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2012.11.16
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カテゴリ:極真空手
 この度、私こと大石代悟は、社団法人極真会館(通称:極真連合会)を退会することとなりました。書面で申し訳ありませんが、一連の経過について説明をする責任があると思い、以下に記させていただきます。


 6月の大阪での大会の直前から、私の元には連合会理事会から、幾多の「通告書」「質問書」などという書類が届き始めました(非常に重要な内容であるにも関わらず、時としてFAXであったりもしました)。それは、商標や地位と言った権利を盾に無理難題を押し付ける物で、人として、極真空手の世界に生きる者としては、到底承諾しかねる内容でした。またそれは、当道場の顧問弁護士に相談したところ、内容はもちろん、書類の形式としても酷い不備がある物でした。あまりに唐突かつ内容が理不尽だったので、私は連合会理事会に対して「回答書」を送ると共に、逆に当方の疑問を「質問書」として作成し送付しました。しかし、それは一切不問にされました。
 「今まで問題は山ほどあったが、いつか良い方向に向かっていくはずだ。この私の質問書が、きっとそのきっかけになるはずだ(事実、私の質問書を読んだ多くの会員から、励ましや応援、自らも奮起する旨の連絡をもらいました)」と思っていた私の気持は、見事に裏切られ、冷や水を掛けられた様な気分になりました。そして、最高決定機関である総会も開かれないまま、この様な事態に至りました。

 そもそも、理事会が問題として取り上げた門馬師範(門馬道場)は、連合会の友好道場であり、定期的に会費ともいうべきお金を納めていました。連合会の試合に多くの選手・審判員を動員し協力していたのはもちろん、近年は正式加盟のオファーを受けていたと聞きます。つまり、『承認されていた道場・段位』であったはずです。なにより門馬道場は、震災被災地において極真空手を普及・発展させ、極真空手の名声を大きく上げています。その活動は、会派を越えて極真の名に貢献している事は言うまでもありません。しかし連合会理事会は突然、門馬氏の段位はもちろん、道場の存在価値まで否定する様になり、挙げ句、今回の様な「通告書」を送ってきました。理事会の言う様に、門馬道場や門馬氏の段位が『信用の失墜』『社団法人極真会館の存在意義の失墜』となるのであれば、長年、その様な相手から金銭を受け取り、大会協力を受け、正式加盟のオファーをしていたという事はどういう事なのでしょうか。この様な理事会の理不尽な行動からは、武道の団体としての確固たる信念や意思や善意は感じられず、人を貶める陰惨な害意しか感じられません。一連の理事会の行動や、空手の道に専念せず、稽古もせず、現場である道場に立っていない人達こそ、武道の団体としての信用・信頼を失墜させるもの以外の何物でもありません。

 私の質問書に対する明確な返答があったのならまだしも、自身に都合の悪い事は一切不問にし、高圧的な内容と文面の書類を送ってくる理事会とは、何なのか。これは、誰が意図して作っているのか。連合会の創設理念であった、会派・流派を越えた交流や協力は、何処にいったのか。また、この不況下で毎月会費を払っても、各会員には議決権すら与えてもらえない(税金を払って選挙権が無い国の様なものです)。それどころか、そういった内情は連合会新規加入者には事前には知らせず、挙げ句は、商標を盾に会員に圧力を掛ける。
 これは、大山総裁から教えていただいた私の中の「極真」とは違う。私はそう判断し、退会の決意を固めました。

 私は、極真の商標権という物は、極真空手に人生を懸け、真摯に生きている人達を守る為の物であると思っています。会派に入って地位と権利を持っていても、碌に空手が出来ずその上、心の腐っている人達がいます。片や、会派に入っていなくても、極真空手に人生の全てを捧げてきた人達がいます。素晴らしい人格者もいます。個人の欲望や利権の為ではなく、そういう人達を守る為の商標権だと思っています。
 また、団体や会派というものは、そこに所属する会員を助け・活かすのが役目であり目的であるはずです。逆に会員が、団体や会派、一部の人間の為に尽くさねばならないという図式は、間違っていると思います。

 弱気を助け、強きを挫くのが大山総裁の教えです。私のとった行動に対して、私は一切の後悔をしていません。大山総裁の内弟子として、極真の人間として、当たり前の事をしたと思っています。大山総裁からは叱られてばかりでしたが、今回の事ではきっと、褒めてくれると思います。この行動こそが、大山総裁の極真空手を守り、正しく受け継いでいくものだと思います。

 
 先日も述べた様に、今の私は目の前の霧が晴れて、自分の行くべき道が見つかったと思っています。気持も心も、澄みやかに晴れ渡っています。
 いかなる困難も、必ず乗り越えるという力も心も、体中にみなぎっています。





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最終更新日  2012.11.17 12:40:53



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