大学受験の体験談

2023/09/14(木)12:26

センター試験での緊張と、2次試験での余裕

大学受験勉強法(14)

2023/9/14センター試験での緊張と、2次試験での余裕私は宮城県出身で、横浜国立大学の教育人間科学部を受験しました。受験勉強は高校の普段の授業と、課外授業でやったものがほとんどでした。私が通っていた高校は、1年生のときから夏休みや春休みに課外授業がありましたし、3年生になつてからは通常の授業の後、70分で2コマの課外授業が毎日ありました。模擬試験での判定を見ながらでのことですが、私の学力は早い時期に志望校の合格ラインに達していたので、それ以外の時間の勉強はあまりしませんでした。自分でやった勉強は、通学の途中、電車内で英単語を暗記するくらいで、家では学校の宿題と、定期テストの直前くらいしかしませんでした。そのくらいであれば、もっと偏差値の高い学校を目指せばいいのではないかと思うかも知れません。確かに、3年生の春にあった三者面談では担任の先生に、もっと上を目指さないのかと言われました。しかし、当時の私にはそういった意味での向上心はありませんでした。関東に行って一人暮らしをしたいということと、教育系の学部に入るということが満たされれば良かったのです。私が受験した学部は、センター試験への点数の配分が8割程度あり、ほぼそこで合格するかどうかが決まると言えました。2次試験の小論文でよほど失敗しなければ、ですが。だからという訳ではありませんが、センター試験は非常に緊張しました。私はもともと上がり症で、2日間とも特に最初の科目は緊張のせいで良い点が取れませんでした。ただ、そこで学んだことがあります。そういうタイプの人間に、緊張するなと言っても難しいものです。しかし、緊張したならしたなりに、粘り強く問題を解けばいいのです。緊張したらいけないと思うのではなくて、緊張しても粘り強くやればいいという心構えがあれば、要らないプレッシャーも掛からないでしょう。それ以後、試験などのときはこういう考えを持って臨んでいます。センター試験は、自分が想定していた点数は取れなかったのですが、それでもA判定が出たので、後は2次試験の小論文を無難にこなすだけでした。センター試験の後、ほとんど勉強もせず、高校に行っても図書館で雑誌を読むなどしていただけでした。それで気が抜けたおかげで、2次試験では全く緊張しませんでした。小論文はある程度長い文章を頭の中でまとめて書かなければいけませんから、センター試験以上に緊張は命取りになり兼ねません。そこで、リラックスしてできたことは、棚からぼた餅だったのだと思います。大学の偏差値のカラクリ?学歴社会が是正されたり学力低下が叫ばれる中で試験科目を減らしたり面接だけで入学を許可する大学が出てきたりと大学に対する評価の目が変わっている中で、大学の偏差値というのは未だに受験生が自身の実力を測る手段として使われています。カリビアンコムダウンロード模試の度に偏差値が上がった、下がった、変わらないと一喜一憂する受験生の姿はどの時代にも変わらないのかもしれません。しかし、この偏差値というのは全体の中でどの位置にいるか、という話であって偏差値は絶対的なものではないということを知らなければなりません。例えば模試で偏差値が上がらないというのは努力してないわけではなく人並みに勉強をし平均的に点数が上がったというだけなのです。さて世間一般にいう大学の偏差値というものについてですが、別に大学側は「偏差値60以上の生徒を集めよう」だとか「うちは偏差値40くらいだからそのくらいの生徒を集めよう」とか考えてるわけではなく入試で定員に合わせて点数で合格を決めたときにその合格者たちの模試での偏差値がその大学の偏差値になってしまうわけです。ですから多様な入試をすることで保険としての滑り止めとしてより高い学力をもつ生徒を受験させる大学というのはより偏差値が高くなるわけです。メディアでも偏差値、大学の偏差値、と連呼されますが偏差値って実はこんなカラクリがあるんです。ですから、大学の偏差値ではなくその人の偏差値というのを受験生本人が参考にすること、そして偏差値は序列をつけていることだということを知って容易に大学の偏差値なんて言わない方がいいのかもしれませんね。1| 2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12|13|14|15|

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