2020/03/30(月)06:00
今、花盛りの下山(しもやま)へ(2)長谷寺
中部横断道下部温泉早川ICを出ると、富士川右岸の美しい花々が目に飛び込んできます。
山梨県身延町下山(しもやま)です。
最も目立つのがこの一帯。
身延山の裏参道・杉山へと登る杉山橋と有限会社円崎興業周辺です。
杉山橋から見る杉山方面
道なりに行けば身延山ですが、円崎興業の手前を右(龍雲寺側)に曲がると、道下に大きな銀杏の樹と小さなお寺が見えます。
長谷寺。富士川の向こうは中部横断道下部温泉早川ICです。
小さな、でも趣ある曹洞宗のお寺・長谷寺です。
「十一面観世音菩薩、長寿の泉あり!」という護持会の立て看板がありました。
身延町は世界でも珍しいオハツキイチョウ(御葉付銀杏)の多い町です。
イチョウは本来、生きている化石ともいわれ、地球上にたった一族一種の貴重な植物ですが、オハツキイチョウはその変種で、正常の実に混じって、葉の上についた実が見られます。
身延町には、国指定天然記念物のオハツキイチョウ7本のうち、3本があります。
身延町指定の天然記念物は5本。この小さな長谷寺のオハツキイチョウはそのうちの1本です。
幹周は4.2m、推定樹齢は700年です。
是非、樹勢を盛り返し見事な葉と実を復活させてほしいものです。