミックに、ドラマティックに描いています。これには圧倒されっぱなしで、下手なアクションやホラーより心臓に悪いです。残酷なシーンも結構あるし。お国柄がでるのでしょうか、妙に教育番組っぽい作りになっていて、それが個人的には気になりました。深海のシーンはとても良かったと思います(CGが多かったように思われましたが)。


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11月12日(金)


<タイトル> 『モーターサイクル・ダイアリーズ』2004年/イギリス=アメリカ合作/127分
        http://www.herald.co.jp/official/m_cycle_diaries/index.shtml
<監  督>  ウォルター・サレス
<場  所>  シネリーヴル神戸
<ひとこと>  無性に旅行に行きたくなります。


観た後で、というか見ている途中から『チェ・ゲバラ、そしてハンセン病への理解を深めてから観ればもっと入り込めたかも知れない』と思いました。そう、あまり彼やこの病気のことを知らずに観たんです。勉強不足は否めない。でも、そう思うのと同時に、私にはこの作品の力点が必ずしもチェ・ゲバラやハンセン病にある訳ではない、とも思えました。
旅行中に出会う、雄大な自然の厳しさと寛容さ、見知らぬ街での不安と期待、そして、そこに生活する人たちとのふれあい…つまり旅というものの本質が描かれていて、それがこの作品のモチーフではないかと思いました。そして、旅行者が旅行して、そういったものに刺激を受けていく様子が上手く描かれていたと思います。
そして、忘れてはならないのが、ガエル・ガルシア・ベルナルくん。もう“くん”と呼ぶには失礼なのかも知れませんが、時折、ちらりと見せる少年のような笑顔がなんとも魅力的です。存在感のあるいい役者さんになりました。



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10月29(日)


<タイトル> 『こんばんは』2003年/日本/92分
        http://konbanwa.web.infoseek.co.jp/
<監  督>  森康行
<場  所>  第七藝術劇場
<ひとこと>  倍賞千恵子のナレーションがいい味出してます。





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10月25日(月)


<タイトル> 『スウィング・ガールズ』2004年/日本/105分
        http://www.swinggirls.jp/index.html
<監  督>  矢口史靖
<場  所>  伊丹TOHOプレックス
<ひとこと>  女子高生版ウォーター・ボーイズ


2回目の鑑賞ですが、やっぱり良いですね。
新しいことを始めた時の、できなかった事ができるようになっていく新鮮で純粋なな喜びと、
何かをやり遂げることの達成感や満足感を爽やかに如実に、みごとに描いていると思います。
これを観ると、自分自身、勉強をはじめ、部活や習い事を始めた頃の初心を思い出します。
そう、はじめは誰もがこんな気持ちで物事に取り組めていたんだと、思い知らされる作品。


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10月22日(金)

<タイトル> 『恋の門』2004年/日本/114分
        http://www.miraclevoice.co.jp/shirokuma/
<監  督>  松尾スズキ
<場  所>  シネ・リーブル神戸
<ひとこと>  松田龍平は良いねぇ


松田龍平、酒井若菜、そして監督松尾スズキの演じる自称漫画家3人が繰り広げる恋愛バトルロワイヤル。
インパクトのある演出とハチャメチャなストーリィ展開なので、一見おおあじなように見えるけれども、
ディテールにも非常にこだわって丁寧に作っていて好感色です。そして、単純に面白い。出演者たちが
みんなトリップしていて、そのとび具合が非常に良いんですよ。久しぶりに笑わせていただきました。
出演者も個性派ぞろいで個人的には楽しめました。あと、忌野清志郎の歌に感動(演技は辛いけど)。


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10月7日(木)

<タイトル> 『白くまになりたかった子ども』2001年/フランス・デンマーク合作/78分
        http://www.miraclevoice.co.jp/shirokuma/
<監  督>  ヤニック・ハストラップ
<場  所>  神戸アートビレッジセンター
<ひとこと>  熊ってカワイイ


最近、いろんな場所で熊が頻々に出没していると巷で…というか地方で話題。
で『熊って怖いよねぇ~』なんていってる人(私も?)にうってつけの映画です。
個人的には、動物の映画って反則だと思っていてあまり観ないんですけれども、
これは観てしまいました、で、泣いてしまいました。(でも、ちょっとだけよん)
これは良いですよ。児童向けなんていってますが、大人でも十分に、というか
大人の方が楽しめる映画です。これを見た後に、熊が射殺されたなんてニュース
をみると胸が痛いです。神話を基にした寓意に満ちた考えさせられるお話です。


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<タイトル> 『スイミング・プール』2001年/フランス/102分
        http://www.gaga.ne.jp/swimmingpool/
<監  督>  フランソワ・オゾン
<場  所>  シネ・ピピア
<ひとこと>  女性って普通に怖かったりする


私の大好きなフランソワ・オゾンの新作。…といっても、もうかなり前の上映。
だって、もう秋だもの。フランス映画、というかヨーロッパの映画好きな人なら
十分に楽しねる映画だと思います。ハリウッド的なノリではありませんけど…。
そして映画を観た最初の感想が『ルドヴィーヌ・サニエってこんな体だっけ?』
超ダイナマイト・バディです。「8人の女たち」のときとは全然違った雰囲気。
でも、基本的にシャーロット・ランプリングの映画ですね。彼女の魅力満々載。
一分のスキもない完璧と思えるほどの演技と、何歳なのか分からない美しい体。
そして、やはり天才(と私は思っている)フランソワ・オゾンの力量。良いです。


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10月1日(金)

<タイトル> 『氷の国のノイ』2003年/アイスランド・ドイツ・イギリス・デンマーク/カラー/93分
<監  督>  ダーグル・カウリ
<場  所>  シネ・ヌーヴォ
<ひとこと>  


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<タイトル> 『炎のジプシーブラス ~地図にない村から~』2002年/ドイツ/98分
<監  督>  ラルフ・マルシュレック
<場  所>  シネ・ヌーヴォ
<ひとこと>




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9月20日(月)

<タイトル> 『少女ヘジャル』2001年/トルコ/120分
<場  所>  第七芸術劇場
<ひとこと>  WASTE OF TIME

これはなんともお粗末なへなちょこ映画。もうC級ソープオペラ並みのクオリティです。
はじめのうちは『まだまだこれから、大丈夫、大丈夫』なんて期待満々だったのですが、
次第に『おいおい、このまま終わっちゃうのかよ!?』となってきて、期待もむなしく、
『あらら、やっちゃったー』て感じ。でも、トルコは映画発展途上国これからに期待。


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<タイトル> 『スウィング・ガールズ』2004年/日本/105分
        http://www.swinggirls.jp/index.html
<監  督>  矢口史靖
<場  所>  シネ・リーブル神戸
<ひとこと>  女子版ウォーター・ボーイズ

ストーリー展開とか大体「ウォーターボーイズ」と一緒です。竹中直人も出てるし(西田尚美も)。
なので、あの映画が好きな人には間違いなく面白い、というか、よほどひねくれた人でない限り、
誰もが楽しめる映画ではないでしょうか。単純に見終わったら元気の出るハッピーな1本でした。
それにしてもこの矢口史靖監督は、若手の役者さんを瑞々しく描くのが上手だなぁと感心します。
ただ単に『演技が下手なだけじゃないの?』と言われればそうなのかも知れませんが、そういうこと
まで計算に入れている感じがします。なので少々演技に難アリでもカワイイので許せたりします。


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9月7日(水)

<タイトル> 「幸せになるためのイタリア語講座」
<場  所>  パルシネマ
<ひとこと>  チャーミングな大人の織り成す人間賛歌

まずもう、タイトルにやられましたね。こういう題名はそそられますよね。
そして、中身もまたいいんです。とってもお茶目な大人たちのとってもお茶目な
恋愛をとってもお茶目に描いたとってもチャーミングなアンサンブルです。
監督が女性と知ってとてもなっとくです。観終わった後にほんわか温かい気持ち
になれて、ほっぺたの筋肉がゆるみっぱなしでした。まったくもって派手さ
はないですけれど、しみじみと心に染み入る映画です。こういうの好きですね。
大プッシュです。ドグマ映画だとかそういうことに関係なく良い映画ですね。


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9月7日(水)

<タイトル> 「グッバイ、レーニン」
<場  所>  パルシネマ
<ひとこと>  嘘も方便、知らぬが仏


意外に面白かったです。ベルリンの壁の話はなんとなく暗くなりそうなんですが、
まあ、明るくはないですが、ぽつりぽつりと妙にコミカルなシーンがあったりして
楽しめました。主人公の友人がなかなか良い味出してました。そして、一番印象に
残ったシーンは夕日をバックに街中をヘリに吊り下げられて飛んでいくレーニン像。


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9月1日(水)

<タイトル> 「子猫をお願い」
<場  所>  シネ・カノン
<ひとこと>  韓国版リアリティ・バイツ?


最近の韓国ブームだし、こういうのはウケが良いのかも知れませんが、私的には微妙。
韓国映画を観ていると、たまに妙にTVドラマっぽいなぁと思ってしまうものがあります。
TVドラマをが安っぽいと言うつもりは毛頭ありませんが、やはり映画とは違いますね。
映画は映画、ドラマはドラマ、なんです。で、これはTVドラマっぽいんです。つくり方が。
という事もあって、私の胸には響きませんでした。印象としては「ディナーの後に」的
な雰囲気です。でも、どちらが好きかと訊かれれば「ディナーの~」になるのですけど。



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8月27日(金)

<タイトル> 「茶の味」
<場  所>  シネ・リーブル梅田
<ひとこと>  お茶を飲みながらのほほんと。

石井克人監督作品。この監督の他の映画を観ていないので比較はできませんが、
この映画は非常に良かったです。何でもない日常とそのすぐ隣にある非日常を
サイケでシュールにのほほんと描いています。普通じゃないことを平坦に描く、
その緩さ加減が絶妙。ディテイルをつくり込んでいる所にも好感を持ちました。
映画が全部こんなのばっかりだと困るけど、こういう映画は絶対必要ですよね。
そして子役の坂野真弥が存在感抜群。ほとんどセリフないんですけど、いいです。



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8月25日(水)

<タイトル> 「モナリザ・スマイル」
<場  所>  梅田OS劇場
<ひとこと>  タイトルの意味が不明

個人的に、こういう映画は“ハリウッド的”もしくは“アメリカ的”だと思う。
それはともかく内容はあまりパッとしない。モチーフの焦点が定まっていない
ように感じました。女優はみないい味だしているので勿体ない気もしましたが、
豪華キャストの映画というのは、作品自体はイマイチだったりするんですよね。


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8月1日(木)

<タイトル> 「トスカーナの休日」        
<場  所>  梅田C.A.P         
<ひとこと>  大人になったアダルト・チャイルド。

ダイアン・レインてあの『リトル・ロマンス』の女の子だったんですね、当時13歳。
良い女優さんになったと思います。とても存在感があります。なんか光ってますもん。
映画の方はトスカーナの自然や町並みなどの風景がすこぶる美しくて心奪われました。
もう『今すぐにでもここに行きたい!!』なんて。そりゃあ美味しいワインもできるわな。

トスカーナで思い出すのが『踊れ!トスカーナ』。面白い映画でしたが、舞台はスペイン。

悩みながら本当の幸せを模索していくダイアン・レインの演技はさすがと思わせます。
これを観て、もう一度『デブラ・ウィンガーを探して』を観たくなりました。


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8月1日(日)

<タイトル> 「ふくろう」        
<場  所>  梅田C.A.P         
<ひとこと>  面白いです。

大竹しのぶの一人舞台。この人に個人的にあまり良い印象を持っていなかったのですが、
良い役者さんだと認めざるを得ません。素晴らしいですね。脇を固める役も好きな役者
さんばかりで、良い味出してました。娘役の伊藤歩はヌードシーンの為に出てきた感が
強いですが、それでも体当たりの演技でがんばっていたと思います。が、大竹しのぶの
強烈な存在感と他を圧倒する演技の前に霞んでいたのも事実(ヌードは映えてました)。

舞台を見ているようなワン・シーンでの撮影も良い味出していたと思います。

この映画を主演女優が嫌いとか邦画はちょっと…という理由だけで観ないのは勿体ない。


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7月26日(木)

<タイトル> 「午後の五時」        
<場  所>  テアトル梅田         
<ひとこと>  ・・・。

決して万人受けする映画ではないな、これが第一印象です。

はっきり言って退屈で、眠たくなる要素に満ち溢れた作品、だと私は思いました。
なんともマッタリした雰囲気で、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)の『プラットホーム』のよう。
それでも、カンヌで賞を取っているので観る人が観たら違うのでしょう。もちろん私も
それなりに良いと思いますが、個人的には『ブラックボード ~背負う人~』の方が、
ドラマティックで、ほんのりユーモアもあって、圧倒的な存在感があり…好みです。

同時上映で妹のハナのドキュメンタリィ作品もやっていて、撮ったのが13歳という
ことで何かの史上最年少記録だとか。と賞賛されて奉り上げられてるみたいだけれど、
私が観た限りでは、子供の遊戯の域を出ていないように感じました。面白いけど。


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7月11日(日)

<タイトル>  「女はみんな生きている」
<場  所>  パル・シネマ湊川         
<ひとこと>  仏版家政婦は見た

タイトルから想像した内容とは180度違う内容。でも、それが良い裏切りとなった。
原題の「CHAOS」の方が的を得ている題名だと思った(当たり前かも知れないけれど)。
ストーリィはサスペンス仕立てで(そこからして予想と違った)、ハラハラどきどきの展開。
でも、主人公の主婦が妙に滑稽で笑ってしまう。『家政婦は見た!』の市原悦子の如し。
でも、そこはおフランス。基本はアムール、やはり、モチーフは<愛>。そこがスバラシイ。

全体を通しての印象はフランス版『ファストフード・ファストウーマン』。



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5月20日(木)

<タイトル> 「ドラムライン」        
<場  所>  シネリーブル梅田         
<ひとこと>  アムスの感動再び

DrumLine 1

ストーリィ自体は、取り立てて新しいものはない。よくある<青春スポ根学園もの>です。
「チアーズ」を想像していただければ当たらずとも遠からず。チアリーダーも出てくるし。
しかし、見どころはあくまでマーチングバンドの演奏。これはスバラシイ。最高。迫力満点。
しかも、選曲が良い。EW&Fの『IN THE STONE』が流れてきたときは、鳥肌立ちました。

そう、マーチングバンドの音って耳だけじゃなくて身体全身で受け止めるって感じ。

数年前にアムステルダムに訪れたときに偶然、街中でマーチングバンドに遭遇したこと。このときの演奏の迫力、凄まじさに圧倒され、大いに感動。衝撃でした。そのことが、私をこの映画へと駆り立てた。いや、逆にこの映画が私に数年前の記憶を呼び覚ましたといえます。映画の世界と自分の記憶の世界が交錯させながら、ドラムビートに酔いしれていました。

旅行の素敵な体験を思い出せた。それだけでも観る価値があったというものです。


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5月18日(火)

<タイトル> 「パッション」        
<場  所> テアトル梅田         
<ひとこと> この映画が信仰の糧になるの?

PASSION 1


心臓の弱い方は見ない方がよろしい、という映画。R指定は…ないの?するべきでしょう。
PG-12?ですか。そうでしょうね。ひたすら残酷なシーンの連続で辛すぎますよ。

内容的には突っ込みどころはあるものの、これは誰が作ったとしても、その人の主観は入るもの
だと思うし、福音書の解釈は読み手によってさまざまで当然。拘泥すべきことではないでしょう。

ここがこの映画を見る上で一番大切なポイントだと思われます。メル・ギブソンは福音書を読んで
『きっとイエスの受難はこんな風だったんじゃないかな』と想いを馳せて映画を作ったのであって
史実としてキリストの受難を忠実に再現しようとしたのではない。と、私にはそう思えました。

芸術は現実と同じである必要はないのだから。

しかし、それを重々承知の上で敢えて言うと、この映画からは『イエスの意思が伝わってこない』
と、私は感じました。なぜなら福音書はイエスは<殺された>というより<自ら死を選択した>
という感が強い、と私には読めたから。しかし、映画の中のイエスは殺されてる色調が強く感じ
えて仕方がない。なんともか弱く惨めに映る。そのあたりがなんとなく釈然としませんでした。


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5月1日(金)

<タイトル> 「スパニッシュ・アパートメント」
<場  所> 三宮アサヒシネマ        
<ひとこと> 留学時代を思い出しました。  

SpanishApartment

『猫が行方不明』や『パリの確率』の監督、セドリック・クラピシュの話題(?)の新作。舞台はバルセロナ。
一度入ってみたいと思える場所。バルセロナが舞台の映画といえば『ガウディ・アフタヌーン』が記憶に新しい。

そういえば『猫が行方不明』も『ガウディ・アフタヌーン』も同性愛者が出てくる映画だったなぁ
と思っていたら、この作品にも登場。中でもレズビアンが主人公の男の子に女性の扱い方を
レクチュアするシーンは非常に興味深かく観ました、あと、姉の浮気を突然来た彼氏に隠す
ために弟がゲイのふりをするシーンも印象に残りました。主人公の初めての国での新しい生活
への期待と不安や、徐々にその街や人に溶け込んでゆくの姿を見ていて、私自身の留学体験
を懐かしく思い出しました。また新しい刺激を求めてどこかへ行ってみたくなりました。

まさにタイトル通り(原題「L'auberge espagnol」は仏語のスラングで「ごちゃまぜ」
という意味)“ごった煮”的な群像劇で随所にさまざまな手法も取り入れてました。

でも、カラックスの『汚れた血』のようなラストシーンはちょっと興ざめ。
うーん、わかってやってるのでしょうけどねぇ…。

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3月5日(金)

<タイトル>「イン・ディス・ワールド」
<場  所> シネ・ピピアめふ
<ひとこと> ヴァーチャル旅行できます。

<映画と現実が交差した衝撃の話題作>とチラシに書いてあるけど、まさにそのとおりの映画。
良い意味で戸惑い
ながら観ていた。臨場感あふれる映像からスクリーンの向こう側の張り詰めた空気が、こちら
にヒシヒシと伝わってくる。最初に説明があったように、まさみ主人公と一緒に旅をしている
気分になれた。特にわたしの第二の故郷であるトルコはイスタンブルの、私自身も何度となく
渡ったガラタ橋のシーンは、感慨深いものがあった。映画の背景はともかく面白い映画だった。


 
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2月23日(月)

<タイトル> 「自転車でいこう」
<場  所> 第七藝術劇場
<ひとこと> 生野に行ってみたくなった。

知的障害者を扱った、しかもドキュメント・フィルム。ということで敬遠してしまいがちだけど、
そんな危惧は一切不要のあっけらかんとした作品。ふつうに、というよりはかなり笑えるし、
単純に面白い。でも、その中で、知らないことや普段の生活では気づかないことなどを知ること
ができるエッセンスみたいなものが随所に散りばめられている。でも、それがなんか押しつけ
がましくなく、あくまでも自然に。そのさじ加減が良いように思える。

この手の映画も昔と比べたら随分変わってきたと思う。最近では「エイブル」や「障害者イズム」
なんかも。洋画では「ナショナル7」とか。<可哀相な助けてあげるべき人たち>から<いや、
みんな当り前に生活してるし、そうしたいと思ってんのよ>というふうに変化してきてると思う。


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2月6日(金)

<タイトル> 「北京ヴァイオリン」
<場  所> シネ・ピピアめふ
<ひとこと> すばらしい音楽は人を動かす。

 あの「再見」より泣ける、と聞いていたが、そうでもなかった。けど、よくでき
た映画だと思う。音楽は最高!その荘厳で迫力あるクラシックに圧倒されっぱ
なし。映画で音楽の良さを実感するのもヘンな話だけれども、よかった。けれ
ども、個人的に肝心の最後の展開にどうしても納得がいかなかった。
 他の見ている人たちは、どんなふうに思っているのか気になった。

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1月20日(火)

<タイトル> 「アイデン&ティティ」
<場  所> テアトル梅田
<ひとこと> ボブ・ディランは永遠に不滅です。

 知り合い(♂)が「泣いたよ…」と言っていた。どこで泣いたのだろうか?
とくに泣くような場面はなかったけど、面白かった。映画としての完成度は
決して高くないと思うけど、役者さんたちがみんないい味出してるので、そ
んなことも気にならずに楽しめた。特に中島役の峯田和伸の演技が光ってる。
映画が初めてとか、ミュージシャンとか言われなければ気付かない程の迫力
ある演技がこの映画を支えていると思った。

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1月13日(火)

<タイトル> 「再見~また逢う日まで~」
<場  所> 三宮アサヒシネマ
<ひとこと> 今年の初映画で初経験

 90分くらいの映画だったと思うんですけど、1時間くらいは泣いてました。
とにかく涙が止まらなくて、止まらなくて…。なので涙で画面が見えなくて、
ストーリーとかあんまりよくわからなかったけど、観終わって2週間くらいは
思い出しただけでウルウルきてました。上映中は良かったんですけど、上映が
終わったときに、他の人に泣いてたのがバレるのが恥かしかったのですが、
ちらっと周りを見ると、ふつうにみんなも泣き腫らした目をしてて、ひと安心
すると共に奇妙な一体感を味わえました。
 
それにしてもおこちゃまモノは反則ですね。「活きる」然り「ビューティフル」
然り「モンスターズ・インク」然り…。でも「そんなん卑怯やわーん」と思いつつ、
涙は勝手にあふれてくるし…なんなんでしょうね、まったく。
 
ちなみに、この映画の前売り券に特製ハンカチが付いてたんですけど、実際、
生まれて初めて映画を観てハンカチを使いました…泣きました(T_T)

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