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2013.03.09
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カテゴリ:極真空手
 2回目の3・11がやってくる。この2年間は、私にも実にいろいろなことがあった。しかし、3・11に被災し、一瞬にして家族を失い、財産を失い、故郷を失い、人生の全てが狂ってしまった人達からみれば、私の苦痛や苦難など、取るに足らないものである。何故かと言うと、全て自身の努力と力で切り開いていく事が出来るからである。被災した人達の多くは、自身の努力や力ではどうにもならない所に追いやられてしまっているのである。そして今だ、15万人の人達が避難生活を余儀なくされている。

 そんな中で、やれ円安だ株高だ、オリンピック招致だという声が連日聞こえてくると、大変な違和感を感じる。特に東京は、向こう30年間の内に震度6強の直下型地震が起こる確率が70%と、地震学者が言っているのである。もし、オリンピック開催中に起きたら、どう責任を取るのであろうかと思うし、そもそも、それを知っていて立候補するというのが、信じられない。3・11からまだわずか2年しか経っていないのに、もう遠い昔の様な取り扱いをしている様に、感じる事が多い。

 人間というのは、自分の身に降りかからなければ、全ては他人事という冷たい部分があるのも事実である。しかし、人ほど暖かいものはないというのも事実である。被災した人達の人生が元へ戻る事はないし、それを思うと胸が痛くなる。国や自治体は何故、救済活動や募金運動をもっと続けないのだろう。少しでも、手を差し伸べたいと思っている人は、物凄く沢山いるはずである。しかし、どうすれば良いのか、どこに窓口があるのか、判らないのでいるのである。

 





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最終更新日  2013.03.09 14:56:45



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