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カテゴリ:bicycle
多感だった中学~高校時代に目撃して、憧れだったNAKAGAWA。エッジの効いたシャープなスタイルは当時とても新鮮で、随所にレースを速く走り抜けるための機能とアイディアが詰まっていました。美しさと性能を兼ね備えた独創的なフレームに心底憧れていました。 当時の私にはとても高価だっただけではなく、NAKAGAWAに乗っている選手はとても速い人が多くて、登録選手でもない私が乗るにはためらいがあったのも事実です。 それから約20年の年月が経過した今年の2月にCYCLE PLUSを通じて憧れだったNAKAGAWAをオーダーしました。CYCLE PLUS代表のKisさんは元シマノチームのキャプテンで自身の豊富なレース経験や今まで数多くの選手へ施してきたフィッティングのノウハウが膨大に蓄積されていて、私が求める乗り味を具現化してNAKAGAWAさんにサイズオーダーをしてもらいました。私の脚力や走りのスタイルまでも熟知してますので本当に頼りになるナカガワサイクルワークスの正規代理店です。 CYCLE PLUSカラー(青・白)にしようかと迷いましたが、やっぱり自分はこの色が好き!高校時代に私が在籍していた大阪・枚方市のRASISのチームカラーに塗ってもらいました。RASISもNAKAGAWAもZUNOWも同じ上村塗装さんで塗っていたので、高校時代から見慣れた色そのものに仕上がっています。RASISはかなり以前からフレームビルダー業を廃業されていたのに色の調色の配合をしっかり記録していた上村塗装さんの仕事の姿勢にも感激します。 20年前に見た衝撃は今も変わりません。ハンドメードの美しさ!時代は20年で大きく変化しましたがクラフトマンシップは不変です! 日本刀を思わせるカチッとした仕上げ。塗り分けも見事です。 大胆な肉抜きがされたオリジナルのブレーキブリッジ部。シートステーもDの字の形にわずかに潰す加工がされています。 Nの字をモチーフにしたヘッドラグ。手前に見える小物はゼッケン台座を兼ねたフレームポンプステー。 大胆に肉抜きされたリアエンド部。 ベンド(曲げ)が主流だった当事、いち早く取り入れたストレートフォーク。当事は硬すぎるのでは?と賛否両論でしたが・・・。今ではマスプロメーカーの多くが採用するストレートフォーク。先進的な設計だったのです。 短いリアセンターや立ったフロント部などなど、スケルトンも鉄の可能性を徹底的に追求したフレームは、持ってみるとやはり今のカーボンフレームに軽さではかないませんが乗った感じは軽いハズです。私の体格にぴったりと合っているのですから・・・。 走り終えてからも眺めてるだけでも楽しめる走る工芸品。どんなパーツを組み合わせて完成させようか?完成が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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