カテゴリ:極真空手
公認審査会「師範の誕生」
橘直人 45才。空手歴23年、大石道場職員・内弟子 50人組手完遂。 名は体を表すと言うが、まさにその通りの組手である。変化技を使わず、どんな相手にも真っ直ぐに 向かい合い、決して逃げず、かわさず、苦しくなっても決して戦い方を変えない。楽な戦い方はしない。 常に真っ直ぐである。その姿勢が、多くの道場生並びに父兄から、信頼されている。 日常の生活においてもそのままである。決して楽な方へは行かない。誰かがやらなければならない、 常にその誰かになろうとしている。 彼の教えた生徒も、そのままそっくりである。林歩希、鴨田恵、二人共小柄であるが、組手は橘と全く 同じ、真っ直ぐそのものである。小さな人間が、決して逃げないでどんな相手にも正面から向かっていく。 私の大好きな空手である。工夫とは、正面から向かっていく中で生まれるのである。 これからは、師範として生きていくのである。 「師範」と「示範」。心の中には、もう一つの「示範」という字も刻んでおく事である。範を示すので ある。私達黒帯は、常に後進達の道しるべにならねばならない。将来、僕も私も「空手の先生になりたい」。 そういう人生の夢を与えてやれたらと思う。「空手に人生を懸けたい」そういう後進達が出てくれるのを、 常に夢に見ている。 「財を失うのは少である。信を失うのは大である。覇気を失うのは己れを失する」 「青春とは、人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。バラの面差し、紅の唇、しなやかな肢体では なく、逞しい意志、豊かな想像力、燃える情熱をさす。青春とは、人生の深い泉の清新さを言う。青春とは、 怯懦を退ける勇気、安易を振り捨てる冒険心を意味する。 時には、二十歳の青年より、六十歳の人に青春がある。年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時、 初めて老いる」。 サミュエル=ウルマン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.03.16 11:26:43
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