pen EES 修理ジャンクの絞り固着したペンを再生しました。かに眼回しでフィルムカウンターを緩めます(逆ネジです) フィルム巻取り部に隠れたマイナスネジ2本とボディ横右側のマイナスネジ も緩めるとトップカバーは外れます。 ピント調節カバーを極小のマイナスネジ3本をわずかに緩ませるとピント調 節部のカバーは外れます。 鏡胴部のカニ目ネジを緩めると鏡胴部が外れます。 ボディから絞り・レンズユニットを外します。 レンズの後ろのカニ目を回すと絞りユニットにたどり着きます。 絞りは3本のネジで止まってますが、絞りの下に極小のワッシャーが入っているので紛失に注意しましょう。 固着した絞りをベンジンに漬けて洗います。粘りが取れなければ綿棒でやさしく拭きます。 無事、絞りが動くようになりました。 これでレンズ周辺はおしまい!! 次に劣化したモルトプレーンの張替え作業に移ります。 フィルム巻上げダイアルのネジを緩めます(逆ネジ注意!) 巻き上げ部カバーを外します。ボディ上部の古いモルトプレーンをアルコー ルと綿棒と爪楊枝でそぎ落とします。 同じくケース下側の劣化したモルトプレーンも落とします。 新しいモルトプレーンを切り出すのに必要な型紙をマスキングテープで作成 します。(上部のモルトプレーンはひも状で単純なのでこの作業はなし) 型紙であるマスキングテープのカタチに新品モルトプレーンを切ります。 切り取ったモルトプレーンを裏蓋に貼ります。アルコールを浸した綿棒を使 うと変なところに付かず上手に貼ることが出来ます。 トップカバー部のモルトプレーンも張り替えます。 あとは逆の順序で組み付けたら完成です。 今回のカメラはレンズの状態がすごく綺麗だったのでレンズクリーニングが 必要なく、面倒なピント調節の手間も省けてすごく楽に作業出来ました。 |